地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
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50㍍ジャンボのり巻き
小学生100人で完成!
ジャンボのり巻きの完成に喜ぶ子供たち
JR市川駅北口の市川駅前西通り商店街で9日、近隣の小学生100人が約50㍍のジャンボのり巻を作り上げた。
この企画は、市川商工会議所青年部が今年初めて実施した「2013市期一会 市川駅前で秋祭り」のイベントの一つ。のり巻きに使う具材は、市川産の物を中心に同青年部が用意した。
児童約100人が、スタッフの指示に従って具材を慎重に並べてからのりを巻き上げた後、一斉に巻き簀を返すと、長~いのり巻きが完成。児童たちは「なげー!」「ちゃんとつながってる!」などと、弾ける笑顔でジャンボのり巻きの完成を喜んでいた。
市川市と千葉市で全国初の運用
コンビニに警察官OBを配置
コンビニ防犯ボックスの前で、勤務する警察官OBに園児が花束を贈呈
誰でも気軽に立ち寄れるコンビニエンスストアに警察官OBを配置し、犯罪の抑止に努める「コンビニ防犯ボックス」の運用が6日、市川市と千葉市のコンビニエンスストア2店舗でスタートした。森田健作知事が3月の知事選で掲げた目玉政策の一つで、全国初の取り組み。
市川市内の同ボックスは、デイリーヤマザキ市川南大野店に設置。ボックスは高さ約2・2㍍の立方体で、警杖や防護盾などを備える。学校帰りや塾帰りの子供たちや、帰宅途中の女性が事件に巻き込まれるケースを想定し、3人の警察官OBが交代で午後2時~同10時に勤務する。
6日には開所式が開かれ、森田知事や配置される3人の警察官OBなど関係者が出席し、近隣幼稚園の園児も応援に駆けつけた。森田知事は「防犯ボックスは第2の交番。防犯ボランティアの拠点にもなる。来年3月まで社会実験を行い、効果が出たら全県に広げたい」と意気込みを語った。
ぜいたくなX'masコンサート
習志野文化ホール
過去のサロンコンサートの様子
習志野文化ホールはクリスマスイブの12月24日午後2時から、ステージだけに客席を設けた150人だけのぜいたくな演奏会「サロン・コンサート オン・ステージ22~Xmas Concert with金管アンサンブル」を開く。
「一流アーティストの演奏を間近で聴くことができる」と好評のコンサート。舞台上に設けた客席から、息遣いも聞こえるほどの距離で一流演奏家の技術や音色を楽しめる。プロデュースは、元NHK交響楽団主席クラリネット奏者の横川晴児さん。
クリスマスをテーマにしたのは22回目にして初めてで、クリスマスの聖なる響きをN響メンバーだけの金管五重奏で奏でる。演目はマルコム・アーノルドの『金管五重奏曲』とチャイコフスキーの「『くるみ割り人形』より」など。出演は福川伸陽(ホルン)、菊本和昭(トランペット首席)、山本英司(トランペット)、新田幹男(トロンボーン首席)、池田幸広(チューバ)の5人。休憩時にはワインやジュース、軽食が提供される。
料金は全席自由(150席限定)で一般4千円、高校生以下3千円。チケットは同ホール(☎047・479・1212番)かチケットぴあ(☎0570・02・9999番、Pコード211・501)で発売中。未就学児の入場は不可。保育なし。
駐輪ラック設置案、歩道幅員確保の法令が壁
行徳駅の放置自転車対策
東西線行徳駅周辺の放置自転車をなくそうと地元の商業者で今年4月に発足した行徳・自転車安全指導協議会(松本勝史会長)は、自転車駐輪ラックを自前で用意し、幅員の広い歩道に設置する放置自転車解消案を市川市に提案した。だが、道路法に基づく道路構造令の改正(平成13年施行)で歩道幅員の確保が強化され、ラック設置の大きな壁になっている。市は歩道の占用許可を出すため、ラックと自転車を歩道と平行して設置する方法に活路を見出そうとしているが、設置台数が限られる。同協議会は放置自転車の解消には十分ではないとし、中心市街地活性化策など他方面からの実現も行政に求めている。同地区の放置自転車は増加中。
