Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。


市川市内でも観測できました
5月4日の環水平アーク

市川で見られた環水平アーク

市川で見られた環水平アーク

 4日に全国の広範囲で観測された環水平アーク(水平環)を市川市内で撮影した写真が、読者の原仁さんから本紙に届きました。

 環水平アークは、太陽の光が雲の粒子に反射して屈折することにより、虹が水平に見える珍しい現象。写真は同日午後0時50分頃、北国分の外環道路建設現場付近から小塚山公園上空を撮影したものだそうです。  

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入賞・入選作品決まる
真間の里写真コンテスト

市川市長賞『女神輿』(山川紘太郎さん)

市川市長賞『女神輿』(山川紘太郎さん)

 季節ごとにさまざまな表情を見せる市川市真間の風景を写真で切り取る「真間の里写真コンテスト」(真間商店連合会主催、市川よみうり新聞社など後援)の審査が12日に行われ、威勢よく華やかな「女神輿」(撮影・山川紘太郎さん)が市川市長賞を受賞するなど各賞7作品、入選5作品が選ばれた。表彰式はあす18日午前10時半から手児奈霊堂境内の真間稲荷神社社務所で開かれる。
 
 今回の応募は42人からの126作品。受賞作品には、手児奈まつりで女性が担ぐ神輿の渡御、桜で彩られる弘法寺、夏の七夕まつり、紅葉で色づく継橋や仁王門の様子など、自然の美しさと人々が楽しんでいる様子が収められている。

 受賞作品は次のとおり。 〈敬称略〉
 ▽市川市長賞『女神輿』=山川紘太郎(市川市市川南)
 ▽同市観光協会会長賞『主役はわたしよ!』=速水照子(同中国分)
 ▽市川商工会議所会頭賞『七夕まつり』=岩崎幸三(同市川南)
 ▽市川よみうり新聞社社長賞『花より遊び』=石井賢次郎(同平田)
 ▽真間山弘法寺貫首賞『春の弘法寺』=星野幸一(四街道市)
 ▽真間史蹟保存会会長賞『秋冷』=佐藤實(市川市菅野)
 ▽真間商店連合会会長賞『みんな輪になって』=並木愼一(同曽谷)

 ▽入選『女みこし』=山口秀夫(市川市鬼高)、『秋のつぎはし』=原田健雄(同真間)、『昼さがり』=藤生泰三(同須和田)、『真間さん仁王門の紅葉』=山内一成(同真間)、『晩秋の鐘楼』=坂本修(同行徳駅前)

 入賞・入選作品展の日程、会場は次のとおり。

 ▽19日~28日、市川市市川公民館(市川2の33の2)
 ▽29日~6月9日、アイ・リンクタウン展望施設(I―linkタウンいちかわ ザタワーズウエスト45階、JR市川駅南口直結)
 ▽6月9日~同20日、市川駅行政サービスセンター(ザタワーズイースト3階、同駅南口直結)  

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災害時の応急対策活動の拠点に
自立型の自治会集会所を整備
浦安市と住宅販売事業者

汲み取り式に変わるハイブリッド型トイレ

汲み取り式に変わるハイブリッド型トイレ

 浦安市で東日本大震災後に分譲を始めた大規模戸建て住宅地「ジ・アイルズ」(日の出7丁目)にこのほど、自立型の自治会集会所が完成した。ライフラインが途絶えた場合でも最低限の機能を果たし、災害時の地域の応急対策活動の拠点を担う。市は新設の自治会集会所には、太陽光発電の機能を付加していく方針。

 同自治会集会所に付加された機能は、太陽光発電システムと蓄電池、汲み取り式トイレに切り替えることができるハイブリッド型トイレ、生活用水を蓄える雨水タンクで、いずれも市が整備した。分譲地を開発しているトヨタホームとパナホーム、ミサワホームが地盤の液状化対策(SAVEコンポーザー、静的締固め砂杭工法)を施し、建物と外構を整備した。3社は12月、土地を含めた同集会所を市に引き渡す。

