市川よみうり


最終更新日:2007年6月8日
《次の更新予定日:6月15日》

路上喫煙とポイ捨てダメ

市川市マナー条例4年目

WHO世界禁煙デーの先月31日、市川市の職員が早朝からJR本八幡駅前と京成八幡駅前の街頭に立ち、禁煙と健康、同市マナー条例を通勤・通学者にアピールした。
 平成16年度に施行されたマナー条例では、市内主要駅周辺で路上喫煙とポイ捨てをした人に2000円を過料。今月で過料開始から4年目に入り、「市民からの取り締まり強化を求める苦情は格段に減った」(市防犯対策課)という。
 この日のPRは、来年10月に開催予定の「第3回健康都市連合市川大会」に向けて、マナー条例の順守と禁煙による「健康都市いちかわ」を実現しようと実施。のぼりを立て、スピーカーで通勤・通学者に訴えかけながら、市職員約20人がマナー条例啓発のポケットティッシュを配った。
 なお、市は同日から、職員が通勤・帰宅途中に「タバコの吸い殻を1人1本拾う運動」を実施。初日は雨の影響もあり100本ほどしか集まらなかったが、今後も職員有志が自主的に継続していくという。
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ガイドライン変更で世界共通

浦安市赤十字奉仕団

   赤十字の博愛人道の精神に基づいてさまざまな活動をする浦安市赤十字奉仕団は2日、胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAED(自動体外式除細動器)など今年度から変更された救命処置方法を受講した。
 定期総会の後、出席した約40人の女性たちは、日本赤十字社千葉県支部の指導で、心配蘇生法国際となった救命処置方法を受講した。主な変更点は、▽できるだけ早期から十分な強さと回数、絶え間ない胸骨圧迫▽胸骨圧迫と人工呼吸の回数比(15対2から30回対2に)▽AEDによる電気ショックの連続回数を3回から1回とし電気ショック後ただちに胸骨圧迫▽AEDの使用は8歳以上から1歳以上に―など。
 人工呼吸と胸骨圧迫にいて参加者は「人工呼吸は吹き込み方が難しいが、胸骨圧迫が肺の伸縮を促すので効果はほぼ同じ。処置方法の変更で、誰もが処置を楽にできる」と、蘇生の確率が高まると感じていた。
 AEDについては、「二度受講して『わたしがやろう』という気持ちがある。ただ、いざという場面に出くわしたが気持ちがあせり、まだ自信はない。みんなが受講していれば、協力してできる。できるだけ多くの人に受講してほしい」と、心配蘇生法を中心に止血法、AEDの使用法を学ぶ普通救命講習(約3時間)をすべての市民が受講することを期待していた。
 浦安市での個人を対象とした普通救命講習は奇数月に開催。問い合わせは浦安市消防本部警防課救急係(TEL352・3553番)。市川市では3、6、11月を除く毎月第3日曜日午前9時から開いている。問い合わせは市川市消防局(TEL333・2111番)。
 なお、5月と6月は赤十字月間。日本赤十字社は、活動資金の寄付を受け付けている。問い合わせは同社(TEL0570・009595番、最寄りの都道府県支部につながる)。
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フェンシング・日本人初の快挙

慶応高2年・三宅諒君

 さる4月にトルコで開かれたフェンシング世界選手権のカデ(14歳以上17歳未満)男子フルーレで、市川市在住の慶応義塾高2年生・三宅諒君(16)が優勝した。フェンシング世界選手権での優勝は、全世代を通じて日本人初の快挙。先月31日には千葉光行市長のもとを訪れ、日本に一つしかない金メダルを披露。千葉市長は「すごい可能性をもっている。『ナントカ王子』ってつけてもらったほうがいい」と感心しきりだった。  6歳でフェンシングを始めた三宅君は、これまでにも国際大会やジュニアオリンピックなどで優勝してきたが、世界選手権優勝はこれまでで最も大きなタイトル。決勝戦は14対14の大接戦から、「いままで生きてきたなかで一番キレイな攻撃」が決まり、栄冠を手にした。表彰式のことは「どんな感じだったか覚えていない」ほどうれしかったというが、優勝を実感したベッドのなかではグッスリ眠れたという。  昨年のインターハイでは、1年生だった三宅君は5位に終わっていることから、「インターハイ優勝」が今後の目標。来年の北京五輪はポイント不足のため出場権がないが、「2012年のロンドン大会出場」はその先に見据えている。
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