市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

 □茅の輪くぐって罪けがれ祓う 葛飾八幡宮で夏越大祓
 □市川市教育委員会 いじめ防止へ新組織設置
 □今年は事前申込制 浦安市営東野プール
 □浦安市の待機児童解消 4月時点 昨年34人→今年0人
 □新型コロナワクチン 市川市、バスでグループ接種
 □東京五輪点火セレモニー 市川・浦安の市民も参加
  

茅の輪くぐって罪けがれ祓う
葛飾八幡宮で夏越大祓


大きな茅の輪をくぐって罪やけがれを祓う参拝者

 市川市八幡の葛飾八幡宮で先月30日、半年間で身に付いた罪やけがれを祓う神事「夏越大祓」が行われ、参拝者たちが拝殿前に立てられた茅の輪をくぐった。

 大祓は毎年6月30日と12月31日に開催。12月は師走大祓と呼ばれる。

 この日は市民や氏子ら約千人が参加。高さ約3㍍の茅の輪を左回り、右回りと8の字を描くようにしてくぐってから拝殿で礼拝した。

 南八幡から訪れていた80代の男性は「歳が歳だから、あと半年も元気に、すっきり過ごしていければと願った」と話していた。  

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市川市教育委員会
いじめ防止へ新組織設置

 市川市教育委員会はこのほど、「市川市いじめ問題対策連絡協議会」と「市川市いじめ防止対策委員会」を設置した。各組織は、関係機関の連携強化とそのための協議、いじめ防止対策やいじめ重大事態の調査などを行う。また、市長が必要と判断したときは、いじめ防止対策委員会の調査結果について再調査する「市川市いじめ問題再調査委員会」を設置する。  いずれも、いじめ防止対策推進法に基づく組織で、この3組織を設置する条例が、市川市2月定例市議会で成立していた。

 同法は、学校や教委、児童相談所、警察などで構成する「いじめ問題対策連絡協議会」を各自治体が設置できることや、学校でいじめ重大事態が発生した場合には教委などが第三者を交えた組織を設置して調査すること、その調査結果を調査する組織を市長などが設置できることを規定。しかし、同市にはこれまでこれらの組織はなく、2016年に市内の市立小学校でいじめ重大事態が発生した際には、当事者や保護者への聞き取り調査は学校や市教委が行っていた。

 市教委は19年度、この事案の初動対応などを第三者が検証する会議を11回にわたり開催。同会議の報告書では、学校が早い段階で事実確認をしなかったことなど数々の不備を指摘するとともに、同連絡協議会の設置を提言していた。

 今回設置された「いじめ問題対策連絡協議会」は常設で、学識経験者や学校関係者、市や関係機関の職員など15人以内の委員を市教委が委嘱。各機関・団体の連絡・調整を図るとともに、相互の連携の推進について協議する。

 「いじめ防止対策委員会」も常設で、学識経験者5人以内の委員を市教委が委嘱。いじめ防止対策や、実際に発生したいじめ重大事案について、市教委の諮問に応じて調査・審議する。いじめ重大事案が複数発生した場合には、その事案についてのみ調査・審議する委員会を別に設置する。

 「いじめ問題再調査委員会」の委員は学識経験者5人以内。委員は市長が委嘱する。

 市教委は、今回の条例により「組織が常設されることで、対応の迅速性が増す」と説明。ただ市教委は、16年のいじめ重大事態の際、会議室で市教委からの報告を基に第三者を交えて協議しただけの検討会を「広い意味で法に定める(第三者を交えた)調査組織の調査に当たる」と認識しており、効果は未知数だ。  

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今年は事前申込制
浦安市営東野プール

 浦安市営東野プール(東野2の18の1)が16日にオープンする。8月31日まで。2年ぶりのオープンとなる今年は、新型コロナウイルス対策で、利用は事前申し込み制とした。

 開場時間は午前9時15分~同11時45分と、午後1時15分~同3時45分。午前と午後の完全入れ替え制で、利用時間は2時間まで。更衣室の利用人数を考慮し、入場は15分間隔で3回に分ける。

