Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。

 本年もありがとうございました。
   来年もよろしくお願いいたします。


子供たち900人にプレゼント
浦安のサンタさん

サンタからプレゼントを受け取る園児

サンタからプレゼントを受け取る園児

 浦安市内で14日から25日にかけて、サンタクロースが子供たちにプレゼントを届け、子供たちを喜ばせていた。
 
 長く白いひげを生やし、おなじみの赤と白の衣装を着たサンタは17日、市立堀江幼稚園で開かれていたクリスマスイベントに鈴の音とともに登場。「どうして空を飛べるの?」「お休みは何をしているの?」といった園児の質問を受けると、保育士を通じて「キラキラ光る魔法のそりに乗っているからさ」「お休みはない。プレゼントの準備をしているんだ」と答えていた。その後、保育士に大きな包みをプレゼント。「ずるーい」との声が園児から上がると、150人の園児に一人ずつ、顔よりも大きなプレゼントを渡していた。園児たちはプレゼントのお礼にクリスマスの歌を歌い、次の良い子の所に向かおうとするサンタに「頑張ってねー」と大きな声援を贈っていた。
 
 サンタは同市内在住の吉野輝信さん(69)で、担い続けて52年目。今回は幼稚園と保育園、学童クラブ、子育てサロン、個人宅を巡り、延べ900人の子供たちにプレゼントを届けた。  

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小学生と高校生が調査・考察結果発表
市川市ユネスコ協会「川サミット」開催

演劇形式で調査結果を発表する

演劇形式で調査結果を発表する

 市川市内の小学生と高校生が市内の川を調査してまとめた結果を発表する「わたしたちのまちの『川サミット』」(市川市ユネスコ協会主催)が17日、同市立大野小で初めて開かれ、参加した児童・生徒たちが、自分たちの生活に身近な川に対する意識を新たにしていた。
 
 今回は市立大洲小と大野小、県立市川昴高、同国分高、市川高の5校が参加。児童や生徒が各学校のクラスや学年、部活動単位で市内を流れる川について調査し、その調査・考察結果をパワーポイントやスライドを駆使したり、演劇形式にしたりと、それぞれのスタイルで発表した。
 
 大柏川の水質やごみの量、生態系などについて調査した大野小6年4組は、水の汚染度を示すCODなどの数値から同河川が汚れていることを指摘し、「(この結果を)学内や学外に張り紙したい」と発表。市川高は、過去に全国で最も汚い川とされたこともある春木川について、「下水道がないために生活排水がすべて流れ込んでいる上、コンクリート造りで生物がいないために自浄効果がない」などと分析し、▽生ごみはこまめに捨てる▽油はなるべく使い切る▽食器は汚れを拭いてから洗う―などの改善策を示していた。
 
 サミット終了後、国分高の生徒は「みんながいろんなことを考えているのが分かって面白かった」と満足げ。大洲小の4年生は「勉強になった。これからゴミのポイ捨てや汚水を流さないように注意したい」と、川への思いを口にしていた。  

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来場者数、通算100万人突破
市川市アイリンクタウン展望施設

100万人目の来場者となった寺田さん親子

100万人目の来場者となった寺田さん親子

 地上150㍍の高さから市内外が一望できる市川市アイリンクタウン展望施設の来場者数が7日、通算100万人を突破した。
 
 同施設は、JR市川駅南口のザタワーズウエスト45階に平成21年10月にオープン。360度の大パノラマが楽しめるほか、演奏会や寄席などのイベントが定期開催されており、市内外から多くの人が訪れている。
 
 記念すべき100万人目の来場者となったのは、初めて同施設を訪れたという東京都江戸川区在住の寺田清子さんと、娘のことねちゃん、みさとちゃんの親子3人。母親の清子さんは「初めて来てこんなことになるとは思わなかったので、いい記念になった。今度は主人を連れて家族みんなで来たい」と、思わぬ幸運に顔をほころばせていた。  

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買い物用駐輪場95%が要望
行徳駅周辺でアンケート調査

 市川市の東西線行徳駅周辺で買い物利用者などによる放置自転車が増加傾向にある問題で、地元住民に行ったアンケートがまとまり、その結果、駅周辺に買い物用駐輪場の整備を望む人が95%に上った。鉄道高架下の市営駐輪場のうち、駅に近い有料駐輪場に一定時間無料で利用できる区画が整備されたら使うという人も81%いた。アンケートは、放置自転車対策を目的に地元商業者で今年発足した行徳・自転車安全指導協議会(松本勝史会長)と市が協力して行った。
 
