市川よみうり


最終更新日:2007年4月20日
《次の更新予定日:4月27日》

3歳児保育を開始

浦安市立幼稚園

 浦安市は今年度から、市立幼稚園で3歳児保育を開始する。3歳児にとっての集団生活の必要性や保護者のニーズを満たすことが目的。市はあわせて預かり保育の利用人数枠も拡大した。認定こども園の検討も続けているが、当面は両施策で子育てを支援していく方針。
 市はこれまで、幼稚園教育のあり方検討委員会や保護者の声を聞く機会を設け、幼稚園教育全般、とりわけ3歳児保育の必要性について検討してきた。しかし、市内には公立幼稚園が14園と充実していることから、「私立幼稚園がある程度参入するまでの間は、当面、公立幼稚園における3歳児保育の導入を見合わせ、状況の変化を見極めながら検討する」としていた。今後、公立保育園を設置しない方針と、3歳児保育が私立の特徴となっていた背景もある。
 3歳児保育を今年度から導入することについて市は、「3歳という時期は社会性が芽生える教育上大切な時期であるとともに、核家族や市への転入などで子育てを支えてくれる人が少ないという育児の悩みをもつ保護者のニーズなどを勘案して決めた」という。
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使わないプラグを抜こう

市川市エコライフカレンダー

    市川市はこのほど、エコライフを啓発する「エコライフカレンダー」を1万5千部作製した。
 B5版8ページにイラストを多用し、「風呂の残り湯を使って打ち水しよう」「使わない電気製品はコンセントからプラグを抜こう」など月ごとのアドバイスを掲載。季節ごとに目標を記入し、達成できたかをチェックする欄も設けた。
 また、「(環境のことを)調査する(Research)」「(ごみになるレジ袋は)もらわない(Refuse)」「再利用(Reuse)」「修理(Repair)」「ごみにしない(Reduce)」「リサイクル(Recycle)」「(エコをまわりの人に)すすめる(Recommend)」の“7R”を啓発し、地球温暖化による弊害についても説明している。
 同カレンダーは、市内全小学5、6年生と中学1年生全員に配布したほか、市環境政策課(分庁舎B棟)、市政情報センター、支所、出張所、情報プラザ、中央図書館、市内公民館(16か所)で配布中。また、市内から市外の学校に通う対象学年の児童・生徒に「希望者は環境政策担当までご連絡ください」と呼びかけている。問い合わせは同担当(TEL334・1111内線3525番)。
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就労自立のステップへ

ホームレスが研修修了

 同研修は、ホームレスの人や以前ホームレスだった人が再び社会に復帰し、真に自立した社会生活を安定的に営めるために行政が支援するもの。市から委託を受けた同事業団の作成したプログラムに沿い、自立の意志と就労意欲の強い7人が約2か月にわたり訓練を受けた。
 訓練内容は、炊事・洗濯・掃除など日常生活を営む上で必要とするものから始まり、最後は病院やデイサービスセンター、クリーンセンターにおけるハウスクリーニング技能訓練で終了。路上生活者に多いアルコール依存症についての基礎研修も受けた。
 7人のうち1人は研修開始直後に就職したため訓練はあまり受けていないが、残り6人は一人の脱落者も出さずに研修を終了。うち4人は、「集団で行動することや規則正しい生活を体験し、モチベーションが高まった」(同事業団)と、今後も同事業団の受託事業に従事することが決まった。
 当初は無口だったが、修了時にはコミュニケーションもよくとるようになったという研修生たち。修了式では、「個人では体験できないことを教わった」「他の人のためにこの事業を続けてほしい」など研修の有用性や、「頑張って仕事を長く続けたい」など、今後の決意を語っていた。
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