市川よみうり


最終更新日:2007年6月22日
《次の更新予定日:7月6日》

10年前の自分からのメッセージ
 市川市動物園で16日、同市主催のいちかわ環境フェアが開かれ、同園を訪れた大勢の人々が環境への理解を深めていた。
 入場ゲート前やレストハウス一階には、行政や企業、市民団体など25団体が出展。マイ箸(はし)袋の作り方や、ゴミの削減、里山の保全、地球温暖化防止などを訴えた。
 今年は、会場が動物園ということもあり、小さな子供を連れた夫婦も多く来場。会場に張られたクイズを解きながら、環境の知識を習得していた。
 同フェアでは、10年前の同フェアで埋めたタイムカプセルの掘り起こしが行われた。カプセルの中身は、環境問題などについて、当時の小中学生2700人余りが10年後の自分あてに書いたメッセージ。10年ぶりにメッセージと再会した人々は、懐かしさや恥ずかしさを感じながら笑顔を浮かべていた。
 今年の環境フェアには、10年前にメッセージを書いた人のうち百数十人が参加。掘起式では、当時小学生だった4人がスコップを手にセレモニーを行うと、当時市立大野小6年生だった川島良さん(21)が「一人ひとりの小さな試みが地球環境を支える大きな力になるのではないでしょうか」と環境への思いを語った。
 地中から直径48センチメートル、高さ70センチメートルの容器が掘り出され、メッセージの無事が確認されると、見守っていた参加者からは大歓声。10年前の自分が書いたメッセージを読むと、「汚い字だなあ」「懐かしい」などと言いながら、照れたような、恥ずかしそうな笑顔を浮かべていた。
MENUへ


スポーツで地域交流・浦安市日の出地区
    地域の誰もが年齢や性別、レベルを気にすることなく気軽にスポーツを楽しめる総合型スポーツクラブが、浦安市日の出地区で設立に向けて準備が進められている。16日にはスポーツ教室が市立日の出南小で開かれ、子供たちを中心に野球やフラッグフットボール、サッカーを楽しんだ。
 地域と行政主体の同スポーツクラブは、全国で設立が進んでいる。地域の野球やサッカークラブなど勝敗を求める競技種目のほか、地域の人の楽しみや健康を目的とする軽スポーツで種目を構成する。地域の要望をくむため、指導者があればさまざまな種目を楽しめる。
 日の出地区では、昨年4月に設立準備委員会(石井敬委員長)が設立された。同小学校を活動場所とし、これまでに合計3回のスポーツ教室が開かれ、来年4月の正式発足を目指している。
 今回は屋外の種目で開き、種目ごとに2時間の体験。野球には50人、フラッグフットボールは13人、サッカーには40人が参加した。同地域は小学校低学年や幼稚園児、30代の若い夫婦が多い地域。野球教室では本格的な練習経験の少ない子供も多く、慣れない守備やバッティングも多かったが、「とっても楽しい」「もっと練習したい」と、強い日差しの下、校庭を走り回っていた。

MENUへ

市川よみうり新聞社
千葉県市川市市川2−4−9 〒272-8585
TEL:047-321-1717 (代表) FAX:047-321-1718
Eメール:center@ichiyomi.co.jp