 太陽光発電システムは、通常の戸建て住宅では平均2~3㌔㍗といわれる中、約8㌔㍗の発電パネルと蓄電池を持ち、停電が長期化しても一定期間の生活を支援。トイレは下水道が使えなくなった時、便器最下部の弁を取り外すことで、真下の便漕(2600立方㍍)に成人500人の4日分の便をためることができる。

 分譲地は全4街区で、そのうち1街区は狭いため集会所用地はない。残り2街区で同様の集会所を整備するかどうかは未定。

 浦安市は今後、自治会集会所など公共公益施設を新設する場合、太陽光発電システムとLEDを整備していく方針。大規模改修の場合や蓄電池については個別の検討次第という。  

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地域防災計画改定、秋以降に
浦安市

 浦安市は、改訂作業を進めている地域防災計画(震災編)に、政府の中央防災会議が首都直下地震の被害想定を見直し昨年12月に公表した報告書の内容を反映する。ただし、同報告書の詳細データがいまだ国から出されておらず、同市の被害想定などの検証ができていないため、改定は秋以降になるとみられる。東日本大震災で市域の86%が液状化被害に遭った市は、最新のデータに基づく計画としたい考えを持っている。改定は当初の計画から約1年遅れている。

 同市の地域防災計画の改定案は、平成24年度末に開かれた防災会議で示され、市防災会議や庁内検討委員会などでさらに検討を重ねてきた。改定には中央防災会議による新たな想定を踏まえることとし、昨年秋を目指していたが、報告書の公表は昨年12月と大きく遅れていた。

 現行の首都直下地震対策は、中央防災会議による首都直下地震対策大綱(平成17年)を基にし、モデルとする地震は東京湾北部を震源とするM(マグニチュード)7クラス。その後、新たな想定や検証が行われ、東京湾北部よりも都心南部を震源とする地震の方が影響が大きいと試算。防災対策の対象とするべき地震の震源を都心南部とし、そのケースとして19ケースを挙げている。市は「ケースによって市の被害想定や防災対策が異なってくる。適切な想定、対策を行う必要がある」とし、国に対して同報告書の詳細データを求めている。なお、首都直下地震の想定には相模トラフ沿いのM8クラスの地震も加えられ、長期的な対策が求められている。

 同市での改定作業は国からの詳細データを入手後、2~3カ月かけて被害想定を検証し、改定案に反映。その後、市防災会議での検討やパブリックコメントを行う。

 なお、平成24年度末に示された改定案は、被害の拡大を防ぐためには公助だけでは限界があり、自助と共助が欠かせないとして、市民と事業者の担う役割を明文化。液状化対策を中心とした防災まちづくりの視点も反映している。また、東日本大震災時の市の初動対応や対策手法に多くの課題がみられたことから、市民への情報伝達や避難所の設営、トイレ対策、帰宅困難者対策など、全体的な見直しを行っている。  

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料理や嫁入り舟を楽しもう
カフェテラスⅰn境川

 浦安市役所付近の境川(あけぼの橋〜江川橋)で24日と25日の午前10時から午後4時まで、「カフェテラスin境川」(うらやす観光推進協議会主催)が開かれる。荒天時は中止。

 境川沿いがカフェテラスになり、市内のホテルが提供するグルメ(有料)や各種ステージイベントを楽しんだり、Eボートの乗船を体験したりできる。

 両日午前11時45分からと午後1時45分からは、挙式するカップルが手こぎのサッパ舟に乗り遊覧する「嫁入り舟」も登場する。

 問い合わせは浦安市商工観光課(☎351・1111番)。

水辺を散策してカフェテラスに
浦安水辺の会

 浦安水辺の会(今井学代表)は、浦安市の水辺を紹介するガイドマップ「セルフガイド」を使った散策イベントを24日と25日の両日午前9時~同11時に行う。散策後にはカフェテラスⅰn境川の会場にたどり着く。雨天中止。

