市川よみうり


最終更新日:2007年3月23日
《次の更新予定日:4月6日》

どんな小さな命も大切

大野小6年1組が県代表

  市川市立大野小6年1組(担任・松永裕思教諭)の児童40人が作成した環境壁新聞「Nature」が、24日から2日間の日程で開かれる「こどもエコクラブ全国フェスティバルinよこすか」の県代表に選出された。9日には、同フェスティバルで発表を行う代表児童3人と松永教諭が千葉光行市長を訪問。児童たちは、「発表できないみんなの分まで頑張って思いを伝えたい」と意気込みを語った。
 こどもエコクラブは、小中学生が学校や地域、家族、友達などとグループで環境学習に取り組むもので、2月2日現在、全国で4692クラブ13万6454人が参加。県内では121クラブ3382人、市内では44クラブ1384人が活動している。
 県代表に選ばれた作品は、児童たちが一昨年から総合的な学習の時間に北方遊水池で学んだことをまとめたもの。動植物の在来種と外来種の関係や、同池にいるタヌキのことなどが、ハートや四葉のクローバーなどの形に工夫した枠のなかに書き込まれている。  「どんなに小さな命でも大切だと感じた」「これから立ち上がって自然豊かな未来を作りたい」と多くを学んだ児童たち。全国フェスティバルに向けても、「他県の人の違う感じ方を持ち帰って、いろいろな見方から自然を考えたい」と意欲を高めていた。
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お笑いコンビの授業に熱中

中山小・新エネルギー教室

   市川市立中山小(鐵本和広校長、児童数682人)で8日、若手お笑いコンビ・フルコンタクトが講師を務める「新エネルギー教室」が開かれ、4年生113人が楽しみながら新エネルギーの大切さを学んだ。
 同教室は、資源エネルギー庁と関東経済産業局、新エネルギー財団が全国各地の小学校で実施している授業。市川市では、今月中山小に設置した太陽光発電装置を啓発するため、同校で新エネルギーを学習した4年生を対象に実施された。
 博士とカッパの格好で登場したフルコンタクトの二人は、石油があと40年ほどでなくなってしまう「エネルギー問題」や、二酸化炭素の排出による「地球温暖化問題」など、現在のエネルギーを使い続けることの問題点とともに、太陽光発電や風力発電、バイオマスエネルギー、燃料電池など地球に優しい新エネルギーを児童に紹介。「2010年には一人当たり石油160リットル分の新エネルギーを使うことが目標」と、一人ひとりが新エネルギーを活用することの大切さを伝えた。
 ボケとツッコミが随所に折り込まれた楽しい授業に、すっかりのめりこんでいた児童たち。フルコンタクトからの問いかけにも、皆が一斉に手を挙げて身を乗り出すようにして答えていた。
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毎朝学校周辺を清掃

美浜中・生徒がボランティア

 清掃活動は部活動単位で参加。学校外周の植え込みや歩道、街路樹に加え、ごみが目に付いたときには向かいの住宅街へも足を伸ばし、草取り、落ち葉や枯れ木拾い、コケはぎなどを行っている。同地域は比較的、人や車の往来は多くはないが、タバコの吸い殻や運転手が捨てていくごみも拾う。
 清掃活動のきっかけは、今年度赴任してきた藤田校長が清掃活動をしていたことに賛同して、昨年5月から清掃活動を始めた野村雅弘さん。3年生で転校してきたため部活動に入らず、学校の状況も分からなかった野村さんは「学校に慣れる一つの手段として校長先生と一緒に取り組んだ。掃除は好き。汚かった通りがきれいになると気持ちいい。道行く人たちが『お疲れ様』『いつもありがとう』と声をかけてくれるのがうれしいです」と話す。翌月には生徒の約九割が参加する部活の部長会が活動に参加することを決め、いまでは1日に1部が清掃に従事する。
 個人で参加するのは野村さんが声をかけた田中勇気さん、横山拓哉さんの3年生3人。田中さんと横山さんは「部活も引退し、朝起きる習慣もあって誘われたので参加している。掃除は嫌いじゃないですし」と毎日、気持ちのよい通りづくりに勤しんでいる。
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