同協議会は発足後、市との意見交換会と現地視察を計4回実施。この中で、同協議会が民間事業者と協力して駐輪ラックを設置する対策案を提案。設置費は事業者が負担し、一定時間内は無料、その後は1時間ごとに料金を徴収する案で、市側に歩道の占用許可を求めている。
同駅周辺は、買い物客など自転車の一時的な利用者による放置自転車が多い。平成9年の全国ワースト2位と比べれば、市による街頭指導の強化と放置自転車の撤去などで大きく改善したが、いまも店舗前の歩道や交差点前、車両進入禁止の道路などには多くの自転車が止められており、歩行者の通行を阻害している。同駅周辺の商業ビルに入居する事業者に駐輪場の附置義務はなく、店の前に駐輪場を設けている事業者は少ない。少数台分だが駐輪スペースを持つ店舗もあるが、他店の利用者が止めてしまっている状況にもある。
放置自転車に街頭指導員が貼り付けた警告札数(今年6~10月の平均)を行徳地区の妙典と行徳、南行徳の駅前で比較すると、妙典は1374枚、南行徳は1180枚だが、行徳は4倍近くの4861枚。9月と10月は5千枚を超え、増加し続けている。
こうした放置自転車をなくそうと地元の6つの商店会が同協議会を発足し、放置自転車と自転車運転マナー違反による事故の防止、利用しやすい行徳地域づくり、商業の活性化などを目指して啓発活動を行っている。その対策案の一つが駐輪ラックの設置案。
市は意見交換会で同案について、道路構造令の改正により、歩道の幅員は歩行者の交通量が多い道路(1日の歩行者が500~600人以上)では3・5㍍以上とするとされ、同協議会が設置を希望している駅周辺の歩道(幅員4・5㍍)では幅員を確保できない―とし、理解を求めていた。その後、現場を視察する中で、同市は幅員4・5㍍から、法律上確保しなければならない3・5㍍を引いた1㍍以内であれば設置も可能との考えを示した。
ただし、自転車は全長約1・9㍍。歩道占用幅を1㍍以内に収めるにはラックを斜めに設置しても設置角度が歩道の縁から約30度となり現実的ではない。そのため、市は歩道に平行して2台ずつ置く方法を同協議会に提案。また、「(東西線高架下の)市営駐輪場には空きがあり、駐輪場の収用台数が足りなかったため駅前ロータリーにラックを設置した南行徳とは背景が異なる。地元の方の考えと具体案に感謝するが、市営駐輪場を利用してもらえるよう、市民への誘導を強化したい」とする。
これに対して同協議会員は「円滑に放置自転車と交通事故をなくすこと、少しでも使いやすいものを作ることを検討し、駐輪ラックを企画したが、歩道に平行して置く案では、放置自転車の数を踏まえたラックの設置希望台数を確保するには足りない。できる所から、小さな規模からでも改善したい。市街地の活性化も踏まえて、駐輪ラックを設置できるかどうかの検証をしてほしい」と望む。また地域住民は「市営駐輪場は、高齢者やたくさんの買物をする利用者には遠くて不便。有料でも使いやすい駐輪場がほしい」という。
なお、同協議会は市の協力を得て、同駅前の放置自転車対策について地域住民500人を対象にしたアンケートをすでに行っており、今後の放置自転車対策に生かす方針。
飛行機の技術と不思議
現代産業科学館で特別展
約17分の1の大きさで作られたボーイング777のラジコン
県立現代産業科学館(市川市鬼高1の1の3)で12月15日まで、展示と体験、映像上映で飛行機や飛ぶ技術について学べる特別展「飛べ! 大空に~とばすワザ とぶフシギ」が開かれている。
