市川駅周辺でゴミ拾う=たばこ商業協同組合婦人部市川たばこ商業協同組合は先月20日午前10時から1時間半、JR市川駅周辺の美化活動を行った。
婦人部を中心に約30人で市川駅北口を出発しJR高架と国道14号の間を約500メートルにわたって、また、駅南口ロータリーで、たばこの吸い殻や空き缶などのごみを拾った。
同組合の宇田川誠理事長は「以前は、売る方から見ても喫煙者のマナーは悪かったが、いまは駅前もキレイになった」と、市のマナー条例施行による効果とみるが、「道路中央分離帯の植え込みにはたくさんの吸い殻やごみが捨ててある」とし、加えて「たばこを吸う場所がなくなった。マナーとはいえ限度がある。逆に隠れた路上喫煙につながらなければいいが」と注目している。
同組合の清掃活動は15、6年前に同組合婦人部が独自にスタート。現在はJT(日本たばこ産業)とともに、喫煙者のマナー向上と街の美化運動としてごみ拾いをJR市川駅、同本八幡駅、京成真間駅、同八幡駅、同鬼越駅で年に11回実施するとともに、携帯灰皿の配布を独自に続けている。
ソウル市江南区と市川市の交流さらに=電子図書館ID寄贈職員を互いに派遣し合うなど、市川市と交流を深めている韓国・ソウル市江南区から二日、同区電子図書館の電子図書が閲覧できるID(利用者認証)一万個が市川市に寄贈された。
IDを取得すると、同電子図書館のホームページ=http://ebook.gangnam.go.kr/
で、韓国語の電子図書一万二千タイトルが閲覧できるようになる。市は三月一日から、情報プラザで市民へのID交付を始める予定で、市に在住する韓国人や韓国語を勉強している人などの利用を見込んでいる。
今回のID寄贈に伴い、市中央図書館は、所蔵する韓国語図書約五百点を集めた「江南区電子図書館コーナー」を設置。三月からは、一般の利用者が電子図書館のサイトを見られるよう、ハングル文字対応キーボード搭載のコンピューターを設置するとともに、韓国語の図書を約千点まで増強する予定。
同区と市川市は昨年九月に職員交流協約を締結。今回の寄贈は、同協約締結時に来日した権文勇区長から提案があったという。
アニメで人権学習=若宮小3年生110人市川市立若宮小(加藤平校長・児童数628人)で先月27日、3年生110人がアニメを通じて“いじめ”について考える人権教室が行われた。
使用したアニメは、法務省の人権啓発ビデオ「プレゼント」で、「誕生日にもらったプレゼントが気に入らない」との理由から、クラスでいじめがはじまるというストーリー。自分がいじめられたことで、以前から仲間はずれにされていた子の気持ちを理解したり、「いじめを黙って見ていることは、いじめていることと同じだ」と感じたりする様子が描かれている。
児童たちは、「いじめている人」「いじめに加わっている人」「見ている人」「いじめられている人」それぞれの気持ちについて、自分で考えた意見を発表。指導にあたった人権擁護委員の成田久江さんと吉田昭枝さんは「いじめをいじめで返してはいけない」「いじめを見たら勇気をもってやめさせて」と児童に訴えかけた。
授業の最後には、法務省の人権キャラクター「人KENまもる君とあゆみちゃん」のイラストが入った鉛筆とティッシュを児童にプレゼント。3年生主任の神尾真佐子教諭は「鉛筆を見て、きょうの学習を思い出してね」と児童に呼びかけた。
住民の声は届かず=東京外環道小塚山トンネル工事市川市北国分の小塚山研修所で九日、さきごろ着工した東京外環道路小塚山トンネル工事について市民が国土交通省関係者などに質問する会が開かれ、北国分外環道路対策協議会のメンバーを中心とする約40人の住民が、国交省首都国道事務所や事業者、市川市の職員に工事への意見や要望を伝えた。住民からは、情報の公開方法や工事の進め方などについて多くの要望が出されたが、同事務所からは具体的な改善策が提示されず、殺伐とした雰囲気ではなかったものの、住民から同事務所への厳しい非難の声が相次いだ。
