地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。
スイムとランで競い合う
大人から子供まで
アクアスロン2大会に120人
スイムを終えて急いでランに向かう子供たち
市川トライアスロン協会は市川市市民プールと隣接する北方多目的運動広場で12日、スイムとランの合計タイムを競い合うアクアスロンの小学生向けと一般向けの大会をそれぞれ開いた。両大会には小学1年生から60代までの男女約120人が参加し、焼けるような強い日差しを浴びながら夏のスポーツを楽しんでいた。
小学生向けの「市川キッズアクアスロン大会」は、小学校低・中・高学年の各部ごとにスイム45~180㍍とラン500~1200㍍で争う。4年目を迎えた今大会には85人の子供たちが参加。保護者から声援を受けながらデッドヒートを繰り広げた子供たちは、ゴール後も「よく頑張った」「最後のダッシュ、格好良かったよ」などねぎらいの言葉を受けていた。
一般向けの大会は、今年で7回目を迎えた「市川アクアスロン教室」。今年は36人が参加し、スイム900㍍、ラン2・6㌔でタイムを競った。フルマラソンで2時間32分台のベストタイムを持つ友人の諸熊康明さん(36)と参加した福島彰さん(37)は「きょうの目標は友人(諸熊さん)に勝つことだった。ランだけでは絶対に勝てないが、スイムのリードで逃げ切れたので満足」と、アクアスロンの魅力を実感。諸熊さんは「(福島さんに負けて)悔しい。でもいつもランしかしていないので、違う種目は新鮮で楽しかった」と、晴れやかな表情で話していた。
両大会の上位成績は次のとおり。〈敬称略〉
【市川キッズアクアスロン大会】
〈低学年男子〉
▽優勝=岩本勝磨▽2位=畑中悠▽3位=松尾優
〈同女子〉
▽優勝=立川瑠理▽2位=田上ナナエ▽3位=富岡蒼
〈中学年男子〉
▽優勝=奥山楓也▽2位=松本栄太郎▽3位=佐藤海希
〈同女子〉
▽優勝=田辺夏凛▽2位=堀菜月▽3位=山上希京
〈高学年男子〉
▽優勝=菊地圭祐▽2位=高橋由有▽3位=鷹股泰誠
〈同女子〉
▽優勝=栗原凛佳▽2位=森柚花▽3位=新田和
【アクアスロン教室】
〈男子〉
▽優勝=牛尾允志▽2位=栗原史崇▽3位=長山範昭
〈女子〉
▽優勝=真鍋裕子▽2位=石田聡美▽3位=一嶋友加里
盆踊り通じて〝地域の輪〟作り
入船・新浜自治会 児童と一緒に練習
自治会員(右側)を手本に盆踊りを練習する児童
市川市立南新浜小学校(櫻井茂樹校長、児童数627人)で9日、入船自治会と新浜自治会の会員約20人の指導の下、同小の児童約50人が放課後に盆踊りの練習を行った。
練習に参加したのは、学童保育の児童たちと希望者の児童たち。普段の盆踊り大会でもやぐらの上で踊っている上級者の会員たちの手本を見ながら、まねるようにして『炭坑節』『東京音頭』『アンパンマン音頭』『ホームラン音頭』の4曲を2回ずつ練習した。1回目はまねるだけで必死だった児童たちも、2回目は少し覚えて楽しんでいた様子。4年生の女の子は「盆踊りの曲を聞くとわくわくする。(練習できたので)夏休みに盆踊りに行くのが楽しみになった」と大満足だった。
この取り組みは、自治会などで開かれる盆踊り大会で子供たちが踊る姿が少ないと感じていた入船自治会の斉藤潤会長が「子供たちは踊り方を知っていれば、踊りの輪に入りやすくなる。子供が踊れば親も参加し、地域の輪が広がる」と発案して実現。この企画に携わった同小の学校支援コーディネーター・藏重慶子さんは「自治会から声が上がって学校とコラボレーションするのは珍しいし、素晴らしい取り組み。この活動がもっと他の学校にも広がれば」と願っていた。
判決は10月8日
浦安の液状化損害賠償訴訟