県の「ちば文化発信プロジェクト」の一環として実施している今回の特別展は、「ちばと航空」「とぶ科学」がテーマ。X線検査機や金属探知機、飛行機の座席など、実際に空港や飛行機内で使われていた機器をはじめ、JAXAの低騒音STOL実験機「飛鳥」に使用されていたターボファンエンジンや、約17分の1の大きさで作られたボーイング777のラジコン飛行機など、航空技術に関連する約150点の資料を展示している。
また、誰でも体験可能な簡易型のフライトシミュレーターを常設するとともに、期間中の休日には小学5年生以上を対象に本格的なフライトシミュレーターを使った教室も予約制で開講。23日午後1時~同4時には「こども模型飛行機教室」(事前予約制)、12月14日午前10時半と午後1時半には「紙トンボ教室」(当日抽選)を開くなど、体験イベントも豊富に用意している。
同館サイエンスドームでは、映像作品『宇宙兄弟~一点のひかり~』『ライフ いのちをつなぐ物語』を27日まで上映。28日~12月15日は『ミクロちゃんと行く宇宙の旅』『銀河鉄道の夜』を上映する。映像作品は、1日に2回まで見ることができる。
開館時間は午前9時から午後4時半まで。月曜日休館。入場料は大人800円、高校・大学生400円、中学生以下と65歳以上は無料。
問い合わせは同館(☎379・2005番)。
「いざ」に備えて地域で防災訓練
浦安市弁天の3自治会
物干しざおと毛布を使った簡易担架で被災者の救出・搬送を行う自治会員
浦安市弁天の弁天自治会(弁天1・4丁目、479世帯)とパークシティ弁天自治会(同2丁目、641世帯)、見明川団地自治会(同3丁目、481世帯)の3自治会は10日、弁天地区合同の防災訓練を同市立見明川中学校の校庭で行い、約750人が連携した訓練を実施していた。
平成18年から始まり、今回で8回目の合同訓練。「3つの自治会の会長が話し合い、同じ避難場所を使う者同士が顔見知りになり、いざという時に混乱を避け、協力し合えるように」(パークシティ弁天自治会元会長の福岡康子さん)と続けてきた。
今回は、各自治会の班ごとに集まって避難所に移動。地震で火災が発生した時の対処を消火の実演から学んだ後、倒壊家屋からの負傷者の救出、バケツリレーによる消火活動の訓練を、多くの住民が見明川中の生徒有志の約40人とともに行った。個別研修では、止血と骨折の手当て、仮設トイレの組み立て、必要な備蓄品の確認などを行った。
訓練前の午前7時38分ごろには茨城県南部を震源とする地震(浦安市は震度4)が発生。訓練に参加した夫婦は「大きな揺れで怖かったが、避難することにはならずに良かった。訓練に対する真剣さも増した」と話していた。
同訓練では昨年から、3自治会の要請を受けて近隣のホームセンターが防災グッズの販売コーナーを設置。スプレー式消火器や家具の転倒防止器具、保存食などを販売すると長い行列ができた。60代の女性は「地域には高齢者が増え、買いたい物があっても扱っている店まで行けない人が多い。防災を学んだ後に購入でき、すぐに対策ができる」と話していた。
市川手帳
いま「プア充」が話題という。何かと思えば、貧乏でも充実した人生を過ごすことをいうらしい▼プアの一つの目安に年収300万円が示される。平成23年分の民間給与実態統計調査(国税庁)で非正規雇用者を含む300万円以下の割合は40・8%、納税額は5・8%▼経済成長が見込めず、収入が下がり、昇給や出世の競争などのために残業や休日出勤も増加の傾向といわれる。プア充は、そうした生活に見切りをつけ、仕事は収入を得るだけのものと捉え、収入に見合った生活で人生を楽しむ▼満足できる金額はその人次第だが、あくせく働いても充実感のない暮らしはつらい。あきらめではなく望みを持て、努力しがいのある社会になってほしい。
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