Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。


子供たちが昔の大掃除に挑戦
浦安市郷土博物館

掃除機の代わりにぬれた新聞紙をまいて床を掃く子供たち

掃除機の代わりにぬれた新聞紙をまいて床を掃く子供たち

 浦安市郷土博物館にある漁師町時代の浦安の街並みを再現した屋外展示場・浦安のまちで7日、毎年恒例の大掃除体験が行われ、小学生11人が掃除機のない時代の掃除方法を楽しそうに学んでいた。
 
 子供たちは、博物館ボランティア・もやいの会の女性会員3人から指導を受け、板の間や畳敷きの部屋、神棚の掃除、障子の張り替えなどに挑戦した。
 
 床掃除では、子供たちが正しい雑巾の絞り方やほうきの使い方を学んで実践。「昔は掃除機の代わりに、ほこりが舞わないよう、ぬらした新聞紙をちぎって床にまき、ほうきで掃いていた」と説明を受けると「昔の人って頭が良い」と感動していた。
 
 障子の張り替えでは、木枠にのりを付け、障子紙を木枠からはみ出さないように張っていく作業に「難しい」と悪戦苦闘。なんとか張り終えると「昔の人は毎年、こんな大変な作業をするなんてすごい」と口々に話していた。
 
 大掃除を終え、4年生の女の子は「昔の知恵を学ぶことができて、とても良い経験になった。家族に話して自慢したい」と満面の笑顔で話し、きれいになった床や壁に満足していた。  

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東京歯科大市川病院で訓練
災害時の救護活動学ぶ

院内に運び込まれた患者に処置を施す訓練を行う医師ら

院内に運び込まれた患者に処置を施す訓練を行う医師ら

 市川市は同市菅野の東京歯科大市川総合病院で先月16日、市内の医療系団体や地域住民などが参加する医療救護活動合同訓練を開いた。
 
 同訓練は、同病院からの提案を受け、平成21年度から毎年度実施している。今年度は、市職員や医師、看護師、医療系団体のメンバー、地域住民など約200人が参加。マグニチュード7・3の東京湾北部地震が発生し、市内でも甚大な被害が出ているという想定の下、ケガの程度によって患者を分けるトリアージや、同病院の駐車場に設置された救護所での応急救護、院内に運ばれた重症患者への医師らによる処置などの訓練に、参加者たちが真剣な表情で取り組んでいた。  

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新井子ども会が初V
小笠原杯争奪 市川市少年野球大会

球児の選手宣誓を笑顔で見つめる小笠原選手(右)

球児の選手宣誓を笑顔で見つめる小笠原選手(右)

 市川市在住のプロ野球選手・小笠原道大選手が特別協賛する「小笠原杯争奪戦・第7回市川市少年野球秋季5年生大会」(同市少年野球連盟主催)がこのほど国府台球場などで開かれ、参加した球児たちが全力プレーで優勝を目指した。
 
 今年はブロック予選を勝ち抜いた32チームが出場。先月17日から今月1日まで、トーナメント戦で優勝を争った。
 
 先月17日に開かれた開会式には小笠原選手も出席し、「最後までみんなで協力してやり遂げることを心に思いながらプレーしてほしい」と選手たちを激励した。
 
 大会は、昨年準優勝だった新井子ども会が、準決勝までの4試合で2失点と守備力の高い高谷野球部を破って初優勝した。  

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散策路・スポーツ広場を整備
国分川調節池の公園 完成は平成29年度

国分川調節池のゾーン概略図

国分川調節池のゾーン概略図

 市川市は、同市北西部を流れる国分川と春木川の流量を調節する国分川調節池の一部で、水のたまっていない平時に散策やスポーツなどができる公園部分の整備工事を先月から始めた。市は、来年度以降も順次新たな工事に着手する予定で、公園全体の完成時期は平成29年度を目指している。
 
 両河川の分岐点から、南に約1・2㌔に渡って両河川に挟まれた範囲に広がる同調節池は、大雨が降った時に両河川があふれないよう、河川の水を最大30万3千㌧一時的に貯留する。全体の面積は約24・2㌶で、掘削は県が今年度末までに終える予定。このうち9・8㌶は、水没しない平時に活用できるよう、「人と人、人と自然との触れ合い」などを基本方針に、散策やスポーツなどができる「上部施設」として市が整備する。公園の整備内容は、市民で構成する「国分川調節池を育む会」と市が共同で検討してきた。
 
