最終更新日:2007年2月2日 |
《次の更新予定日:2月9日》 |
- 市民が選んだ景観100
市川市・案内地図を製作 -
市川市は1月23日、市民参加で製作を進めてきた「いちかわ景観100選マップ」を完成させ、公表した。市民から募った市川の好きな景観を、分かりやすく紹介する同マップ。歩きながらでも見やすい地図作りを目指し、折り返した部分に掲載されている情報が地図と連携するなど、主体的に携わってきた市民や市内在学者がアイデアを盛り込み、「わがまちいちかわ」への愛着を多くの人にもってもらえるようにと製作した。また、市の観光資源を紹介するとともに、守り、育てていくための役割も担う。
地図はA2判サイズの両面カラーで八ツ折り。市内を3地域(北部・中部・南部)に区分し、色分けで表示、写真も数多く盛り込んでいる。特長は、地図と紹介文の連動。たとえば南部(行徳地区。地図の下部)を見たい時に上部を折り畳むと、裏面の該当する紹介文と地図が合わせて見られるようになっており、見やすさに配慮されている。今後の取り組みとして市都市計画課は「マップに掲載し切れなかった情報を広く紹介するため、別冊版も検討している」という。
製作に参加した県立市川工業高校の蒋美喬さん(17)は「使いやすさを大切に考えて作った。マップ作りに携わって、百選というすばらしい景観を、頭で考えるより心で感じられた。京成線沿いが好き」と地図の完成と市内の景観を味わえたことに満足げだった。 今年度はマップを5千部作製し、本庁舎や支所、出張所、市民文化施設のほか、市内の鉄道各駅にも設置する。
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- 「いじめゼロ宣言」を採択
県内小中高117校が取り組み発表
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県主催のいじめゼロ子どもサミットが1月25日、県議会議場で開かれ、県内177校から1人ずつ参加した児童・生徒が、各校で取り組んでいるいじめをなくすための活動を互いに報告し、勇気をキーワードにした「いじめゼロ宣言」を採択した。
子供たち一人ひとりが自由な話し合いをとおしていじめを自分たちの問題として考える取り組み。各校独自に話し合いや取り組みを実践し、小中学校は各市町村1校ずつ、高校は41校、盲・聾(ろう)・養護学校は6校、私立学校は10校がサミットに参加し、成果を発表した。千葉盲学校の生徒は「転入者は障害が一因だと思うが、みんないじめに遭ってきた。いじめられるつらさを知っているから、私たちの学校にはいじめはない。みんなが相手の立場に立てばいじめはなくなると思う」といじめに対する思いを語っていた。
いじめゼロ宣言は、「やめる勇気」「とめる勇気」「はなす勇気」「みとめる勇気」をもつことを柱に、同サミット実行委員会の児童生徒が自ら作成。心や体を痛めつける行為をせず、いじめから目をそらさず、救いの手を差し伸べ、いじめられている場合は信頼できる人に相談する―。また、いじめの原因ともなる自分と違う考え方や行動を個性と受け止めることを誓っている。採択に際し、参加した生徒は「宣言を中学校に戻って広めたい」「崇高な理想で賛同する」と賛意を示した。堂本暁子知事は「いじめ(を受けたり、したりすること)は大人になって犯罪につながらないとは限らない。お互いの違いを認め合う勇気をもっていればいじめはなくなるだろう。自分を大事に、みんなを大事にしてほしい。みなさんがいじめに対して取り組んでいることは、いじめだけではなく、人として生きていくことを考えるきっかけにもなったことだろう。大人にも伝え、一緒に実行してほしい」と語った。
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- 重要文化財保護を啓発
弘法寺などで消防総合訓練
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1月26日の文化財防火デーにちなんで、市川市消防局は先月25日から28日にかけて、市内4か所の寺社で消防総合訓練を行った。
昭和24年の1月26日に奈良・法隆寺の火災で国宝の12面壁画が消失したことなどから、同30年に指定された文化財防火デー。市川市ではここ数年、中山法華経寺と妙好寺の2か所で訓練を行っていたが、今年は新たに真間山弘法寺と大野駒形大神社を加えた合計4か所での実施となった。
明治21年に火災で御堂が焼失した経験をもつ弘法寺では、先月26日に訓練を実施。西消防署や消防団、同寺の自衛消防隊などの隊員約100人と、消防車両10台が参加した。
仁王門が何者かに放火されたという想定のもと、自衛消防隊員が消火器で初期消火活動を実施。最後に、消防団と消防署の隊員たちが4か所から一斉に放水を行うと、見学に来ていた真間山幼稚園の園児たちから大きな歓声が上がった。
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