 同駅周辺には、鉄道高架下に市営駐輪場が4カ所あり、駅に近い2カ所は有料、遠い2カ所は無料。地域の多くの店舗は駐輪場の附置義務がないため、店の前に駐輪場を設けている店舗は少ない。駐輪場を設けていても、他店利用者が停めてしまっていることも多いという。
 
 街頭指導員が駅周辺の放置自転車に貼り付けた警告札数は6月が4299枚、7月が4950枚、8月が4971枚、9月が5027枚、10月が5062枚で、増加傾向にある。この5カ月間の平均数は4861枚で、同じ行徳地区の東西線妙典駅(1374枚)や同南行徳駅(1180枚)と比べても3・5~4・1倍と多い。こうした状況から、市民の意向を確認するため、アンケートを行った。
 
 アンケートは買い物用駐輪場に関するもので、必要性と整備希望地、現在の駐輪状況などを聞いた。実施期間は10月の1カ月間、対象は行徳駅を利用する市民400人、有効回答数は385だった。
 
 買い物用駐輪場が必要かどうかを聞くと、「行徳駅周辺に買い物用駐輪場を整備してほしい」(95%)、「必要ない(現状に不満はない)」(3%)。自由回答で示された意見では、「有料駐輪場の使用料金が高額」「行徳駅前通りの銀行前交差点が危険。すぐに対策をしてほしい」「ゆったりと停められるスペースであってほしい」「停める場所が結構あるのでさほど不便に感じない」などがあった。
 
 自転車利用者が実際どこに停めているのかを問う(複数回答)と、「スーパーなどの駐輪場」(57%)、「店舗の近くに停める場所がないので自転車利用を自粛している」(23%)、「駅から少し離れた路上などに放置する」(12%)。無料の市営駐輪場を利用する人は9・6%、有料の同駐輪場を利用する人は8・3%だった。自由意見では「スーパーの駐輪場に停めるしかなく、ほかで買いたいものもそのスーパーで買うしかない」「自転車が停められないので行徳駅前は利用しない」などが挙げられている。
 
 では、買い物用駐輪場を整備するとしたらどの場所に望むのか(複数回答)。最も多いのは「駅周辺の歩道などに自転車ラックを設置する」(75%)、次いで「商店会の空き店舗などを利用して設置する」(25%)であり、利用したい店の周辺に望む声が多い。そのほかは、「用地確保に努めるべきであり、それまでは現状維持でよい」(9・3%)、「市営駐輪場(有料)内」(2・8%)。自由回答では「東西線で地下駐輪場を整備している駅があるので、行徳駅も考えるべき」「買い物をしたい店の前にラックがあればうれしい」「市営駐輪場(有料)は、店舗でサービス券を発行するなどして、買い物客が無料で利用できるようにしてほしい」という意見が挙げられていた。
 
 市営駐輪場については、一定時間無料で利用できる区画を整備したら「利用する」人が81%。「利用しない」(17%)と回答した人はその理由に「遠い」(81%)を挙げる。なお、無料時間として望むのは「1時間」(32%)、「2時間」(29%)、「1時間半」(25%)だった。
 
 同協議会は駅周辺の歩道に自前でラックを設置して放置自転車をなくそうと検討している。しかし、道路法に基づく道路構造令の改正(平成13年施行)で歩道幅員の確保が強化されており、十分な台数のラックを設置する歩道の占用許可が市から得られていない。  

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合同理科実験で交流
市川四中と中山小

班ごとに活発な意見交換を行う子供たち

班ごとに活発な意見交換を行う子供たち

 市川市立中山小(川添茂校長)で11日、同校の児童と同四中の生徒が合同で理科の実験を行う授業が開かれ、両校の子供たちが協力して実験に取り組みながら交流を楽しんだ。
 
 この授業は、四中ブロックに属する両校の地域連携事業の一環として初開催され、第1回の授業内容には「つりあい」をテーマにした実験を用意。小学6年生約30人と中学2年生約40人が混合で4~5人の班を作り、実験と、結果についての意見交換を班ごとに行った。
 
 最初はぎこちない会話ばかりだった子供たちだが、実験に熱中していく間にすっかり打ち解けた様子。中学生が小学生の意見をうまく引き出すようにしながら活発に意見を交換していた。
 
