地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。
夏告げるヒマワリが見ごろ
福栄・江戸川第2終末処理場
見ごろ迎えたヒマワリの花畑=先月29日撮影
千葉県江戸川第2終末処理場(市川市福栄4)の花壇で、たくさんのヒマワリが咲き出し、地域の住民らに夏の到来を告げている。
まとまったヒマワリが楽しめるこの花壇は、同処理場西側の今井橋通り沿いの入り口を入った左手。幅20㍍以上にわたって数多く植えられており、29日の梅雨の晴れ間にはその多くの花が花弁を広げていた。
このヒマワリは、地域で花植えや清掃などボランティア活動を行い、このほど都市景観大賞の特別賞を受賞した行徳グリン・クリンの会のメンバーが昨年から植え始めた。今年は一般的な開花の時期よりも早くから元気な花を咲かせているという。同広場利用者の女性は「夏到来。大雨を降らすうっとうしい梅雨をヒマワリに早く吹き飛ばしてほしい」、同じく利用者の中学生は「夏休みの気分。海に行きたい。でも、もっと暑いのはやだなぁ」と、一足早くヒマワリを見た印象を話した。
同会によると、7月中旬ごろまでが見ごろ。ヒマワリは同処理場南側の丸浜川沿いにも植えられており、25日ごろまでが見ごろという。
道路と宅地の一体的な液状化対策
別工法求める陳情不採択
浦安市議会
浦安市が市街地の液状化被害を防ぐための対策として格子状地中壁工法を採用することに対して、市民が別の工法も採用できるよう求めた陳情書が同市議会の都市経済常任委員会で採択されたが、本会議では賛成少数で不採択となった。反対議員らは「これまでの議論を根本から否定するもの」と一蹴。陳情提出者は「一つの工法に絞らず、地区ごとに適した工法を選択できるよう求めた」とし、現状の対策希望地区の少なさを危ぐしている。
陳情では、市が地域住民と協働で行う「道路と宅地の一体的な液状化対策」で地下水位低下工法も採用できるよう①同工法の実証実験で必要な宅地の沖積粘土層の圧密試験の速やかな実施②市が保有する液状化対策工法のすべての情報の開示―を求めた。同工法と格子状地中壁工法は、国土交通省の市街地液状化対策推進ガイダンスで望ましい工法とされている。
市は陳情について常任委で「対策の目標は東日本大震災クラスの地震で液状化しないこと。浦安では公共施設の建設時113カ所、被災後23カ所、民間提供80カ所の地質調査データがあり十分。浦安の地盤では地下水位低下工法は水位を5㍍に下げないと効果がなく、5㍍まで下げると地盤沈下のリスクが発生する。中途半端な対策では巨額の予算が無駄になる」と答弁。反対議員は本会議で「市民への情報提供も十分。復旧・復興に向けて、すでに液状化対策で住民合意が取れている地域がある。改めて時間と費用をかけて調査を行う必要はない」とした。
陳情提出者は「格子状地中壁工法を推奨すると決めた実験や経緯に疑問がある。工法を市が一方的に決めるのではなく、住民として両方の長短所を知った上で判断したい。このままでは何も対策ができない地区が多数生まれてしまう。地区合意ができない場合に備えた次なる対策を、同時並行の形で検討する必要がある」という。
児童・生徒の発明品展示
技術と創造性の高い32作品
現代産業科学館
最高賞を受賞したプロジェクターX50(左)
県立現代産業科学館(市川市鬼高1の1の3)は同館エントランスホールで31日まで、昨年度に都内で開かれた「第72回全日本学生児童発明くふう展」(発明協会主催)の受賞作32点を展示している。見学無料。
児童・生徒が発明した優秀な作品を毎年度表彰する同展。昨年度は、千葉県の児童・生徒の受賞者が多かったことから、他県の受賞作と合わせて同館で展示されることになった。
32作品のうち、県内の子供たちの作品は5点。君津市の小学6年生が制作した最高賞受賞作「プロジェクターX50」は、物を50倍の大きさに拡大してスクリーンに投影できる発明品で、豊かなアイデアが光る。そのほかの作品も、経済産業大臣賞受賞作「太鼓を叩く二足歩行ロボット」、日本弁理士会会長賞受賞作「ちょうせん!! れんぞくさか上がり」、WIPO賞受賞作「未来のぼくの町」など、技術と独創性の高い作品ばかり。今回の展示では、いずれの作品も実際に作動させることはできないが、同館は「夏休みの科学工作のヒントになる。親子でご覧ください」と来館を呼びかけている。
同館では関連イベントとして、あす6日午後1時15分からと同2時45分から「工夫工作に使える!? 電気ブランコを作ろう」(300円)、19日の同時刻には「きらきらミラーキューブ(万華鏡)を作ろう」(200円)が行われる。いずれも中学生以下が対象(小学3年生以下は保護者同伴)で、各回当日抽選25人。
開館時間は午前9時~午後4時半(入館は同4時まで)。7日と14日は休館。
