市川よみうり


最終更新日:2007年5月25日
《次の更新予定日:6月1日》

雅楽コンサート・中山法華経寺
 市川市文化振興財団と法華経寺は20日、雅楽とクラシックコンサートを同寺の祖師堂で開いた。昨年開いた初の雅楽コンサートが好評だったことを受けて2度目のコンサート。
 同堂に祀(まつ)る日蓮上人を背後に、同寺雅楽会の16人が笙、篳篥(ひちりき)、竜笛(りゅうてき)の三管、鞨鼓(かっこ)、太鼓、鉦鼓(しょうこ)の三鼓で、調音を様式化した「平調音取(ひょうじょうねとり)」、民謡「黒田節」の原曲といわれ、オーケストラ曲にも編曲されている「越殿楽(越天楽、えてんらく)」、戦争の勝ち負けを表したといわれる「陪臚(ばいろ)」を演奏。約250人の観客は「すばらしいお堂で昔から伝わる音楽が聞けてよかった」「地元のお坊さんの演奏にびっくりした。雅(みやび)な気分ですね」と話していた。
 同寺では、大きな法要に雅楽を取り入れている。雅楽は、僧の取得すべき修行の一つで、現在、宮内庁から三管の指導も受けている。同寺は、「子供、大人にかかわらず、日本の伝統音楽で芸術の原点でもある雅楽に親しんでもらいたかった。前回のコンサートも好評で、雅楽会員も楽しみだった」という。
 雅楽演奏の後は東京フィルハーモニー交響楽団のチェロ首席奏者・金子博幸さんと第2バイオリン首席奏者の藤村政芳さんが雅楽曲「越天楽」「陪臚」のほか、黛敏郎「独奏チェロのための文楽」、コダーイ「バイオリンとチェロのための二重奏曲」などを堂内に響かせ、大きな拍手を得ていた。

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利用50団体が成果披露・浦安市当代島公民館
    浦安市当代島公民館で19日と20日に文化祭が開かれ、利用者が日ごろの活動を披露するとともに、市民が活動を体験した。
 「笑顔輝く出会いの広場当代島2007」と題した文化祭には、同公民館を利用する約50団体が出演し、社交ダンスやフラダンス、ゴスペルやオカリナ、大正琴、お茶、パッチワーク、陶芸、サツキ、着付け、水墨画など、さまざまな活動の魅力や磨いた技を披露した。
 約30人の男性が高音から深みのある低音までの歌声を響かせたのは浦安男声合唱団。「みんなで歌えば怖くない、誰でも歌えます。美声の持ち主も少しはいますよ」と謙そん、笑いを誘いながらロシア民謡などを歌うと、女性ばかりの50人の観客は口ずさんだり目を閉じて聞いたりしながら聞き入っていた。女性は「深みのある声で体がざわざわきました」と感想を話した。
 子供たちでにぎわっていたのはモザイクタイル体験。タイルをくだいて木製のコースターに貼り付け、目地材ですき間を埋め、汚れを取って完成。バラの模様を形づくっていた児童は「きれいな模様になるように小さいタイルを張るのが難しいけど、自分でつくれるのが楽しい」という。同公民館主催講座生徒とともに作品を展示したサークル数珠の河野雅子会長は「みんなで教わり合いながら作品をつくっています。ほかにない分野で、作品も残る。子育てから一時離れて無心になれます」と活動を楽しんでいる。
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