市制25周年記念植樹=浦安総合公園一部開園浦安市は25日午前9時、整備を進めてきた総合公園(明海26番地先)の一部を開園、市制施行25周年イベントを開く。市民による植樹も行う。
総合公園は、東京湾を臨む公園で完成すると、全体の面積は約12.5ヘクタール、付帯設備用地を含むと13.2ヘクタールになる。平成14年から整備を進め、今回、東側の約5ヘクタールを開園する。施設は入り口ゲート、海を臨める芝生広場や展望広場、ピクニック広場、市民の森、駐車場(164台収容)など。
25日には午前9時からテープカット式、同9時半から午後5時までは来園した市民が4500本の苗木を先着で植樹する予定。
総合公園では今後、管理棟やデイキャンプ場、広場などが整備され、水と緑が一体となった、うるおいのある公園として平成20年度に全面開園する予定。
今年度の整備事業は、都市再生機構千葉地域支社に4億5千150万円で委託し、植栽、園路や広場、修景施設、管理事務所・防災倉庫のほか、掘削・土壌改良工事などを行う計画。契約の締結については、平成18年第2回定例会に上程した。
千鳥町交差点・東京方面=立体化工事が完了国道357号線千鳥町交差点の海側(東京方面行き)立体化工事がこのほど完了し、先月26日に開通した。同立体化工事は、一昨年に千葉方面が開通した高浜交差点立体化工事と合わせて、湾岸道路の慢性的な渋滞解消が目的。国道357号線を千葉方面から東京方面に向う車は、地下鉄東西線・行徳駅前からJR京葉線方向に続く市道0103号線との交差点を立体で通過できるようになった。
立体部は幅員8.75メートルの二車線で、全長は1.9キロ。現在、同交差点山側(千葉方面行き)と高浜交差点海側(東京方面行き)についても工事を進めており、今年度中に千鳥町交差点山側、平成19年度中に高浜交差点海側の開通を予定している。
国土交通省は、今回の開通により高谷―塩浜間の渋滞による経済的損失額が、現在の年間約12億円から半分程度になると予測。自動車からの排出ガス量も、二酸化炭素(CO2)が年間900トン、窒素酸化物(NOx)が同4.3トン、浮遊物質(SPM)が同0.3トン、それぞれ削減されると見込んでいる。
行徳署・駐車監視員始動=放置車両の排除に期待行徳署は1日、同日導入された駐車監視員に対し、今後の活躍を期待して、放置車両の排除に尽力することを要望した。
同署の渡辺副署長は「行徳は県内で放置車両の多い地域で、住民からの取り締まり要望も多く、近隣署よりも多くの駐車監視員を導入した。円滑な交通に向けて放置車両の排除に努めてほしい。管内16万5千人の全員が駐車監視員を知っているわけではない。さまざまなうわさもあるので、相手が知らないことを前提に行動してほしい」と期待を見せるとともに、注意を促した。
行徳署管内のうち、行徳バイパスは放置車両が多く、マンションの前や飲食店やコンビニエンスストアなどの前に目立っていたが、1日以降は減っており、駐車していても確認作業中に移動する人が目立った。同監視制度について質問する人も多かった。
1日と2日で確認、標章を取り付けた件数は、市川署が13件(警告6件)、行徳署が16件(警告86件)、浦安署が15件(警告32件)だった。
アスベスト飛散防止=市川市改造ゴミ収集車導入市川市は6月1日から、アスベストを含むと思われる家庭用品が収集時に破砕、飛散しないよう改造パッカー車(ゴミ収集車)を導入した。
昨年、経産省が公表したアスベストを含む家庭用品は約560製品。市は昨年10月からアスベストを含むと思われる製品を燃やさないゴミと分けて出すよう市民に協力を要請、燃やさないゴミ用パッカー車とは別に平ボディーのトラックで収集してきた。燃やさないゴミとともに収集した際に破砕、アスベストが飛散することで、ゴミ収集者や選別者の安全を脅かすことを防ぐことがねらい。
改造パッカー車は、燃やさないゴミを収納するパッカー部とは別に、アスベスト含む可能性がある家庭用品を収納するケースを車両中央部に設けたもの。蛍光管や乾電池などの有害ゴミを収納するスペースも用意している。燃やさないゴミ収集用パッカー車九台すべてを改造パッカー車としたことで、平ボディートラックで別途収集する手間を省き、一台の車両で安全に収集できるようになった。
燃やさないゴミの収集に出せるアスベストを含有する可能性がある家庭用品は次のとおり。「アスベスト」と書いた袋に入れ、朝八時までに燃やさないゴミの収集日に出すこと。
▽アイロン▽電気あんか▽電気ストーブ▽オーブントースター▽トースター▽ジューサーミキサー▽ヘアドライヤー▽足温器▽火鉢用付属石綿灰など
また、次の製品は大型ゴミとして廃棄するため電話(378・5310番)申し込みが必要。不燃ゴミとしては収集しない。
▽電気こたつ▽除湿機▽乾燥機▽大型白熱灯器具▽電気温水器▽温風ヒーター▽ストーブ▽ファンヒーター▽換気扇など
全職員の禁煙決定=市議を除いて全庁・浦安市浦安市は1日から、職員に対して、就業中の禁煙を要請した。市議会議員は、非常勤特別職のため対象外。
市は、健康増進法を背景に庁内の分煙から喫煙所の屋外化を進めてきたが、喫煙所が数か所に指定されたことで職員が集中、業務に真剣に取り組んでいないように見えてしまう可能性があることから、「市民の誤解を招くことがないように」と就業中の禁煙を決めた。健康を害する恐れが軽減することもねらっている。
取り決めは3月末から庁内にアナウンスし、最終的に部長級以上の検討で5月に決定、実施に踏み切った。禁煙が求められている時間は、午前8時半から正午までと午後1時から同5時まで。なお、罰則規定はない。
記録が埋もれてしまう前に=市民41人の戦争体験記出版昭和一ケタに生まれた41人の戦争体験記を掲載した『あの日 あの時 私達は』が、このほど市川市民の手により出版された。体験記を掲載した人たちは、「この貴重な記録を子供たちに受け継いでいってほしい」と同書に願いを託している。
同書を執筆・編集したのは、市川市国府台在住の水野幸子さん(74)。昨年9月から、母校・県立国府台高校の卒業生や、サークル仲間など30人の聞き取りを行い、寄せられた10人の原稿と合わせて編集した。
終戦後に朝鮮半島から引き挙げてきた水野さんは、その特別な体験を知ってもらうため、8年前に“自分史”を出版。その後、「広島・長崎の原爆や東京大空襲などの記録は残されているが、各地で個人個人が経験したものは、いま聞かないと埋もれてしまう」との思いから、同書の執筆を決意した。
41人の戦争体験談は、国内各地での空襲や食糧難、満州からの引き挙げ、女子挺身隊動員など多岐にわたる。一歩間違えれば命を落としていた話も多いが、感情や思考に関する記述は省かれており、あくまで“記録”にこだわっている。
同書は市の中央図書館や文学プラザ、男女共同参画センターなどにも数冊を寄贈。希望者は水野さんから購入(1000円)もできる。問い合わせは水野さん(TEL371・2203番)。
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