 授業を終えた四中の女子生徒は「自分たちが小学生の時よりずっとしっかりしていた」と、大人びた小学生に驚きの声。男子児童は「中学生と一緒に授業を受けるのは緊張したけど、話を振ってくれたり、まとめてくれたりして先輩の頼もしさを感じた。来年から同じ学校に通うのが楽しみ」と、中学校生活への期待を膨らませていた。  

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秋季大会は妙典がⅤ
市川市女子ミニバスケットボール

優勝した妙典

優勝した妙典

 市川市バスケットボール協会主催の同市秋季女子ミニバスケットボール大会がさきごろ市内各地で開かれ、夏季大会でディビジョン優勝した3チームの1つ、妙典が優勝した。
 
 同大会には、順位には入らないオープン参加を含む33チームが出場。8ブロックに分かれてリーグ戦形式で予選を行い、各ブロック2位までの合計16チームが決勝トーナメントに進出した。
 
 決勝戦は、ともに夏季大会でディビジョン優勝した妙典と市川の顔合わせ。第1クオーターで12対8とリードした市川が第2クオーターで19対10とその差を広げたが、リズムをつかんだ妙典が第3クオーターで一気に30対30の同点に持ち込むと、最終第4クオーターでリードを奪い、46対38で逆転勝利を飾った。
 
 決勝トーナメントの結果は次のとおり。
 ▽1回戦
 妙 典53―24行 徳
  幸 38―24平 田
 大 洲50―33百合台
 鬼 高49―22中 山
 塩 焼31―30稲荷木
 南新浜51―22南行徳
 冨貴島53―52国 分
 市 川47―25八 幡
 ▽2回戦
 妙 典32―25 幸
 鬼 高40―37大 洲
 塩 焼54―24南新浜
 市 川31―21冨貴島
 ▽準決勝
 妙 典33―26鬼 高
 市 川35―24塩 焼
 ▽決勝
 妙 典46―38市 川  

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インフラが途絶えた時のため
「アマチュア無線、広めたい」
市川工業高で技師養成課程講習会

講習を受ける人たち

講習を受ける人たち

 日本アマチュア無線振興協会(JARD)主催の「第3級アマチュア無線技師」の養成課程講習会がさきごろ、県立市川工業高校(小野祐司校長)で開かれ、市民や同高生徒など16人が受講した。
 
 アマチュア無線は、事業や金銭目的以外の、個人が趣味として行う無線通信。国家資格である「アマチュア無線技士」を取得すると、アンテナやトランシーバーなどで世界中の愛好者と交信できる。同資格の4級と3級は、JARDから委託を受けた会場で講習を受け、修了試験に合格すると取得できる。
 
 同高は、平成22年に市川市や学校周辺の平田町会と「安心・安全なモデル地域作り活動に関する協定」を締結し、災害に強い街づくりに取り組んでいる。その活動の一環で「アマチュア無線は災害時などライフラインが途絶えた時に役立つため、もっと地域の人に広めたい」と昨年、4級の講習会を開催した。
 
 今回の講習会は、4級の資格所有者向けに行われ、市民や同高生徒を含む受講者全員が3級に合格。昨年から同講習会の開催に携わっている同高電気科の栗原利治教諭は「(無線技士の資格が)地域のコミュニティ作りや防災意識の向上につながってほしい」と期待を寄せた。受講した同高の嵯峨周也教諭は「防災対策の一環で受講した。今後は(災害などでライフラインが途絶えた時など)非常時の救助要請などに役立てたい」と話していた。  

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市川手帳

 今年の世相を表す漢字一文字に一般公募で「輪」が選ばれた。東京五輪の開催、富士山の世界遺産登録、サッカーW杯の出場などが決まり、日本中が輪になって歓喜に沸いたことが背景にある▼また、東日本大震災からの復興や台風など自然災害で、人々がつながりを感じたことも理由という。支援の輪は国内ばかりではなく、海外ともつながっている▼順序良く並ぶ意味を表す「輪」。例え形はいびつだとしても、人々の思いが作る輪は、人々がただそこにいるだけの群集とは違う▼文字は異なるが、同音の「和」は人々が互いに仲良くすることで、意味は輪に通じる。そして、日本の異名「大和」は大きな和と書く。今年の漢字は、来年も胸に秘め続けていきたい一字。

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