東日本大震災で住宅に液状化被害が発生したのは、開発業者である三井不動産とその関連会社が予見できていたにもかかわらず適切な地盤改良工事を行わなかったことが原因として、浦安市入船のパークシティ・タウンハウスⅢの所有者たちが約7億円の損害賠償を求めて平成24年2月に起こした訴訟が9日に東京地裁で結審した。判決は10月8日に出される。
裁判では、原告に損害賠償を請求する権利があるのか、被告が液状化現象の発生を予見できたのか、適切な地盤改良工事が行われたのかなどが争点になった。和解は成立しなかった。
原告側弁護士は「この裁判の判決は、液状化被害に関する日本で初めての判断になる。判決までに3カ月の期間を取っていることからも、とても難しい判断になるだろう」という。
抑止に向け県が看板設置へ
河津桜6本また折られる
行徳野鳥観察舎周辺
枝が折られた河津桜
市川市福栄の行徳野鳥観察舎周辺の河津桜が12年前から毎年枯らされ続けている問題で、今月1日、さらに6本折られていたのを、管理を担うボランティア団体の行徳グリン・クリンの会が見つけた。樹高2㍍ほどの河津桜のみで、根元や中ほどなど数カ所折られているものもあり、故意であることは明らか。県はこうした悪質な犯罪が再三起きていることから、看板を設置して抑止を促す。行徳署は重点的な警戒を行っている。
現場は、県立行徳高校と県江戸川第2終末処理場の間を流れる丸浜川沿いの、行徳野鳥観察舎に通じる遊歩道。行徳グリン・クリンの会が平成14年から枯れた竹林の整理や雑草刈りなどに取り組み、暗くうっそうとしていた通りを明るい遊歩道にした。平成21年には、市民団体や企業が一定区間の公共の場所で行う美化活動を行政が支援する河川海岸アダプトプログラムの合意書を千葉県と交わし、草木の刈り取りやせん定、水辺の保全、アジサイや菜の花、河津桜の植栽を行ってきた。今年5月には、地域で取り組む景観づくりや美化活動が評価され、都市景観大賞の特別賞を受賞した。
河津桜が枯らされたのは遊歩道の整備に取り組み始めた当初からで、樹木医は昨年の診断で「いずれも明らかに枯死しており、強制的に枯らされている」と判定した。
新たに6本の河津桜が折られていることが分かったのは今月1日午前9時。前日夕方には被害は確認されておらず、その間に折られたものとみられる。同会は「枯らされた後に補植した河津桜が、根元や人の手の届く高さで折られている。河津桜だけが折られていることからも、故意に折られたことは明らか」という。
県葛南地域整備センターは「自然を壊す、他人のものを壊す行為であり、大変残念に思う」としたうえで、犯罪行為をやめるよう訴える趣旨の看板を現地に設置する考えを示している。「行徳グリン・クリンの会から被害の報告を受けており、現地も確認し、再三にわたる被害に遭っていることが分かった。こうした行為はすぐにやめさせたい」とする。同会は昨年、行徳警察署に被害届を提出するとともに相談を続けている。同署は、継続捜査と重点的な警戒を行っている。
市川各地で「夏祭り」開催
1万人が集う塩焼の夏祭り
市川市塩焼地区自治会連絡協議会は26日と27日の午後5時半から同8時半まで、恒例の納涼夏祭りを市立塩焼小の校庭で開く。両日とも雨天の場合は中止。
地域住民が1万人ほど集う夏祭り。今回も同協議会の5つの自治会(東行徳、塩焼2丁目、同3丁目、同5丁目、行徳ハイム)や子ども会育成会がさまざまな食べ物や飲み物、ゲームなど多様な模擬店を数多く出す。地域の団体による踊りや演奏なども披露される。
恒例のジャズライブ!〜行徳ニューグランドハイツ
行徳ニューグランドハイツ自治会(市川市幸1の1の1)は26日午前10時から午後9時まで、ジャズライブをメーンとする夏祭りを開く。入場無料。雨天決行。
