Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。


神輿担いで住民交流
猫実4丁目 ふるさと浦安祭

元気に神輿を担ぐ子供たち

元気に神輿を担ぐ子供たち

 浦安市の猫実四丁目自治会は15日に「ふるさと浦安祭」を開き、地域で神輿を担いで住民の交流を図った。

 「4年に一度の浦安三社祭から2年。あの感動をもう一度」―。ふるさと浦安祭は、子供たちに祭りと神輿担ぎの楽しさを伝えようと、昨年から開始。地域の交流や活性化、防犯、防災活動にもつなげたい意図もある。

 炎天の下、大人たちは町(自治会)神輿を、子供たちは小さな子供神輿を担ぎ、「けーいきをつけろ! まいだまいだっ、まいだまいだっ!」と威勢のいい声を上げ、浦安独特の担ぎ方である「地すり」「もみ」「差し」「放り」を楽しんでいた。

 同自治会の大塚義教会長は「4年に一度では子供にとって祭と神輿を楽しむ経験が少な過ぎる。地域の文化を毎年伝え、三社祭の時には子供からお年寄りまで皆で盛り上がりたい」と話していた。

 同祭には、地域の小中学生とその保護者、同自治会の神輿愛好会・猫実四丁目睦会に加え、同自治会の友好自治会・富士見二丁目自治会の神輿愛好会・富士二会も参加した。  

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「早い復興へ後押ししたい」
谷復興副大臣、浦安市を視察

舞浜で下水道復旧状況を市職員から聞く谷副大臣(右から2人目)

舞浜で下水道復旧状況を市職員から聞く谷副大臣(右から2人目)

 復興庁の谷公一副大臣が12日に浦安市を訪れ、東日本大震災で液状化被害を受けた市内の復旧現場を視察した。谷副大臣は「浦安市は液状化対策事業(の進捗)でトップランナー。少しでも浦安の復興が早くなるよう後押ししたい」と語った。

 浦安市を震災後に初めて視察した谷副大臣は、松崎秀樹市長と意見交換を行った後、JR新浦安駅で駅前広場と幹線道路を、舞浜3丁目で下水道を、市立見明川中学校で学校施設の復旧状況を視察した。

 市は、道路と宅地の一体的な液状化対策事業の先行5地区の一つである舞浜3丁目で同事業について説明。谷副大臣は「財産価値を上げることになる工事。専門家は格子状地中壁工法がどのくらい持つとみているのか」などと関心を示していた。

 視察を終えた谷副大臣は「かねてよりぜひ現地で対策を見たかった。液状化対策事業では住民合意が取れつつあると聞いて大変安心、うれしく思っている。合意は東北地方でも大変なこと。合意しても人の心は変わることがある。課題は新たに出てくることがあるが、逃げずに一つ一つこなしていくことが大事」と語った。谷副大臣は市立見明川中学校の生徒たちに「復旧・復興を応援する」などと声もかけていた。

 半年前に谷副大臣に視察を要請した松崎市長は「液状化対策事業で(住民合意の締め切りである)6月30日の大詰めを前にしたいいタイミングだった」と話していた。

 浦安市が道路と宅地の一体的な液状化対策事業(調査費)を提出した第9回復興交付金は、今月下旬をめどに配分が決まる見込み。  

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成人用肺炎球菌ワクチン接種費用
市川市、国より早く、対象広げて助成

 市川市は7月から今年度末まで、成人用肺炎球菌ワクチンの接種費用の一部を公費で負担する。10月には国が同ワクチン接種を予防接種とする予定だが、国の制度開始より前倒しで実施するだけでなく、対象も広げた。

 肺炎は、がん、心疾患に続き、日本人の死因第3位。肺炎死亡者の95%が65歳以上といわれている。

 国は10月から、65歳から5歳刻みの人を対象に、同ワクチン摂取費用の3割を市町村の地方交付税に上乗せする形で支払う予定。これに対し、同市の助成制度は、同ワクチンを過去に接種したことがない65歳以上の市民が対象となるため、国の制度よりも対象を広げた格好だ。