 同ガイドマップは、昨年度の市民活動補助金を受けて作成した。元町コース(A)と中町コース(B)、猫実川コース(C)の3種類があり、浦安市市民活動センターと新浦安駅前プラザマーレの観光インフォメーションマーレで配布している。

 今回の散策イベントは、セルフガイドを持って水辺を観察した後、水辺に親しむイベントのカフェテラスin境川に参加できるように企画した。

 24日は元町コースで、東西線浦安駅前の交番横に集合し、境川やフラワー通りを経て、境川東水門を目指す。行程は約2・5㌔。25日は中町コースで、JR新浦安駅の改札口に集合し、若潮公園やさくら通りを経て、同水門を目指す。行程は約3・7㌔。

 両日とも参加費は200円。事前申し込みは不要。午前8時50分から受け付け。

 問い合わせと雨天時の確認は同会事務局・横山さん(☎090・6703・0129番、eメールk.yoko303@icloud.com)。  

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見ごろ迎える春のバラ
里見公園と市川市動植物園でイベント

 市川市花と緑のまちづくり財団は24日午前10時から午後3時まで、同市里見公園(国府台3の9)のバラ園でローズいちかわフェアを開く。雨天時は25日に順延。

 見ごろを迎えたバラを眺めながら、フリーマーケットやオープンカフェ、草花・植木・新鮮野菜の販売、木工体験などが楽しめる。子供向けのふわふわも登場。市内の和洋菓子店がそれぞれバラをモチーフに開発した新たな市川土産「いちかわバラ物語」の販売会も行われる。

 午前10時からは市消防局消防音楽隊の演奏あり。同10時半からは、当日先着60人を対象にミニバラの鉢植え講習会を開く(受講料500円)。

 問い合わせは同財団(☎318・5760番)。

 間もなくバラが見ごろを迎える市川市動植物園(大町284)のバラ園で、24日午前10時から午後2時までバラまつりが開かれる。雨天時は25日に順延。入場無料。

 バラ園には109品種、1120株のバラが植えられており、当日は色とりどりのバラを楽しむことができる。

 会場には市内の障害者福祉団体による蒸しパンやクッキーなどの出店が登場。バラの販売なども行われる。午後1時からは市民団体がバグパイプを演奏しながらバラ園内を行進。同1時半からは市民によるマジックショーが行われる。

 問い合わせは同園(☎338・1960番)。

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新聞販売店など26者に感謝状
浦安市への寄付者

日本酒を堪能する参加者でにぎわう店内

日本酒を堪能する参加者でにぎわう店内

 浦安市はさきごろ、市の褒賞規定に基づき、6個人と20団体に感謝状を贈呈した。

 昨年度、市の公益のために30万円以上分の寄付をした個人や団体、企業に対し、感謝を示す制度。市は今回、教育推進や災害復興、緑化推進、障害者福祉などに対して寄付を受けた。地域の新聞販売店から最寄りの学校に無料で新聞を届ける『すべての教室へ新聞を』運動に取り組む読売新聞浦安(YC浦安)の千葉義見店長は「今回の感謝状を励みに、地域に少しでも貢献できるような仕事をしていきます」と話していた。

 感謝状を贈られた個人・団体・企業のうち、名称の公開者は次のとおり。 〈敬称略〉
 【個人】▽新井信藏▽阿部慎之助▽中木健二▽西脇いね
 【団体】▽ネクソン▽日本サンサイクル▽ウレテックジャパン▽エージー・ジャパン▽日本3B体操協会関東地区・北関東地区▽ダイニチ▽トヨダ工業▽浦安鐵鋼団地協同組合▽イオン環境財団▽浦安鐵鋼団地U―ing▽朝日新聞浦安西部▽同浦安南部▽同浦安北部▽同浦安中部▽読売新聞新浦安▽同新浦安舞浜▽同浦安▽産経・毎日新聞浦安▽毎日・産経新聞海浜浦安

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市川市の鈴木重成さん3位
世界マスターズベンチプレス選手権

