最終更新日:2007年2月9日 |
《次の更新予定日:2月16日》 |
- 土星に大はしゃぎ・親子で冬の天体観測
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市川市立若宮小で先月29日、4中ブロックコミュニティクラブ(渋谷博子委員長)主催の親子天体観望会が開かれ、大勢の親子が冬の星空を楽しんでいた。
同展望会は、毎年この時期に開かれている恒例のイベント。当日の午前中は、どんよりとした空模様で開催が危ぶまれたが、夕方からはスッキリとした青空が広がった。
校庭に集まったたくさんの親子は、市少年自然の家の職員やアマチュア天文家・中村照夫さんの説明を聞きながら、月のクレーターやオリオン座大星雲、シリウス、土星などを、4台の天体望遠鏡で観察。特に土星が大人気で、子供たちは「すげえ、すげえ」「本当に土星だ」と大はしゃぎしていた。
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- よどみのない物語に拍手・子供「語りべ」
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地域の民話を語る「語りべ」を学んでいた市川市と船橋市の子供たちが3日と4日、両市で開かれた発表会で練習の成果を披露した。聞きに訪れた地域の大人たちは、流暢(りゅうちょう)な語りに「かわいらしい」と感心していた。
市川市中山の旧片桐邸で開かれた発表会では、5人の児童が約50人の観客を前に座り、船橋・印内生まれで市川・北方で働いた「いんねえのじゅえむどん」にまつわる笑いのちりばめられた民話などを、穏やかな口調と客席一人ひとりに視線を投げかけるようなしぐさで話して聞かせた。立派な語りと、感想を聞かれると恥ずかしそうにしている対照的な姿に、客席から暖かい拍手が送られていた。児童は、「前に覚えた話とごちゃごちゃになっちゃうのが大変だった」「『つるべから』水をくむ―を『井戸から』に変えて分かりやすくした」と苦労話を紹介した。市川市立冨貴島小の村田沢ちゃん(3年)は「音読や国語が好きでお母さんに勧められて語りべに参加しました。こんなに多くの人の前で話して恥ずかしかったけれど楽しかった」と話し、これからも続けたい様子だった。
子供たちは県の事業「民話の広場」に参加し、下総地域を中心に日本各地の民話を学んできた。平成15―17年度に夷隅で実施したモデル事業を基に、市川・船橋、佐倉、館山地区で行っている。県環境生活部文化振興課文化振興室の金高恵美子主査は「テレビなどの生活のなかへの広がりと、地域から民話を伝える語りべが減りつつある現状に対して何ができるか。伝承文化を引き継ぎ、地域づくり、子供の心を育てることのためにも、今後も続けていきたい」と、人と人が向かい合う語りの大切さを訴えていた。
発表した児童は18日午後1時半から同3時半まで船橋市海神公民館で開かれる「下総民話のひろばまつり」に出席し、語りを披露する。そのほか、民話の人形劇、各地で昔話を語っているあしかが語りの会主宰・山本倶子さんの京都弁の語り、獅子舞(ししまい)が楽しめる。
無料。申し込む不要。問い合わせは下総民話のひろば事務局(市川民話の会内、TEL333・8460番)か同公民館(TEL047・420・1001番)。
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