問い合わせは同館(☎379・2005番)。
市川市新庁舎建設
基本設計について中間報告
31日まで市民からの意見募集
市川市は同市庁舎で先月29日、新庁舎の基本設計について市民向けの中間報告会を開き、基本構想段階からの見直しポイントや、各フロアのレイアウトなど現段階の検討内容を説明した。
市は昨年9月に市庁舎整備基本構想を策定し、現在の本庁舎と南分庁舎の場所にそれぞれ新第1・第2庁舎を建設することを決定。現在は同構想に沿って基本設計を行っており、新庁舎に設置予定の協働テラス(市民開放エリア)など市民スペースについては、公募市民や関係団体など55人で構成する市民ワークショップで検討を重ねている。
基本構想段階では、駐車場を除く2庁舎合計の面積は、現状の約1・5倍となる3万3千~3万6千平方㍍。現庁舎解体費や仮庁舎整備費を含む総事業費は、駐車場を含む延べ床面積約4万5千平方㍍を基に算出し、約207億円としている。
この日行われた基本設計の中間報告では、基本構想で地下1、2階が必要としていた新第1庁舎の駐車場を地下1階のみに減らし、6階建てだった地上部分を7階建てにする考えを説明。この変更をすると、延べ床面積は約3750平方㍍縮小されるが、駐車台数も合理化によって当初予定の約130台分を上回る約160台分を確保できるという。
新第1庁舎の入口は建物の四隅近くに4カ所設置。一般車両は庁舎の西側の市道を通って線路側から駐車場に入るルートで、混雑時でも敷地内に15台程度が滞留できるスペースを確保している。駐輪場は4カ所の入り口近くに現状と同程度の合計180台分を設置。庁舎の西側と東側の市道は、ともに幅員を6㍍以上に広げて歩道を整備し、国道14号前の歩道も幅員を3・5~5・5㍍に広げる。
協働テラスは、新第1庁舎内西側の2~4階とし、市民活動支援スペースやキッズコーナー、会議室、カフェなどを設置する考えを説明。協働テラスを夜間や休日に開放できるよう、執務エリアとの境界にシャッター等を設置する考えも示した。
フロア別では1、2階に市民向けの窓口を設け、事務系部門や管理部門などを3、4階に配置。5、6階に書庫や議会関係施設などを配置し、最上階の7階は、議場傍聴席やレストランなどに利用するとしている。
事業者窓口や技術系部門、教育委員会を配置する新第2庁舎については、東側に接する市道の幅員を6・5㍍にして一方通行を解除する方針を説明。フロア配置など詳細な説明はなかった。
中間報告の内容は市ホームページで公開中。31日まで、市民から意見を募集している。
問い合わせは市新庁舎建設課(☎704・0066番)。
さまざまな願いを込めて…
北国分駅前 七夕飾りが彩る
七夕の飾りつけを行う関係者たち
北総線北国分駅前のロータリーが、7日まで七夕飾りできらびやかに彩られている。
地域の活性化などを目的に活動するボランティア団体「花水木の会」(宇田川憲会長)が、地元の自治会など6団体の協力を得て、3年前から行っているこの取り組み。今年は先月27日に仕事前などの時間を利用して約30人が集まり、1時間ほどで飾りつけた。同29日には「やきゅうせんしゅになりたい!」「次のテストで70点以上をとる!」「エルサみたいな魔法使いになれますように」などと書かれた多くの短冊が早くも取り付けられていた。
ロータリーには雨にぬれても破れない短冊と油性マジックが用意されており、誰でも自由に願い事を書いて笹の葉に取り付けることができる。「毎年特に子供たちに人気の行事。多くの人に願い事をしてもらうと同時に、この地域を知ってもらえたら」と、宇田川会長も願いを込めている。
給食で旬のアユ、塩焼きで食べ方を学ぶ
南行徳小
教わった食べ方でアユを食べる子供たち
「食育の日」の先月19日、市川市立南行徳小学校(水越英明校長、児童数706人)の給食のメニューでアユの塩焼きが提供され、子供たちが教師に教わりながら身のほぐし方などを学んだ。
同校は、子供たちに食に関する知識と魚の食べ方を伝えるため、6月が旬のアユを毎年食育の日に提供している。市によると、アユを給食に出す学校は市内でも珍しく、現在は同校だけという。
この日、頭が付いた魚を見る機会の少ない一部の子供たちは、提供されたアユを見て「目が気持ち悪い」「これ食べられるの」と興味津々。食べる前には、教師がアユは川魚であることや、骨をきれいに抜く食べ方を説明。教わったとおり、初めに尾を取り、魚の表面を箸でほぐしてから頭と骨をゆっくりと抜き取った子供たちは「難しいな」「頭だけ切れちゃった」など四苦八苦しながらも、楽しそうに実践していた。
小学4年生の女の子は「アユは骨が多くて食べるのがとても大変だったけど楽しかった。今度、家でアユを食べたい」と満足していた。
武器は水鉄砲!