 市は7月中旬ごろから対象者に予診票を発送予定。対象者が市指定の医療機関で来年3月までに同ワクチンを接種すれば、通常8千円ほどかかる摂取費用の個人負担分が2500円になる。

 市は約3万人の利用を見込んでおり、約2億1300万円の予算を計上している。市の担当者は「いつまでも元気でいられるよう、1人でも多くの人に利用してもらいたい」と呼びかけている。

 問い合わせは市疾病予防課(☎377・4511番)。  

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ダイエー浦安店 出店予定地
土壌調査 さらに2800万円
浦安市 県の命令を見越し、補正予算案に計上

 ダイエー浦安店(仮称)の建設地(北栄3丁目)から六価クロムなど3種の特定有害物質が基準値を超えて検出された問題で、土地を所有する浦安市は土壌汚染対策法に基づく県の調査命令が出されることを見越し、6日開会の6月定例市議会に提出した補正予算案に土壌分析調査事業費を計上した。17日時点で命令は出ていないが、市は同日開かれた市議会の都市経済常任委員会で「県とのやり取りで3物質で調査をする方向性が示されている」とし、調査命令の見込みを示した。土壌分析調査には1カ月、調査結果に基づく汚染除去の必要性の判断にさらに1~2カ月かかる見込み。

 同社の自主調査で建設地から基準を超えて検出された有害物質は29検体のうち、六価クロムが7検体で、最大濃度は基準値の19・4倍、ヒ素は15検体で最大1・9倍、フッ素は1検体で1・1倍。検出後、市は「適正な処理を行う予定で、市民に余計な混乱を招かないように」と公表しなかった。

 しかし、その後、汚染状況の把握と健康被害の防止を目的とする土壌汚染対策法に基づく、建設にともなう土地の形質変更(3千平方㍍以上)の届出が同社から県に出されていないことが判明。届出を提出しない同社の行動に市民団体の浦安元町発展委員会が疑義を訴え、県が状況を確認。「事業者の法解釈は誤っている」と判断し、同社に対して届出の提出を求め、今後の調査をする場合に支障が出る工事を行わないよう指導した。

 基準を超える汚染状況が判明した場合、人に健康被害が生じる恐れがあると認められると要措置区域に指定され、汚染除去などの措置をしないと土地の形質変更ができない。健康への恐れがない場合でも、形質変更時に届出が必要な区域に指定される。

 同建設地では、すでに3種の物質を検出しており、市は「封じ込めなど適正な処理を行った」としている。ただ、調査検体のうちヒ素を含む土壌は搬出したが、六価クロムを検出した7検体を含む8検体(800立方㍍)は調査と建設工事を並行して進める中で、建設地に埋め戻している。

 新たな土壌分析調査はすでに同社が行った自主調査よりも詳細に行わなければならず、建設地内の52カ所で10㍍のボーリングをし、1㍍ごとに土壌を分析することになる。その調査で、埋め戻された六価クロムなどが検出されるのは必至。

 市と同社との土地賃貸借契約書には「土壌・地下水等から各種法令に定める基準値を超える物質が検出された場合、市の責任において対処を行う」という条項がある。市はすでに、同契約書に基づき、自主調査の土壌調査費と土壌汚染処理のための搬出費の合計約4千万円を負担。今回の補正予算で新たに土壌分析調査事業費2800万円を追加したことで、負担額は延べ約6800万円になった。調査の結果、要措置区域に指定されれば、さらにその負担は増えることになる。

 同店は当初、3月5日が開店予定だった。しかし、土壌汚染問題などにより、少なくとも半年ほど遅れることになる。

 同店は保育園などとの複合型施設。市立猫実保育園の大規模改修時の一時利用施設であり、これが市が同社と土地の賃貸借契約をした大きな目的。その後は民間保育園が入居するが、すでにスケジュールが遅れている。

 同委員会で委員(市議)は「有害物質をきちんと除去しなければ、園児たちの健康に影響する」「これまでの対応はすべて後手後手に回っており、時間が浪費されている」と指摘した。  

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菅野小の土俵、リニューアル
外環道路の工事事業者が修復
児童たちが感謝の言葉贈る

