最終更新日:2007年2月9日 |
《次の更新予定日:2月16日》 |
- 社宅跡を公園緑地に
自治会が市川市に要望
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市川市菅野2丁目自治会(石渡彰会長)は2日、町内にあるNTT社宅跡地を市が買い上げ、公園として整備するよう求める意見書を、1893人の署名とともに市に提出した。同自治会内には公園が一つもないことが大きな理由の一つだが、町内には外環道路が開通した際にはその上部が公園または緑地として整備される計画もあり、市は「街づくり全体のなかで時間をかけて検討したい」としている。
同地は元貴族院議員で東京市長も務めた西久保弘道が大正5年から昭和5年まで居住していた所で、面積は約2200平方メートル。その後、邸宅は解体され、数年前までNTTの社宅として使用されていた。
住民たちは、町内のほぼ中央に位置する同地が公園になれば、子供たちの遊び場や市民の憩いの場、災害時の避難場所になるだけでなく、「公園内に自治会館ができれば地域交流がさらに盛んになる」と期待を寄せる。また、同地には樹齢200年を超えると思われるクロマツが10本近く残っており、「住宅地として売却されればクロマツは切られてしまう」という危機感もある。
西久保弘道は、同地に剣道場を開いたり、白幡天神社に青年会館を建設したりするなど、地域の青少年育成にも協力した人物。住民たちは、「公園の名称などを工夫すれば西久保邸跡地として保存もできる」と、その文化的価値も指摘している。
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- 防犯カメラ早くも80%設置
市川市の駐輪場
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市川市は、市内の自転車駐車場(以下駐輪場)のほとんどに防犯カメラを設置、今月から稼動させている。昨年度から3か年の事業として取り組んでいたが、安全で安心な街づくりのため、1年前倒しの早期設置に踏み切った。
条例で定められている市内の駐輪場は、今月開所したJR市川駅北口の市川第7駐輪場を合わせて45か所だが、すでに設置していた駐輪場と合わせて、駅周辺の36の駐輪場に防犯カメラを設置した。早期設置について市は「(犯罪が多発する)現状に対して、犯罪の抑止につなげたい。駐輪場内だけでなく、駐輪場は駅周辺や住宅街に多く、街の防犯に役立つ」とし、防犯カメラをこれまでの購入からリースに切り替えることで初期投資を抑え、多くの駐輪場に設置した。
防犯カメラの設置台数は、駐輪場の規模に応じて2台から24台まで。画像はハードディスクに保存し、1週間で削除。犯罪発生など条例に基づく範囲内で警察に提供する。 市は今後設置する駐輪場について、防犯カメラの設置を基本としていく方針。
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- 医師がタバコ有害性を説明
市川市禁煙支援講習会
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タバコを選びますか? 健康と家族を選びますか?
市川市南行徳市民センターで先月25日、亀田総合病院呼吸器科医長・金子教宏さんを講師とする同市の禁煙支援講習会が開かれ、喫煙者など約20人の市民がタバコの及ぼす害などの話に真剣に耳を傾けていた。
金子さんは、喫煙が肺ガンや肺気腫、脳梗塞(こうそく)だけでなく、動脈閉塞(へいそく)により手足が壊死するバージャー病、インポテンツ、肌のシワなどの原因になることを説明しながら、喫煙者の肺やバージャー病により足を切断した患者などの生々しい写真を紹介。妊婦が喫煙すると流産や早産、低出生児の確率が増えるほか、親が喫煙すると副流煙以外にも子供に影響があるなど、タバコは本人だけでなく次世代にも害を与えることを強調した。
国内では、交通事故の死者が年間約1万人、自殺者が同3万人であるのに対し、タバコを原因とする死者は同10万人。特に、喫煙を始めた時期が早いほど肺ガンになる確率も高くなるが、近年は未成年者の喫煙が増えているという。金子さんは、自動販売機で誰でも買えてしまうこと、タバコの値段が安すぎることなどをその原因として指摘。「少子高齢化社会で壮年層がタバコで死んでしまったら誰が日本を支えるのか。タバコは日本を殺す」と、対策の必要性を訴えた。
市は今月19日午後7時から行徳公民館、3月24日午後2時から市民会館で同講演会を開く。予約不要、各回先着50人。問い合わせは市防犯対策課マナー条例推進担当(TEL320・1333番)。
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