今回は、開会とともにビンゴ大会が始まり、模擬店は午前11時から出る(午後2時―同3時半は閉店)。同6時から開かれる恒例のジャズライブは「ハイレベルな演奏を堪能できる」(同自治会)というもので、同夏祭りのメーンイベント。トランペットやピアノ、サクソフォン、ベース、ドラム、パーカッションなどが大人の夏の夜を盛り上げる。
児童生徒も出演~宮久保の夏まつり
市川市宮久保連合自治会は26日と27日の午後3時から同8時45分まで、恒例の夏まつり大会を市立宮久保小学校の校庭で開く。雨天の場合は中止。
今回は、午後3時から地域の学校や団体によるステージイベントを、同5時半からは子供たちのじゃんけんポン大会を、同6時からは納涼盆踊り大会を開き、同8時半からの太鼓演奏で締めくくる。会場では、模擬店とバザーが出る。
なお、初日のみ、午後1時半から子ども神輿と山車が町内を練り歩く。
「行徳の良い所伝えたい」
わっしょい行徳夏祭り
市川商議所青年部
市川商工会議所の青年部(YEG)は26日午前11時から午後6時まで、「わっしょい 行徳夏祭り~市期一会in行徳」を東西線行徳駅前の行徳フラワー通り商店街で開く。雨天決行、荒天の場合は翌日に順延。
第1回は本八幡、第2回は市川で開いてきた、地域の活性化を目指すイベント「市期一会」。今回はYEGの創立30周年を記念する事業の一環としても開催する。
会場は市川市南消防署前の交差点から東西線の線路に至るまでの通りで、午後0時半から宝探し大会、同1時からはダンスや吹奏楽の演奏などのステージショー、同2時からは神輿の渡御、同3時からはかき氷早食い大会、同4時半からは福引きが開かれる。模擬店も多数出る。
YEGの中 洋会長は「まだ広く知られていない行徳の良い所を市川市民に知ってもらい、地域住民にはわが町行徳を身近に感じ、愛着を持ってほしい。地域経済の発展にもつながる」と、多くの来場を期待している。
問い合わせはYEG事務局(☎377・1011番=平日午前10時―午後5時半)。
下和田選手が国際大会で銅メダル
京葉ガス柔道部
銅メダルを獲得した下和田選手
市川市に本社を置く京葉ガスの柔道部員・下和田翔平選手(23)がこのほど、モンゴルのウランバートルで開かれた国際大会「グランプリ・ウランバートル」の男子90㌔級で銅メダルを獲得した。
広島県出身の下和田選手は、地元広島の名門・崇徳高校を卒業後、日体大に進学し、4年生の時には全日本学生柔道体重別選手権で優勝。同社に入社した昨年4月にはアジア柔道選手権を制している。
今大会で下和田選手は、各国の代表22選手がエントリーした90㌔級に出場し、第一シードで世界ランキング4位の選手に一本勝ちを収めたが、準決勝で優勢負け。しかし、3位決定戦では抑え込み一本で相手を下し、見事銅メダルを獲得した。
下和田選手は「強豪に勝利したのに優勝を逃したのは悔しい。今後しばらく海外での試合がないが、国内の試合でしっかり結果を残し、また日本代表に選ばれるよう練習に励みたい」と早くも次の大会に目を向けている。
空き巣と振り込め詐欺が増加中
浦安で夏季防犯キャンペーン
子供の見守りも実施
新浦安駅で市民に防犯を訴える参加者たち
浦安市と浦安警察署、同市防犯協会はJR新浦安駅前広場で10日、夏季防犯キャンペーン団結式を開き、夏休み中の犯罪をなくすため一致団結した。夏休み期間中は、市防犯協会の各支部が市内でパトロールを行い、空き巣やひったくりなどの犯罪抑止や子供たちの見守りに努める。
今年上半期の同市の犯罪は、ひったくりなどの軽犯罪が1134件と昨年同時期より4%減少したが、空き巣などの侵入犯罪は94件で同約1・7倍に増加。振り込め詐欺の被害額は7月9日現在約1億1700万円で同約4倍に増えている。団結式で同警察署の山田和幸署長は同市の犯罪状況を説明し、「空き巣などに遭わないためには、寝る時に暑いからと窓を開けっ放しにせず、扇風機やエアコンを使用して。また、電話で『お金が必要』と言われたら詐欺だと疑ってほしい」と参加者に呼び掛けた。