日の丸を手に表彰台に立つ鈴木さん(右)=本人提供

日の丸を手に表彰台に立つ鈴木さん(右)=本人提供

 英国ニューカッスルで先月17日から19日まで、世界マスターズベンチプレス選手権が開かれ、市川市在住の珠算塾講師・鈴木重成さん(40)がマスターズ1(40~49歳)74㌔級で3位に入賞した。鈴木さんは「初めての世界選手権なので、メダルが取れてとにかくうれしい」と喜びを噛みしめている。

 鈴木さんは、昨年9月の全日本マスターズ選手権で2位に入り、今回の世界選手権の出場権を獲得。同月にはモンゴルで開かれたアジア選手権にも出場し、自己ベストの205㌔をマークして金メダルに輝いている。

 しかし、それ以降に出場した国内の2大会は、いずれも全試技失敗で記録なし。不本意な成績が続いたまま世界選手権を迎えた。

 すると、ここでも「絶対に挙げられる」と設定した200㌔を2度失敗。残りのチャンスは1回だけという窮地に追い込まれた。しかも、次で200㌔に成功したとしても順位は最高でも4位。すると、鈴木さんは「メダルが取れないなら4位もビリも同じ」と、最後の試技で自己ベストを上回る207・5㌔に挑戦し、見事に成功して銅メダルを獲得した。

 「死に物狂いだった。人間、必死になるとできるんだなと思った」と鈴木さん。最後まであきらめずにメダルを勝ち取った経験は、「世界チャンピオンになる」という目標に向け大きな自信となった。  

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図書館数削減、駐輪場有料化など提言
市川市市政戦略会議が答申

 市川市市政戦略会議(栗林隆会長)は先月25日、昨年5月に大久保博市長から諮問された「公の施設の経営効率化」について、図書館数の削減や無料駐輪場の有料化などを検討するよう答申した。答申書を受け取った大久保市長は「行政が実力のない部分までやり過ぎている。10年、20年先を見据えた改革に本腰を入れていきたい」と話した。

 答申では、対象となる施設が膨大であることから、図書館と駐輪場、公民館、老人いこいの家の4施設に絞り、それぞれの短期的な経営効率化方法について提言している。

 現在市内に6館ある図書館については、一部の公民館や学校でも図書の貸し出しサービスを実施していることや、電子書籍の急速な発達などを踏まえ、中央図書館と行徳図書館の2館体制を検討すべきと明記。その際、市民の利便性を後退させないため、各地域の公共施設で貸し出しや返却を受け付けるなど、貸し出しネットワークの充実にも同時に取り組むよう求めている。

 市内の無料駐輪場については、受益者負担の原則に基づき、すべてを有料化するよう提言。公民館については使用料の早急な値上げと施設の複合化を、老人いこいの家については一部の施設で行われている入浴サービスの廃止などをそれぞれ訴えている。

 また、「市民目線」「経営感覚」など4つの視点で公共施設を評価する仕組みの必要性についても言及。評価結果の活用事例として「施設の複合化」「統廃合による施設の再配置」「施設の民営化」などを挙げている。

 今回の答申を受けて市は対応方針を示す予定だが、時期は未定。

 答申の内容は市のホームページで閲覧できる。  

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 ゴミ集積場は朝、カラスで騒々しい。いまは出産、子育ての最中で、さらに騒がしい。邪魔だ、追い払いたいと思っても、あの色と大きさを見ると逃げ出してしまう▼神話の世界では吉兆を示す縁起の良い鳥だが、現実ではその印象はみじんもない。江戸時代にも人間からうるさがられていたようで、落語や都々逸に描かれている▼問題解決能力や観察力など知能が発達し、仲間との協力や意思の疎通ができ、一夫一婦制で、遊びも楽しむ。これだけ聞けばまるで人間だが、カラスの能力。ただし、食物の生産はできない▼集積場に生ゴミが入った袋を放り投げ、ネットをかけない人はなくならない。要は餌付けをしている形。都会はまだまだ、カラスの天国のよう。

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