 公園内は、緑の中でウオーキングや休憩ができる「散策・休息ゾーン」と、ビオトープなどにいる生き物と触れ合える「自然ふれあいゾーン」、サッカーやグラウンドゴルフなどが楽しめる多目的広場と、少年野球ができる広場などで構成する「多目的利用ゾーン」などに分かれる。公園内に植える木は、水辺でも育成するスダジイやシラカシなどの高木と、水辺でも花の咲くアジサイ、ノリウツギ、ヤマブキなどの低木などにする予定。駐車場は約90台分を常設し、さらに約50台分も臨時用として確保する。
 
 今年度の工事面積は約1・6㌶。サッカーやグラウンドゴルフなどができる芝生の多目的広場と、散策・休憩ゾーンの一部を整備する。工期は来年3月までで、芝生の養生期間を経て同年9月の共用開始を予定している。  

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ここでしか食べられない味、堪能
ラーメン祭りが大盛況

ここでしか食べられない味を求め大行列ができた

ここでしか食べられない味を求め大行列ができた

 京成八幡駅南口のターミナルシティ本八幡中央広場で1日、市川市内のラーメン店など9店舗で構成する市川地産地消推進拉麺会と市川商工会議所主催の「ラーメン祭り」が開かれ、多くの来場者でにぎわっていた。
 
 同祭りは、同会が10月に実施した「ラーメンスタンプラリー」に続く第2弾企画として初開催。同会所属の4店舗が2店舗ずつに分かれ、コラボして作り上げた創作ラーメンの味を競い合ったほか、県内外の人気ラーメン店4店が出店し、会場は食欲をそそる香りに包まれていた。
 
 そんな香りに導かれるように会場にやってきた来場者たちは、普段市川では食べられない味を求めて大行列を作った。各店200杯ほど用意していたラーメンが、祭り終了の約1時間前に売り切れる店舗も出るほど大盛況。長時間並んでやっとラーメンを口にした人たちは「おいしい!」「並んだかいがあった」などと顔をほころばせながら、ここでしか食べられないラーメンの味を堪能していた。  

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子供たち中心に739人が参加
第33回 行徳マラソン

爽快な青空の下を気持ち良さそうに走る子供たち

爽快な青空の下を気持ち良さそうに走る子供たち

 市川市福栄スポーツ広場で先月23日、市川スポーツガーデン(ISG)塩浜主催の「第33回行徳マラソン」が開かれ、秋晴れの空の下、739人のランナーたちが気持ち良さそうに疾走していた。
 
 今大会は、学年別、男女別の10種目を実施。参加者は子供たちが多く、保護者など大勢の人が応援に駆け付けた。
 
 会場では、一つでも上の順位を求めて死力を尽くすランナーたちの戦いだけでなく、保護者たちによる応援合戦も白熱。「もう少し!最後頑張れー」「もう一人抜け!」など、会場には鋭い声援が飛び交い、大会を大いに盛り上げていた。
 