団結式終了後は参加者が2班に分かれ、同駅と東西線浦安駅で啓発活動を実施。防犯啓発のチラシとティッシュ、うちわのセットを市民に配りながら防犯への協力を呼び掛けた。
五輪メダリスト・森田智己さん
富美浜小で水泳指導
けのびでプールを横断してみせる森田さん
市川市立富美浜小(小倉貴志校長)で9日、アテネ五輪の競泳メダリストで同市在住の森田智己さん(29)が講師を務める水泳教室が開かれ、子供たちが水泳の技術を学ぶとともに、メダリストとの夢のような時間を楽しんでいた。
森田さんは現役時代、100㍍背泳ぎで日本選手権を7連覇するなど、国内で敵なしの強さを誇り、2004年のアテネ五輪では100㍍背泳ぎとメドレーリレーで銅メダルを獲得。2008年の北京五輪後に現役を引退し、現在は所属するセントラルスポーツで後進の育成に尽力しているほか、地元の小学校に出向いて子供たちを直接指導する活動にも力を入れている。
9日は、同校の5、6年生の水泳の授業に講師として参加し、学年ごとに2時間ずつ指導した。森田さんは、まず、各クラスの代表児童と対決する形で25㍍の泳ぎを披露。ぐんぐん児童を引き離していく森田選手に、児童たちからは「はええ!」「すごい」といった感嘆の声が上がっていた。
その後、森田さんは「けのびは頭の後ろに腕をつけ、ほんの少しだけ猫背にした方がいい」「バタ足は膝をあまり曲げず、キックはそれほど動かさないで大丈夫」など、けのびやバタ足といった水泳の基礎を中心に指導。森田さんの指導に従って一つ一つ丁寧に実践し、けのびの距離を伸ばした子供たちは、メダリストの指導力を実感していた。
市長のつもりでビジョン描こう!
浦安JC イベント参加グループ募集中
浦安JC(青年会議所)は8月2日から10月5日まで開くイベント「あなたが〝まち〟のプロデューサー」の参加グループを先着順で募っている。
参加グループが市長に立候補したつもりで浦安の課題に目を向け、施策を立案し、発表する。キックオフミーティング(初日午後1時~同4時半、浦安市文化会館)と報告会・政策発表会(最終日、時間・場所未定)の間、グループワークを3回ほど開く(開催日時・場所は各グループで決定)。同JCは「30年後の浦安のビジョンを考え、斬新な夢を生み出してほしい。特に中学生から大学生までの参加を期待している」という。
対象は、同市か近隣自治体に在住・在勤・在学する中学生~39歳の5~8人のグループ。個人でも参加できるが、主催者が所属グループを決定。定員は申し込み先着50人(7組)ほど。参加費は無料。応募の最終締め切りは7月25日必着。詳細は同JCホームページ。
問い合わせは同JC(☎050・3397・5393番)。
市川手帳
♪新しい朝が来た 希望の朝だ―。ラジオ体操は日本人にとって手軽で代表的な運動。子供たちの夏休みの行事でもあり、早い所ではきょう19日から始まる。健康維持、そして、子供たちの生活管理が目的▼数十年前には、お盆を除き夏休みの毎朝開催されていた。だが最近は、最初か最後の1週間、もしくはその両方という具合に減少している▼全国ラジオ体操連盟によると、ラジオ体操に取り組む人は高齢化している。ラジオ体操を知らない子供や教諭も増えているという▼出勤前の忙しく、暑い早朝。子供たちのためにラジオ体操を開くことは、例え1週間という短い期間であっても大変なこと。市川、浦安でもこの夏、多くの大人たちが活躍してくれる。
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