イベント通じて関心UP=いちかわ環境フェア環境についての見聞を広めるために市民、行政事業者などが協働して行う第16回いちかわ環境フェアが先月21日、メディアパーク市川で開かれ、幼い子供からお年寄りまで多くの来場者が各種イベントなどを楽しむとともに環境への関心を深めていた。
今回の特徴はメーンテーマを「知っているからやっているへ」に定め、布製のぞうり作りやアクリルたわし作りなど、知識を深めるだけでなく実際に行動してもらおうという体験型コーナーを数多く設けたこと。受付の脇には少し早い七夕飾りが備え付けられ、短冊には「エアコンを使わず扇風機で我慢する」や「積極的にごみ拾いに参加する」など、環境に対するそれぞれの行動目標が書き記されていた。
親子連れはエントランス付近の風船パフォーマンスや針金アートで遊びに夢中。小雨がぱらつく悪天候の中、訪れた人たちは興味あるイベントブースに立ち寄りながら、思い思いの環境学習に勤しみ息を弾ませていた。
認知度もまだまだ=「1%支援制度」をPR市川市は先月22日、「1%支援制度」をPRするイベントを同市鬼高のニッケコルトンプラザで行った。
このイベントは、同制度の支援団体の活動内容と制度自体を市民に広める目的で行われた。
当日は雨の中、約100人のボランティアが集まり、チラシやティッシュなどを配布。また、昔遊びやアーチェリーなどを実演しながら、各団体の活動内容と同制度をアピールした。中でも、子供の健全育成を目的とした「行徳よさこい」が繰り広げた迫力あるよさこいパフォーマンスは、訪れた人々から拍手喝采を受け、イベントを盛り上げていた。
しかし、「制度自体の認知度もまだまだ」(女性ボランティア)という現場の声が表すとおり、会場に設けられた届け出ブースの利用は十数件にとどまった。
市は、平成17年度から市民の納税意欲を高めること、市内で活動する市民活動団体を支援・促進することを目的として同支援制度を導入した。個人納税者は個人市民税額の1%相当額を、地域ポイント保持者はそのポイントを、それぞれ希望する団体に支援することができ、市を仲介として市民活動に直接貢献できることが魅力となっている。本年度は支援対象団体が百四団体と、制度の規模は拡大している。市は全国初の試みとして、今後もこの制度を普及し、発展させたい考え。
支援申し込みは10日まで。詳しい申し込み方法や同制度の情報は市ボランティア・NPO担当(TEL326・1284番)。
ダイナミックな夏の世界を=プール壁面にイラスト5日にリニューアルオープンした市民プールでは、市内から応募した4団体が消毒槽の壁4面に絵を描き、明るく楽しい地元のプール≠演出した。
壁面にイラストを描く取り組みは、同市で今年開催される「WHO・第3回健康都市連合国際大会」をきっかけに「地元のプールに愛着を持ってもらいたい」と市が企画したもの。
参加団体は▽HAPPYSUMMERS▽市立北方小児童有志▽同若宮小イラストクラブ▽ヤング・バンブーズ。
「この夏。健康、市川から世界へ」のスローガンのもと、それぞれのテーマで高さ1.5メートル、長さ6メートルの壁面に、青い空やひまわりなど、ダイナミックな夏の世界を表現した。
作業期間は6月中旬からおよそ2週間。参加した子供たちも「壁に大きく絵を描けるなんてめったにない経験」「ペンキを使って絵を描くことが楽しい」と手応え十分だった様子。デザイン経験者のHAPPYSUMMERSからは絵の技法を学習するなど、わずかな間にも成長ぶりを見せた。
5日に市民プールで行われた序幕式では、参加者に満点のエコボカードが贈呈され、完成した壁画の前で記念撮影が行われた。
300人がはっけよい=市川市小学校相撲大会先月27日、小中学校体育連盟市川・浦安支部主催の第51回市川市小学校相撲大会が同市塩浜市民体育館で開かれ、市内39校の児童約300人が白熱した戦いを繰り広げた。
館内は、駆けつけた大勢の父兄と出番待ちの味方選手による応援コールで熱気に包まれ、それを受けて土俵に上がる児童の顔は真剣そのもの。大人顔負けの気迫で相手をにらみ付けるような立会いも見受けられた。
途中、前まわしが落ちるなどのハプニングが起こるたび会場はさらに盛り上がり、ほぼ一日を費やした大会は始終興奮を欠くことなく閉会を迎えた。
種目は1校7人(4年生2人、5年生2人、6年生3人)による団体戦と各校代表者による個人戦。大会結果は次のとおり。 〈敬称略〉
【団体戦】▽優勝=新井小▽準優勝=南新浜小▽3位=行徳小、宮田小
【個人戦】▽優勝=浅井伸吾(行徳小)▽準優勝=小林拓史(宮久保小)▽3位=石井雄一朗(若宮小)、鶴田和也(大町小)
地域の魅力満載「まんよう」発行=市川・真間地区を紹介 市川市は1日、「歩きたくなる街」を目指した市川・真間地区の魅力再発見の小冊子「まんよう」を発行した。
市川・真間地区で、「こうしたら歩いてみたくなるのに」「こうしたら地域の魅力が引き立つのに」など、地域の歴史や文化、自然、街並みなどの資源を生かし、気軽に散策が楽しめる街づくりを目指したプロジェクト。同地区では平成16年度から市民参加で取り組んでおり、参加者の声を生かして、魅力ある街を紹介する冊子づくりを進めてきた。
冊子はA5版カラー24ページ。サクラや継橋、大門通り、芳澤ガーデンギャラリーなどを紹介しているほか、写真でいまと昔を比較、まちづくりや地域活動団体の紹介を盛り込んでいる。地域の公民館や行政施設などで配布している。
次回の懇談会は23日午後6時半から同8時半まで、都市計画コンサルタントを経て流山市民活動推進センター長に就いた紙田和代さんの講演会「地域の素材を活かした地域の手によるまちづくり」を男女共同参画センター(市川駅北口、西消防署ビル)6階研修室Fで開く。
なお、国分・国府台地区では、今年度完成を目指した回遊マップづくり、8月のまち歩き、10月の講演会、ホームページづくりを目指して、2か月に一度程度、懇談会を開いている。次回は29日同時刻、西部公民館で開く。
予約不要。問い合わせは市文化国際部文化振興担当(TEL334・1107番)。
「こども広報うらやす」創刊=子供記者が取材・編集浦安市は16日、市内の小中学校から選出された7人の子供記者が、自らテーマを決め、取材、執筆、編集した「こども広報うらやす」を創刊し、市立の小中学校を通じて児童・生徒と全教職員に配布した。
創刊号のタイトルは「見つけたよ!浦安のいいところ」で、市長インタビューの様子、市立富岡中学校区環境美化活動や浦安三社祭などの記事が、子供記者独特のスタイルで書きつづられている。
同広報の創刊は、昨年9月同市が有益な情報を収集する目的で設置したアンテナ職員の原案に、広聴広報課が手を加え今年3月から動き出したプロジェクト。子供の手による広報を目指し、題材の選定から校正までのほとんどの作業を子供記者のみで行ったという。
実際に記者を経験した子供たちは「人見知りが激しいので取材の時緊張した」「締め切りまでに原稿を書くのが大変だった」など、一様に仕事の大変さを痛感した様子。将来記者になりたいか、との質問には、互いの顔を見合わせて苦笑いしていた。
同広報は、年2回発行され、第2号は来年1月に創刊予定。次回は東小、高洲北小、入船中、明海中学校からそれぞれ2名ずつ子供記者を選出する。
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