最終更新日:2007年4月6日 |
《次の更新予定日:4月13日》 |
- まちをそのまま博物館に・ケータイ活用
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千葉商大はこのほど開かれた行徳町回遊展で、IT技術を生かして地域をそのまま博物館にするツアーを開いた。寺社や蔵など約50か所に貼られた二次元バーコードのQRコードを携帯電話で読み取ると解説文や関連する写真などが見られるもので、いつでも好きな時に地域を巡り、解説を受けて歴史や文化を学べた。参加者は「見過ごしそうな石柱などは解説のないものが多いが、それぞれの背景にある物語が分かって楽しかった。いつもバーコードが貼ってあれば誰もが知りたい時に学べてよいのでは。ただ、普段使っていない機能だったのでまだ面倒」と、新たなサービスに期待を寄せていた。
地域振興を踏まえて歴史や文化を研究している同大・朽木ゼミの取り組み。指導者の朽木量助教授は「現地で知りたい情報を見られることがポイント。自宅で情報を見られるのでは人の流れは発生しない。QRコードは街回遊展が終われば取り外すが、行政や自治会、商店会などとも連携して地域の振興に生かしたい。さらに地元の人の思い出なども集め、昔の行徳の姿をさらに盛り込む」と今後も研究、常設化を進めていく考え。
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- 最高級の中おちをパクり・浦安魚市場
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漁師町浦安の名残強い浦安魚市場(北栄1の10の20)で毎週土日午後1時から同3時まで、アサリの貝むきと中おちづくり体験が開かれており、県内外から大勢の人が訪れ、新鮮な魚介類を味わっている。
先月24日には千葉市や市内などから親子連れなど13人が参加し、旬の九州産アサリ500グラムを貝むき包丁を使って一つずつ刃を入れ、貝柱をそぎながらむいていった。アサリは舌や水管を出しているものを選んでも、手に取るとすぐに固く貝を閉ざす。参加者は「刃を入れるのがとっても難しい」と言いながらも、まるでカニを食べているかのように子供も大人も無口になって貝をむいていた。
指導した、同市場で貝加工・販売業を営む池田保二さん(63)は「きれいにむかないと商品にはならないし、たくさんむくためにデレデレやってられないから、子供の手伝いにはやらせてもらえなかった。アサリはなんといっても天ぷらやフライが最高にうまい」と素早く貝をむきながら紹介していた。参加者は殻つきアサリ500グラムもあせてお土産に持って帰った。
中おちづくり体験では、「中おちのなかでも最高級品」という生のメバチマグロの背骨から骨についた身をスプーンですくった。「マグロや焼肉が好き。あぶり中トロが大好き」という子供たちは、自分たちですくった中おちを「とってもおいしい」と、あわせて出された酢飯やカニの味噌汁とともにほお張っていた。
同魚市場は魚屋など43店舗が集まった、近隣でも珍しい私設の市場。卸業を主としているが、「午前9時から11時に来てもらえれば新鮮な魚介類が安く買えます。声をかけてもらえれば、旬の本当においしいものを勧めますよ」と、鮮度のよさと対面販売ならではの買い物の楽しさを自慢する。なお、30日までの土日は午後4時まで、営業時間を延長している。
千葉観光PR「ちばディスティネーション・キャンペーン」の一環で開いている同体験の費用は1人1000円。申し込みは同魚市場(TEL351・4171番=午前9時―午後4時半)かJR東日本びゅープラザ各店。
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