市川よみうり


最終更新日:2007年3月9日
《次の更新予定日:3月16日》

一緒に作ったカレンダー

在校生が卒業生に贈る

 市川市立大柏小(藤間信夫校長、児童770人)で2月27日、卒業を祝う会が開かれ、全校児童一人ひとり手作りの平成19年度カレンダーが卒業生に贈られた。
 同会は、学校行事を担当する代表委員会の主催で、進行から出し物まですべて児童が行った。6年生を花のアーチで体育館に迎えた在校生は、歌や詩の朗読、踊りで卒業を祝い、「中学に行っても明るく澄み切った心で、夢に向かって飛び立って下さい。ご卒業おめでとうございます」と、新しい門出へ送り出した。
 6年生132人へのプレゼントは、全児童が制作に参加したカレンダー。同校では6年生と1年生、5年生と2年生、4年生と3年生が一人ずつペアを組んで、歩き遠足やいちょうタイム(交流の時間)、給食を一緒に食べるなど、異年齢の結びつきを深めている。
 児童がそれぞれ卒業生に贈る言葉も書き添え、5年生は著名な詩や俳句、短歌のほか、「小学校とうとうお別れ頑張ろう」「中学校いままでよりも頑張って」など自作の俳句も。児童は「卒業した日を思い出してくれればいい。手作りで心がこもっていていい。来年は私たちもほしい」と話していた。
 カレンダーについて藤間校長は「詳細は分からないが、10年以上前から続いているようです。みんなが参加し、心を込めて取り組んでいるのがいい」、他の教員は「これまでの赴任先で、全校生徒が参加して児童の顔が見える手作りの品を贈っているのを見たことはない」と話していた。
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OB集結10周年祝う

中学生海外派遣事業

   昨年度に発足10年目を迎えた市川市青少年教育国際交流協会学生会(渡辺一樹会長)はさきごろ、同学生会発足10周年記念パーティーを同市の八幡会館で開いた。
 市川市教委と同市青少年教育国際交流協会の「中学生海外派遣事業」により、ドイツやニュージーランドに滞在した学生たちで構成する同会。学生たちは、派遣後も週一度の割合で集まり、イベントの企画やボランティア活動、これから派遣される生徒の研修、海外から訪れる学生の案内などを行っている。
 記念パーティーを企画・運営したのも全て同会所属の学生たち。当日は、29歳の1期生から今年度ドイツに派遣された中学生までの約100人が参加し、馴染みのメンバーや懐かしい仲間たちと会話に花を咲かせた。
 昨年撮影したニュージーランドからのビデオレターが映し出されると、来場者たちは一斉にスクリーンに注目。生徒の受け入れ先だった学校や家庭などの懐かしい映像に、大きな歓声を上げていた。
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女子生徒が着付け体験

独・ローゼンハイム市と交流

 女子生徒たちは、一人ずつ分かれてホームステイをしながら、2日間、市内の中学校に体験入学。その後、東山魁夷記念館や、中山法華経寺、東京・浅草など、市内外の名所を見学した。
 帰国前日の17日には、八幡会館で着付けを体験。締め付けの強さと歩きにくさを感じながらも、「色がとてもキレイ」と葛飾八幡宮で記念撮影を楽しんでいた。
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