真新しい土俵で初取組を披露する相撲部の児童たち

真新しい土俵で初取組を披露する相撲部の児童たち

 外環道路建設工事に携わる作業員たちがこのほど、損傷の激しかった市川市立菅野小学校の土俵を無償で修復した。同小は5日に行った土俵開きで作業員たちに感謝状を贈ると、さっそく相撲部員たちが初取組を行った。

 同小の土俵は平成7年に設置されたが、雨などの影響で数年前から表面が削れてデコボコになっていた。そこで、教師たちは手作業で表面を固めて平らにしようと試みたがうまくいかず、地盤を固めるランマーという特殊機械を使うことを考案。近隣で外環建設工事を行っているNEXCO東日本に問い合わせたところ、「素人が扱うのは難しいから、私たちがやりますよ」と、同社と大林道路関東支店の作業員たちが駆けつけてくれた。同社は「外環道路建設工事で市民に迷惑をかけているため、いつか市民の役に立ちたいと思っていた」という。作業員たちにとっても土俵を作るのは初めてのことだったが、手順などを資料で調べながら5人程度の作業員が1週間かけて完成させた。

 土俵開きでは、参加した6年生たちが真新しい土俵に「かっこいいね」と目を輝かせていた。相撲部の男子児童は「稽古がしやすい環境を作ってくれて本当にありがとうございました。6月末の相撲大会では良い成績が残せるように頑張ります」と作業員たちに感謝の言葉を贈った。大林道路の飯野五男さんは「分野外だったので不安もあったが、完成してよかった。自分たちにとってもすごく勉強になったが、何より子供たちが喜んでくれたことがうれしい」と笑顔を見せていた。  

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公開収録を開始「地域の活性化に」
浦安インターネットラジオ ちょあへよ.com

サテライトスタジオで行われた公開収録

サテライトスタジオで行われた公開収録

 浦安市の情報を積極的に配信するインターネットラジオ局「浦安ネットラジオちょあへよ.com」(杉村一之局長)は先月23日、市民に収録の様子が見えるサテライトスタジオを同市市民活動センター(北栄1の1の16)に設け、公開収録を行った。今後も毎月1回行っていく予定で、パーソナリティのMegumiさんは「自宅での収録がメーンだったが、顔が見える公開収録を行うことで、市民団体のPRと地域の活性化につなげていきたい」と話している。

 同ラジオ局は、浦安のコミュニティ放送局「FMうらやす」のパーソナリティたちが平成21年に設立。ミュージシャンやお笑い芸人、スポーツ選手などバラエティ豊かな14組がパーソナリティを務める番組を毎週または隔週でサイトにアップ。同24年からは、同市で活動するサークルや市民団体などを紹介する番組「街こい浦安」を配信している。

 公開収録は、毎月最終金曜日午後7時から市民団体や芸人などをゲストに迎えて行う。サテライトスタジオが特設される同センターはガラス張りで、収録中の音声が外からでも聞こえるようスピーカーを設置。見学は、センターの中からでも外からでも自由にできる。

 先月23日の公開収録のゲストは、ものまね芸人・ペよん潤と浦安市国際交流協会の会員。収録中、通行人はガラス越しにぺよん潤に手を振ったり、立ち止まってトークに聞き入ったりと興味津々の様子。ゲストも楽しそうに見学者とあいさつを交わすなど、初回から顔の見える収録の効果が発揮されていた。収録の様子は同ラジオ局ホームページ(http://www.choaheyo.com)で見ることができる。

 次回の収録は27日午後7時からで、ゲストは浦安魚市場のフィッシュロックバンド「漁港」メンバーの森田釣竿さんと市民団体(未定)。

 問い合わせは同ラジオ局(☎702・8341番)。

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球児の夏、開幕!
市川市 少年野球夏季・低学年大会

選手宣誓をするコンバットフレンズ・平田サターンズ連合の川島真洋主将

選手宣誓をするコンバットフレンズ・平田サターンズ連合の川島真洋主将

 爽快な青空が広がった15日、市川市少年野球連盟と同市主催の「第35回市川市少年野球夏季大会」(読売新聞東京本社、市川よみうり新聞社など後援)と「第17回市川市少年野球低学年大会」(同)の開会式が市国府台球場で開かれた。

