地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。
浦安からの初日の出
大勢の人々が拝む
見渡す限りの護岸に並んで初日の出を拝む人々
元日の早朝、浦安市総合公園や周囲の護岸で初日の出を拝もうと大勢の人々が集まり、家族と日の出とともに、新しい年を迎えていた。
日の出は午前6時50分ごろ。10分前にはすでに、家族連れなど大勢の人が護岸に並び、次第にだいだい色に染まっていく東南の水平線を眺めていた。やがて太陽が水平線から顔を出すと、人々は写真を撮ったり、手を合わせたりしていた。子供は「太陽が見え出した時は真っ赤だけど、だんだんまぶしく光った。日の出って全部見えた時?」、男性は「元旦の日の出はやはり神々しい。給料が上がる見込みがないとも聞くが、家族のためにもやはり手を合わせて願った」と話していた。
薬物乱用はダメ!
市川工業高校で税関職員が授業
麻薬探知犬が大麻入りのバックを発見
県立市川工業高校(小野祐司校長)で先月18日、毎年恒例の薬物乱用防止教室が開かれ、全校生徒680人が東京税関の職員から薬物乱用の恐ろしさを学んだ。
東京税関の職員は、薬物を使用すると脳や内臓が破壊されることや、依存度が高く、やめたくてもやめられないことなど薬物の恐ろしさについて分かりやすく説明。「これから大学や社会などで色々な人と知り合い、薬物を勧められる機会があっても絶対に手を出してはいけない。1度でも手を出すと普通の生活には戻れない」と強調した。
「作る」「食べる」「話す」を楽しむ
発足20年を突破した男性料理教室「食楽会」
完成した料理を丁寧に盛り付けるメンバーたち
市川市曽谷公民館で男性料理教室を開いている市民サークル「食楽会」が、昨年で発足から丸20年を突破した。現在は、60代~70代の男性15人が月1回の料理教室を楽しんでいる。先月8日に開かれた教室では、ミートローフやアボカドのグラタンなどクリスマスにふさわしい料理4品を習得した。
同サークルは、平成5年5月に同公民館が開いた男性料理講座の講師が、受講生に呼びかけて同年6月に発足。7年ほど前からは、2代目の講師となる栄養士の長谷川美千枝さんが、比較的簡単に作れる料理の数々を季節に合わせて紹介している。
先月8日のメニューは、ミートローフとアボカドのグラタン、エビピラフ、豆乳スープの4品。会員たちは、メモをとりながら長谷川さんの説明を熱心に聞いてから、4人ほどの班に分かれて皆で協力して調理した。調理が終わると、会話に花を咲かせながらみんなで実食。会員たちは、月一度の教室で「作ること」「食べること」「会話すること」のすべてを楽しんでいる。
「サークルの運営を会員全員で順番にやっているのが、長続きの秘訣」。発足当初からの会員はこう話す。教室で使う食材の買い出しや仕込みも各班が順番で行っており、「種類や値段など、食材についての知識も身に付いた」という会員もいる。会員のほとんどは、以前は料理をしていなかったが、いまでは家庭でも料理や後片付けを手伝うようになり、その大変さも理解できるようになったという。「妻に『料理くらい習って』と言われてここに入ったが、入って良かった」。10年ほど前に入会した70代の男性はしみじみと話していた。
会員募集中
同サークルは常時会員を募集している。年齢・住所は不問。教室は毎月第2日曜日午前9時から午後0時半まで、曽谷公民館で開いている。入会金千円。月会費1500円。問い合わせは同会・小野さん(☎090・4812・3353番)。 ホームページ
縦覧終了後、交差点処理計画を訂正
20日まで意見受け付け、審議会に提出
出店予定のダイエー浦安店
浦安市が元町再整備事業のために取得した土地(北栄3丁目)を大手スーパーのダイエーが賃借してダイエー浦安店(仮称)を整備する計画で、同社は大規模小売店舗立地法の縦覧期間(先月23日までの4カ月間)終了後に交差点処理計画を訂正した。市や住民が渋滞や交通事故の発生を懸念し改善を求めてきた交通計画に関わるデータで、調査すべき箇所を誤っていた。県は同訂正を受け、住民などからの意見提出を20日まで受け付けている。意見は、縦覧期間内に提出された意見と同様、県の審議会に報告される。すでに県に提出された意見は14日ごろからを目処に公告と1カ月間の縦覧が行われるため、同店新設届出の審議は2月の県審議会で行われる見通し。
交差点処理計画の調査は本来、来店経路上の猫実3丁目交差点(大三角線、やなぎ通り)で行うはずだったが、調査箇所を誤り、約100㍍北西の交差点で実施。そのことに先月に入って気づき、縦覧期間終了間際の先月19日と22日に改めて猫実3丁目交差点で交通量調査を行い、縦覧終了後の26日に訂正した。訂正について同社は「手続き上の問題で誤ってしまった。関係者の皆様に深くお詫び申し上げます」とする。