平和で涼しげな「国府台合戦」
京成国府台駅の駅前通りで19日午前10時半から午後0時半まで、同駅前の商店街・根本発展会を盛り上げようと活動しているネモポジ会主催のイベント「450年を経て 国府台にいざ出陣! 第三次国府台の合戦水鉄砲サバイバル」が開かれる。雨天時は翌20日に順延。参加無料。
国府台合戦は、戦国時代の天文7(1538)年の第一次と、永禄6(1563)~7年の第二次にわたり、北条氏と里見氏などが国府台城を巡って繰り広げた戦い。この合戦になぞらえた今回の「第三次合戦」では、水鉄砲を武器とする平和で涼しげな戦いが予定されている。
対象は申し込み先着の小学生32人と中学生以上8人。参加者は5人1組のチームを結成し、敵の体に取り付けた的を目がけて水鉄砲を撃ち合い、3分間の試合時間で的を射抜いた人数を競う。試合方式はチーム対抗トーナメント戦で、敗者復活戦も用意。1位~3位のチームには賞品が用意されている。
また、会場では午前10時から午後2時まで、フリーマーケットや朝採り野菜の即売、飲食物の販売などのほか、幼児以上が対象の水鉄砲的当てゲーム(午前10時半~午後0時半)も実施予定。フリーマーケットは現在出店者を募集している。
申し込み・問い合わせは川宗園京成国府台駅前店(☎322・6206番)。
市川市内外の見どころ紹介「るるぶ千葉商科大学」発行
人間社会学部の学生104人が取材
完成した「るるぶ」を手にほほ笑む編集メンバーの(左から)千葉さん、丸山さん、木原さん
市川市国府台の千葉商大はこのほど、人間社会学部の学生たちが取材・記事作成・写真撮影などを手掛けた地域情報誌「るるぶ~千葉商科大学 人間社会学部」を発行した。発行部数は1万部。今後、同大のオープンキャンパスや、市内の広報スタンドなどで無料配布される予定。
今年の4月に開設した同学部の授業の一環として、観光ガイドブック「るるぶ」を発行するJTBや市川市の協力を得て企画された。同学部の全学生104人が、4~5人のグループごとに市内外の観光名所や商業施設、公的機関などを取材。学生有志約30人で結成した編集部も授業とは別に独自の取材を行うなどして、約2カ月をかけて完成させた。
完成した冊子は、全面カラー刷りの28ページで、市動植物園やありのみコースなどの「遊び場スポット」、アイ・リンク展望施設や大門通りなどの「散策&お散歩スポット」、里見公園や万葉植物園などの「花名所&紅葉スポット」など、テーマ別に市内の見どころなどを学生目線で詳しく紹介。船橋市のららぽーとやイケア、東京・葛飾区の柴又帝釈天や堀切菖蒲園など、総武線や京葉線、京成線沿線のスポットも掲載している。
編集長を務めた丸山由愛さん(18)と副編集長の千葉遥さん(18)、木原菜摘さん(18)の3人は「(初めての取材は)考えていた質問の答えを先に言われてしまったりすると焦った。取材したことを短い文章でまとめるのも大変だった」と、取材・編集の大変さを痛感した様子。ただ「実際に働いている人たちとじっくり話すことができたのはいい経験だった」(千葉さん)、「自分から質問するのが苦手だったが、少しは慣れた」(木原さん)と、貴重な経験を積み重ねたようだ。丸山さんは「学生の初々しい視点がウリ。この冊子を読んだ人に興味を持ってもらい、実際に現地に行ってもらえたら」と、充実感に満ちた表情で話していた。
浦安市少年野球大会あす開幕
よみうり旗争奪戦
第1部高学年トーナメント表
第32回よみうり旗争奪戦浦安市少年野球大会(読売新聞東京本社、市川よみうり新聞社主催)があす6日、同市高洲中央公園少年野球場(高洲4の1の1)で開幕する。雨天時は12日に順延。
高学年の1部リーグ14チーム、低学年の2部リーグ13チームの延べ27チームが参加し、野球少年たちの夏の戦いが始まる。
開会式は同日午前8時半から、同野球場で開かれる。
準決勝までの試合は6日と12日、13日、19日に行われ、両リーグとも決勝戦は20日。予備日は21日。試合会場は1部リーグの全試合と2部リーグの決勝戦が高洲中央公園少年野球場で、2部リーグの決勝戦を除く試合は大三角公園少年野球場(舞浜3の37)で開かれる。
第2部低学年トーナメント表
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「偏差値に10も差が出る」―。ある学校での成績に対するスマートフォン使用時間の影響調査の結果▼子供にスマートフォンを与える際のガイドには「約束を守る」「個人情報の大切さを知る」「健康や学習を優先する」「情報の信ぴょう性を確認する」などの注意点が並ぶ▼親が子供にスマートフォンを与えるのは連絡を取るため。子供はゲームやインターネットをしたがる。そのズレが親子の衝突にさえなる▼浦安でのある母親の勉強会では、子供と一緒にルールを作るよう講師が提言。親が懸念を伝え、子供に解決策を出させて、子供の危機感や知識の有無を確認。子供にルールを守る能力がなければ与えないことが大事という。親もルールを再確認することが必要。
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