 今年の参加チームは夏季大会が44チーム、低学年大会が35チーム。8月31日まで、優勝を目指す野球少年たちの熱い戦いが繰り広げられる。

 雨の影響で1週遅れとなった今年の開会式は、そのおかげで梅雨とは思えない青空に恵まれた。選手たちは市消防音楽隊の演奏に合わせ、グラウンドを行進。選手宣誓を任されたコンバットフレンズ・平田サターンズ連合の川島真洋主将は「いままで監督、コーチに教わったことを最大限に発揮し、仲間を信頼してチーム一丸となり、最後の一球まで集中して正々堂々戦うことを誓います」と全力プレーを約束した。

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市川でパブリックビューイング
サムライブルーに熱い声援

日本代表の活躍に盛り上がる会場

日本代表の活躍に盛り上がる会場

 サッカーW杯で日本の初戦が行われた15日、市川市鬼高のニッケコルトンプラザでパブリックビューイングが開かれ、サムライブルーのユニフォームに身を包んだ多くのサポーターたちが、ブラジルで戦う日本代表イレブンに熱い声援を送っていた。

 同プラザ内のタワーコートで開かれたこのパブリックビューイングでは、150㌅の大画面を特設。試合開始時間が近づくと、日本代表のユニフォームに身を包んだ子供からお年寄りまでの大勢の人たちが続々と集まってきた。

 試合は、前半に本田圭祐選手のゴールで幸先良く先制した日本だが、徐々にコートジボワールに攻め込まれるシーンが多くなり、後半に立て続けに2失点。徐々に重苦しくなる雰囲気を振り払おうと、サポーターたちは「ニッポンコール」などで盛り上げたが、その願いも実らず、結局2対1で敗れた。ただ、試合終了後は死力を尽くして戦ったイレブンたちをねぎらう拍手が誰からともなくわき上がり、会場にはパブリックビューイング特有の連帯感が生まれていた。  

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手児奈太鼓20周年記念公演
女性による創作和太鼓集団

 女性のみのメンバーで構成する創作和太鼓集団「手児奈太鼓」は28日午後5時から、創立20周年記念公演「禅~二十年の音の軌跡~」を市川市文化会館(大和田1の1の5)小ホールで開く。入場無料。

 同グループは、市川市真間で古くから語り継がれている「手児奈の伝説」にちなんだ名称で、平成7年に発足。以来、市内の祭りやイベントに多数出演してきたほか、小学生を対象とする「太鼓塾」を開いて演奏者の育成にも尽力するなど、太鼓文化の継承にも寄与してきた。

 20周年を迎えた今年は、支えてくれている地元の人たちへの感謝の思いや、より多くの人に太鼓の醍醐味を知ってもらいたいという気持ちを込め、毎年有料で開いてきた自主公演を無料で開催。オリジナルの12曲を披露する予定で、同グループが培ってきた20年の魅力がたっぷり味わえる。同グループは「和太鼓の和のイメージはとっつきにくく感じるかもしれないが、私たちはすべて女性なので、女性特有の華やかさなどを気軽に楽しんでもらえたら」と多くの来場を願っている。

 問い合わせは同グループ・上東さん(☎090・1854・3423番)。  

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市川手帳

 最近、ペン字が人気のよう。手書きをする機会は減ったが、祝儀袋ののし書きなど残った機会が大切な時ばかりで困る▼美しく書くためには基本の習得と練習が必要。具体的には線の間隔や全体のバランス、止めと跳ねと払いの丁寧さなどが大事とされる▼ペン字や毛筆を習う人は「恥ずかしくない文字を書きたい」「印象をよくしたい」という。他人の文字を見る時には、そのうまさで人を判断してしまいがち。ただ、文字が美しいのは人格が優れているからではなく、修練の結果▼美しさは一つではない。丸みを帯びた字や角ばった字、また流行もあり、癖字が好かれることだってある。尊敬したいのは、文字の美しさの裏にある、読みやすく書くという相手への配慮。

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