住民から多くの要望があがったのは、今夏以降に1年間以上かけて行われる予定の24時間工事の中止。住民は「睡眠時間が奪われる」と、夜間は工事をやめるよう強く求めたが、同事務所は「生活に問題のないような基準のなかでできるような作業しかしない」と繰り返し、予定どおり実施する考えを示した。また、「工事前や大きな変更があった場合は、回覧やチラシの配布ではなく、説明会を休日の昼間に複数会場で開いてほしい」「騒音や振動のモニタリングを常時行ってほしい」などの要望も多く出されたが、同事務所からの回答は「約束はできない」「検討する」というレベルにとどまった。
質問はそのほかにも地下水や自然、遺跡への影響、工事の契約や行程などにも及び、説明の不足やあいまいさがあること、すでに工事車両による騒音・振動が発生していることなどに、住民から苦言が寄せられた。
住民が存続を希望=市川コミュニティバス運行延長市川市はこのほど、昨年10月から半年間の予定で実施しているコミュニティバス社会実験運行を、1年間延長する方針を決めた。市の実施した住民アンケート調査で、コミュニティバスの存続と運行計画の改善を望む声が多く上がっていたため。市は増便やルート変更など、住民の要望を勘案した新たな運行計画を、来年度のできるだけ早い時期に策定・実施したうえで、新たなデータや住民の声などを調査して、平成19年度からの本格導入を検討していく。
調査は、昨年11月から12月にかけて、コミュニティバスの乗客約800人と、バスルート沿線住民4000人(有効回答率33.6%)を対象に行われた。その結果、周辺住民の8割以上はバスの運行について知っており、今後「利用する」「運行方法が改善されれば利用する」と答えた人も約6割に上るが、「現在利用している」と答えた人は1割強にとどまっていた。
改善要望で多かったのが、運行本数の増便とルートの変更。南部ルートでは東西線浦安駅やJR市川塩浜駅、北東部ルートではJR船橋法典駅や同本八幡駅への乗り入れを望む声が多かった。また、「コミュニティバスを使って利用したい施設は?」という質問で最も多かった答えが、1日数便の延伸ルートでしか通らないコルトンプラザだったことも、今後の運行計画に大きな影響を与えそうだ。
社会実験運行開始から3か月間の利用状況は、北東部ルートが1日約130人(1便あたり7人)、南部ルートが1日約400人(同10人)。市は「想定した数値とはそれほど離れていない」としているものの、アンケート調査から「改善を加えないと、コミュニティバスの効果が十分に発揮されない」と判断しており、増便やルート変更などの改良を加えていく方向で調整を進めている。
「自転車 とまれ」=浦安市安全運転訴える路面標識浦安市はこのほど、市内海楽の交差点2か所に「自転車 とまれ」と書かれた歩道に張り付ける標識を設置した。
標識は自転車で走行していても目立つ赤地(字)で、自転車に乗っている人の安全や、自転車の安全運転を訴えるもの。
設置された個所は、境川沿いで忠霊塔公園そばの丁字路と、国道357のクローバー交差点からやなぎ通りに向かう道路との丁字路。ともに、住宅の塀が高く見通しが悪く、自動車や歩行者との接触の危険が予測される場所。忠霊塔公園そばではゆるく右にカーブしており、信号待ちをする人との接触の危険もあり、スピードを出して走行する自転車の危険な運転にも注意を促している。
市は「路面に張る標識は、交通事故が起きそうな危険な個所で、信号やカーブミラーなどの設置ができない場所などに設置している。自治会や学校などの要望に応じて必要な個所に張り付けている。年間約50枚を張ったり、張り替えたりしている」という。
市内学校・園周辺の交差点などにも「とまれ 右見て左見て」と書かれた標識がある。市は、子供と一緒に張り付けたり、張り付けた道路を使って安全教室なども開いている。
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