勝負だけではなく優しさも
平成18年度エイジレス・ライフ実践者
中野 安司さん
日本発祥のゲートボールに携わって約30年。「小さなエリアに10球がひしめき、作戦は1千通り以上―と、ほかにはないスポーツ。技術より精神力が求められる」と、日々ゲートボールに向かい合う71歳。 現在、中国やロシアなど世界32か国以上に広まるゲートボールが海を越えたのはここ10年の話。「日本では高齢者のスポーツといわれているが、海外では子供たちが楽しんでいる。みんなとっても明るい。日本人ももっと明るく楽しんでほしい」と、国内外問わず指導に携わる。 帰国した中国残留孤児との交流にも積極的。「言葉も通じず、家に閉じこもりがち。力になりたい」と交流大会を開いている。 ゲームだから当然、勝負はつく。が、「ただ、一方的に勝つのはよくない。互いをいたわるやさしさが求められるんです」と“ゲートボール道”を行くスポーツマン。 (2007年1月19日) MENUへ |
地域互助は自分にもプラス
高齢者に弁当を届けるポテトの会・代表
加藤 京子さん
子育てがひと段落した14年ほど前、市の老人給食サービスに参加し、独居老人の自宅に弁当を届けた。活動を通じてわかったのは、さまざまな人がサービスを必要としている実態。市の事業が終了した平成7年、「解散はもったいない」と有志で会を結成し、いまも活動を続けている。
「地域に知り合いがたくさんできたことは宝物。自分にとってプラスになることも多い」というボランティア活動。「体の続く限り、隣近所の助け合いのように細々と続けていきたい」。
趣味はジョギングと登山。「百名山」を70歳までに制覇することが目標で、すでに72の山に登っている。目標達成まで残された時間はあと10年。毎週末、「あんなにいいコースはない」という江戸川沿いを約15キロメートル走っており、体力面でも不安はない。
(2007年1月26日) MENUへ |