 対象は市内在住者のみで、小学3年生以下は保護者の同伴が必要。料金は高校生以上が390円、中学生以下が130円。

 利用希望者は、同プールのホームページか電話で申し込む。定員は午前・午後それぞれ350人(入水しない見学者も含む)で、このうち電話での申し込みは各20人。利用希望日の1週間前から予約できる。

 問い合わせは、15日まではバルドラール浦安アリーナ屋内水泳プール(☎304・0030番)、16日以降は東野プール(☎352・6891番)。  

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浦安市の待機児童解消
4月時点 昨年34人→今年0人

 浦安市における保育所などの入所待機児童が、今年4月1日時点でゼロになった。先月開かれた市議会第2回定例会で市が明らかにした。減少は3年連続。昨年は前年比108人減の34人だったが、今年は解消した。

 同市の待機児童数は、2015年に29人だったが、17年には165人、翌18年には県内で2番目に多い168人となるなど毎年増加。19年は142人と26人減ったものの、県内最多だった。

 市はこれまでも、公立保育園の定員を増やしたり、国の私立保育園整備補助金に市独自に加算したりして、認可保育園を中心に整備を進めてきた。昨年度は認可保育園3園、小規模保育園1園が開園。全て待機児童が集中していた元町地域で、市内全域の定員は270人増加の4703人となった。

 市は「ニーズや状況は今後も変わってくると思うが、人口構造や動向を踏まえ、状況に合った保育サービスを提供していきたい」としている。  

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新型コロナワクチン
市川市、バスでグループ接種

 市川市は8月4日から10月31日までの水・土・日曜日に各日2回、30人以上のグループに対してバスで希望の場所に行き、新型コロナウイルスワクチンを接種する「グループ接種」を始める。予約の受け付けは19日から開始する予定。ただ、全国ではワクチン供給の見通しが立たずに予約を停止している自治体もあり、状況によってはずれ込む可能性もある。

 対象は16歳以上の市民。市は、自治会やサークル、PTAなどが、大洲・広尾両防災公園や東山魁夷記念館、大柏川ビジターセンター、少年自然の家などで接種を受けることなどを想定しているという。

 グループ接種の申し込み方法など詳細は市のホームページなどを参照。問い合わせは市新型コロナウイルス対策コールセンター(☎712・8661番=平日午前9時―午後5時)。  

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東京五輪点火セレモニー
市川・浦安の市民も参加


浦安市内を走る予定だったランナーたち


浦安市内を走る予定だったランナーたち

 東京五輪の聖火リレーに代わる点火セレモニーが1日から3日間、県内各地で開かれ、聖火ランナーとして走る予定だった237人・組がトーチキスで聖火をつないだ。 市川市民9人、浦安市民8人や、浦安市に練習拠点を置くNTTコミュニケーションズのラグビー部・シャイニングアークスの選手らも参加した。最終日の3日に、松戸市・松戸中央公園で参加した東京パラ五輪車いすバスケットボール日本代表ヘッドコーチの京谷和幸さん(浦安市在住)は「全国各地を回って来た火をつなぐことができてほっとしている。浦安市内を走る予定がかなわず残念だったが、トーチキスができたことは市民の代表としても喜ばしい」と感想を語り、「チームの最大の目標でもあるメダル獲得に向けて一戦一戦全力で戦うので、応援してほしい」と抱負を述べた。 同じく3日の参加者で、3年半前にがんを患ったという市川市在住の三好智映さんは「きょうの日を無事に迎えられて感無量。重みのある聖火を無事つなげられて良かった。困難にぶち当たっても乗り越える力をスポーツで養ったので、そうした素晴らしさもこれから伝えられればいいなと思う」と話した。松戸市を走る予定だった浦安市消防団の大川三敏団長は「復興五輪ということで、東日本大震災時も一致団結して市民の安全安心を守って来た仲間に労いとエールを送る思いで参加した。自分たちのまちは自分たちで守るんだという思いが多くの人に伝われば」と願った。  

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