この訂正について、渋滞や通学路での子供の事故の発生を懸念する一部の住民は「交通計画策定のための資料が訂正されたことは重大な過失。届出を撤回すべき」という考えを示しているが、県は「訂正があった計画は添付書類なので、訂正は縦覧後でも受け付ける。この訂正に対する意見は審議会に報告する」としている。
調査日時の同交差点の通行台数は訂正前が約2万台、訂正後は約3万3千台。変更後の交差点処理計画では、交差点の混雑度を示す交差点需要率が、開店後の休日は0・481、平日は0・454で、部分的に渋滞が発生するとされる0・8を下回っている。開店後の想定増加台数は、店舗の面積や駅からの距離、周辺の用途地域を基に算出し、現況の交通量は影響しないため132台で変更なし。通過台数のピーク時間帯は、休日と平日ともに午後6時台から午後5時台に変更した。
なお、同社はこれまでにも、周辺地域の通学路の有無と利用者の数、出入り口のゲート設置の有無、バス路線の有無などで、添付書類の訂正を2度行っている。訂正内容は県ホームページに掲載されている
また同社は、市や住民から要請されて行った交通計画の見直しの結果、同店用の車両出入り口を、中央線がないほど狭い市道側に設置する計画に加え、同店と一体整備する保育所専用のやなぎ通り側の車両出入り口を同店との共用に転用する計画見直し案を市と地域住民に示している。
ただ、この見直し案は、同法の新設届出で変更できない事項であるため届出に反映されていない。同社は見直し前の新設届出で3月5日(予定)の開店に向けて手続きを進めている。手続き終了後、見直し案を同法の変更届出で提出し、整備する考えを示している。なお、同社に対して交通計画の安全性に配慮した見直しを求めている市は、同社が出入り口など計画見直しを進めているため、県に意見を提出していない。
ただし、この保育所専用車両出入り口を同店との共用に転用した場合、駐車場法施行令が設置を禁止する「保育所などの出入り口から20㍍以内」に抵触する可能性がある。住民から指摘を受けた同社は住民説明会で「市や県などから指導はなく、併設する保育所との一体運用と考えていた」とし、国土交通省に確認中。同社は「指摘を踏まえ、安全性に配慮して対応していきたい」としている。
災害ボランティア入門講座
浦安市で受講生募集
浦安市災害ボランティアセンターは、2月2日午前9時から午後5時まで同市総合福祉センター(東野1の7の1)で開く災害ボランティア入門講座の参加者を募集している。
災害への備え、災害支援に関する一般知識、災害ボランティア活動の心構え、今後想定される災害、応急救護(AEDと三角巾の使い方)などを学ぶ。講師は県社会福祉協議会、災害救援ボランティア推進委員会、日赤千葉県支部、浦安市、同市災害ボランティアネットワーク。
対象は同市内在住・在勤・在学の18歳以上で、定員は申し込み先着40人。受講料は無料。希望者は、講座名と住所(〒)・氏名・年齢(生年月日)・電話番号・血液型を、同センターに電話(355・5520番)かファクス(355・5277番)、eメール(u-saigaivc@jcom.home.ne.jp)で17日必着で伝える。
筝や尺八、長唄で雅に演奏
新春の邦楽コンサート
市川市文化会館
市川市文化振興財団は25日午後1時から、邦楽コンサートを市川市文化会館(大和田1の1の5)小ホールで開く。
市川市の新人演奏家コンクール審査員によるコンサートで、曲目は『都の春』(筝曲)と『前春』(尺八)、『島の千歳』(長唄)、『晴天の鶴』(合同)の4曲。演奏は、長唄三味線・小島直文さん(東京芸大准教授)と篠笛・竹井誠さん(同大講師)、山田流筝曲・萩岡松韻さん(同大教授)、邦楽囃子・三浦正義さん(元同大教授)ほか。解説あり。
入場料(全席指定)は一般1500円、大学生以下は千円。同財団友の会ローズメンバーズの会員は一般のみ500円引き。未就学児の入場は不可。
チケットは同会館と市川市市民会館、行徳文化ホールI&I、同財団ホームページ(てこなどっとねっと)で発売中。
問い合わせは同財団(☎379・5111番)。
市川手帳
青春という言葉の甘い響き。あのころに戻りたい―。人はつい、若さをうらやましがる。だが、若さは未熟さでもある。人は経験を積み、その終わりが来るまで成熟を重ね続ける▼あす12日は市川市で、あさって13日には浦安市で成人式が開かれる。今年も〝青春真っ只中〟の若者たちが、大人の仲間入りをする時期が来た▼平均寿命が80歳を越えたいま、20歳ではまだその4分の1しか経験していない。しかも、その経験は子供として守られてきたもの。酸いも甘いも知るのはこれから▼成人式は成長を祝う儀式だが、人として成熟していくことを若者に促す儀式でもある。矛盾や理不尽なことばかりの社会だが、これからが人生の本番。頑張ってほしい。おめでとう。
ホームページ