 上位成績者は次のとおり。 〈敬称略〉
 
 【幼児男子(800㍍)】
 ▽優勝=中谷文哉(4分8秒)▽2位=北野侑哉(4分30秒)▽3位=増田勝信(4分31秒)
 【幼児女子(800㍍)】
 ▽優勝=武居汐渚(4分35秒)▽2位=柳澤里奈(4分39秒)▽3位=藤本蒼(4分40秒)
 【小学1・2年生男子(800㍍)】
 ▽優勝=鈴木春輝(3分43秒)▽2位=石谷孝緒(3分43秒)▽3位=神馬颯介(3分49秒)
 【小学1・2年生女子(800㍍)】
 ▽優勝=渡邊未桜(3分58秒)▽2位=山口真裕(4分4秒)▽3位=石川颯姫(4分5秒)
 【小学3・4年生男子(1500㍍)】
 ▽優勝=関口佳太(6分22秒)▽2位=山川康太(6分31秒)▽3位=横山拓也(6分34秒)
 【小学3・4年生女子(1500㍍)】
 ▽優勝=渡邊未希(6分57秒)▽2位=中川碧(7分12秒)▽3位=佐藤由衣(7分17秒)
 【小学5・6年生男子(1500㍍)】
 ▽優勝=有山天(5分40秒)▽2位=後藤飛翔(5分53秒)▽3位=加藤侑(6分0秒)
 【小学5・6年生女子(1500㍍)】
 ▽優勝=キニー貴亜菜(6分40秒)▽2位=山本佳乃(6分45秒)▽3位=山下純怜(6分53秒)
 【中高一般男子(3千㍍)】
 ▽優勝=立岩佑介(9分8秒)▽2位=桜井隆志(9分14秒▽3位=木戸僚(10分16秒)
 【中高一般女子(3千㍍)】
 ▽優勝=内海美希(14分16秒)▽2位=柴田惠子(14分39秒)▽3位=傍田彩(14分48秒)

ISG塩浜・矢口弘会長、スポーツ推進委員功労者に
文部科学省などが表彰

表彰状を手にする矢口会長

表彰状を手にする矢口会長

 ISG塩浜の矢口弘会長がこのほど、平成25年度スポーツ推進委員功労者として、和歌山県で開かれた全国スポーツ推進委員研究協議会で文部科学省と全国スポーツ推進委員連合から表彰された。
 
 矢口会長は、昭和59年に市川市スポーツ推進委員となり、平成18年には同推進委員連絡協議会会長、同22年には県スポーツ推進委員連合会監査などを歴任。同19年には同ISGを立ち上げるなど、地域のスポーツ振興に貢献してきた。
 
 こうした功績が認められ、平成8年には県、同17年には関東、翌18年には全国の体育指導委員の組織から表彰されている。今回の文部科学大臣表彰は、スポーツ推進員として最も権威ある表彰で、矢口会長は「年数だけでもらえるものではないので素直にうれしい。地域の人たちへのサービスや奉仕を一生続けていきたい」と喜んでいる。  

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イラスト見て、元気になって!
和洋女子大のイラスト漫画研究部有志
介護用品販売店に「夢のある絵」描く

慣れない作業にも皆で協力して取り組む学生たち

慣れない作業にも皆で協力して取り組む学生たち

 和洋女子大のサークル「イラスト漫画研究部」の学生有志がこのほど、市川市庁舎前の介護用品販売店「あっぷる」のシャッターデザインを描き上げた。
 
 9月に同店からの依頼を受けて始まったこの取り組みには、同部の有志15人が参加。9月末頃から構想を練り始め、10月中旬から11月中旬にかけて作業した。
 
 絵が好きな学生たちが集まる同部だが、ペンキや刷毛を使ったイラスト制作や、凹凸のあるシャッターへのペイント、学外でのボランティア活動、共同制作など、この取り組みでは多くの作業が参加者にとって初体験。さらに、作業日としていた日が台風に見舞われ、なかなか思うように進められないなど、制作には戸惑うことも多かったという。しかし、同店からの「夢のある絵を」という要望に応えようと、全員で協力しながら少しずつ作業。11月1日の同店のオープンには間に合わなかったが、11月中旬になんとか全工程を終えた。
 
 完成したイラストは、同店の名前にちなんでリンゴの木を中心に据え、その周囲に七色の虹やお年寄りの夫婦が仲良く手をつないで散歩する姿などが描かれており、学生たちが考えた未来への夢が詰まっている。同部部長の押清香さん(20)は「このイラストを見た人が少しでも元気な気持ちになってくれたら」と期待している。  

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190人の老若男女が棋力を競う
第20回市川市市民将棋大会

上位3位までの入賞者

上位3位までの入賞者

 市川市市民将棋大会(市川市将棋愛好会連盟主催)が先月10日に市川市市民会館で開かれ、187人の将棋愛好者が棋力を競い合った。
 
 今回で20回目を迎えた大会。希望者による名人戦の部には32人、有段者のAには51人、1~3級のBには34人、4~6級のCには38人、7級以下のDには16人、今回から新設され、女子アマ王位戦(日本女子プロ将棋協会主催)の東関東大会を兼ねた女性の部には16人が参加。その中で子供はAとBに2人ずつ、Cに4人、Dに14人、女性の部には5人の計27人が大人とともに将棋を指し、6人が入賞した。
 
 入賞者は次のとおり。優勝には市長賞、準優勝には議長賞、3位には教育長賞が贈られた。〈敬称略〉
 
 【名人】
 ▽優勝=日高啓道▽準優勝=高橋健志▽3位=伊丹孝男▽4位=山崎陽一▽5位=萩原勝男▽6位=福田大助▽7位=吉田学
 【A級1】
 ▽優勝=奥山俊明▽準優勝=浅見慶四郎▽3位=町野有望▽4位=三原興洋▽5位=大和田清
 【A級2】
 ▽優勝=吉田晴彦▽準優勝=服部多聞▽3位=矢部智也▽4位=柴崎和良
 【B級】
 ▽優勝=久保田慶太▽準優勝=山本浩夫▽3位=加藤章次▽4位=山本弘治▽5位=高野誠一▽6位=大菅実▽7位=橋本亮
 【C級】
 ▽優勝=野口江司▽準優勝=飯野誠治▽3位=荒木丈夫▽4位=佐藤喜代己▽5位=大嶋健寿▽6位=太田勝美▽7位=岩瀬和男▽8位=清水秋年
 【D級】
 ▽優勝=矢野温人▽準優勝=江川大輔▽3位=谷井裕介
 【女性の部】
 ▽優勝=内免梓▽準優勝=土居和歌南▽3位=矢野葵▽4位=田村真理子▽5位=奥春溜  

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「浦安の飲食店盛り上げたい」
レストランオーナー・和田さん
総合案内ホームページを開設

浦安レストラントータルサイトの画面

浦安レストラントータルサイトの画面

 10月に浦安市内のバーとレストラン7店で合同イベントを企画したレストランオーナーの和田康史さんがこのほど、同市内の飲食店を検索できるホームページ「浦安レストラントータルサイト」を開設した。まだ掲載店舗数は少ないが、個人経営の飲食店が多い浦安の活性化を目指している。
 
 同サイトは洋食とバー、和食、焼肉&焼き鳥、アジアン料理、そのほかでジャンル分けし、今月7日現在44店を掲載。フェイスブックでは1日8店ほどの情報を発信している。現在はクリスマス特集や忘年会&新年会特集も掲載している。
 
 特徴は、全国チェーン店が数多く掲載されている大手検索サイトとは異なり、個人が経営する店のみを掲載していることと、バーを検索できること。和田さんは「浦安には都内に負けないレベルの高い店が多く、料理への情熱がある人が多い。不況や東日本大震災で沈んでいる浦安を盛り上げたい。浦安ならではの店を広く知ってもらうことで、店も活性化し、お客様には飲食を通じて幸せな時間を過ごしてほしい」と、同サイトを開設。同業者でもあまり知られていない店や、これまでインターネットに掲載してこなかった店も含まれているという。
 
 和田さんによると、浦安市内の飲食店は全国チェーン店を除くと200軒ほど。同サイトの掲載店舗数は目下100店を目指しており、和田さんは「このサイトを見れば、浦安の素敵な店を探せるように充実させていきたい。飲食店同士のコラボレーションも企画していきたい」と話している。
 
 同ホームページには求人情報も掲載している。
 
 問い合わせはトレフレッチェ(☎380・3800番)。  

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市川手帳

 「そのお弁当、おばあちゃんが作ったみたい」。ある働く女性が、学校で子供がこう言われたと聞き落胆。煮物などの茶色系の和食は子供たちには不人気のよう▼ユネスコがこのほど、和食(日本人の伝統的な食文化)を無形文化遺産に登録することを決めた。ここでいう和食は家庭料理のことをいう▼遺産というように、登録申請の背景は、日本、特に若者の和食離れへの危機感がある。地球規模で見ても日本の食文化が保護されるべきと判断されたことになる▼大した手間が掛けられていない手作り弁当でも、家庭の味と愛情が詰まっている。コンビニなどで売られている食品にも和食は多いが、これらが日本の和食になってしまうなら、家庭で作る和食は本当の遺産。

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