市川市民映像制作グループ全作受賞の記録伸ばす市川市民映像制作グループ制作の、市川にまつわる作品が県メディアコンクール最優秀賞「県教育長賞」、全国自作視聴覚教材コンクール社会教育部門最優秀賞「文部科学大臣賞」を受賞した。同グループがこれまでに制作してきた4作品はいずれも、各コンクールで受賞している。
県教育長賞を受賞した平成17年制作の「いちかわ 時の記憶―にらめっこおびしゃ」は、市川市大野の殿台に伝わる伝統行事のにらめっこおびしゃを収録したもの。文部科学大臣賞受賞作品は同16年制作「江戸から三里梨花の里―いちかわ梨物語」で、市川を代表する農産物のナシにまつわる話をまとめた。
県教育長賞は3作目の「日蓮 心のふるさとー中山法華経寺」に続き2年連続受賞。初制作作品で、ペットボトルのリサイクルをテーマにした「きみはどこへいくの」は、県メディアコンクールで「NHK千葉放送局長賞」を受賞している。各作品は市川市映像文化センターの視聴ブース(2階)で見られる。
同グループは同センターが平成12年に募ったワークショップ。同14年に制作した「きみは〜」以来、毎年、自主制作を続けている。市から同グループへの支援は編集室が利用できることのみ。機材調達や取材交渉などはグループが独力で実施。 7人のメンバーは脚本、撮影、ナレーション、編集・効果、選曲、演出、プロデュースとそれぞれの長所を生かして担当し、「いままで知らなかったことを知ることができるのが楽しみ」「映像文化をつくっていきたい。とりわけ市川に関するものを撮り、残していきたい」と今後の作品づくりにも力を入れている。
メンバーは受賞報告で千葉光行市長を訪問。「長年住んで市川のよさが見えてきた。若い人に伝えていきたい」と口々に語っていた。
市川市コミュニティバス実験・2路線でスタート市川市のコミュニティバス社会実験運行が、10月1日からスタートする。ルートは大野―柏井―北方地区などを周回する北東部ルートと、東西線妙典駅―南行徳駅間などを結ぶ南部ルートの2つ。26日には、県現代産業科学館でバスのお披露目会が行われ、市民など約20人が試乗体験をした。
披露されたバスは、北東部用の小型バスと、南部用の中型バス各1台。両車両ともノンステップ車で、車体に「市川市コミュニティバス」の文字と市川市の健康都市マークが描かれている。
運行ルートは、北東部がJR市川大野駅や大野中央病院、市主要施設などを結ぶ1周約50分、約17キロメートル。全区間大人150円、子供100円で、バス共通カードの利用も可能。午前8時台から午後5時台まで40〜100分間隔で、右周り・左周り合計1日19便を運行する。
南部ルートは、妙典駅から行徳駅、南行徳駅を経て浦安市川市民病院までを結ぶ片道約45分、約8.8キロメートル。一律100円で、午前7時台から午後7時台まで、1日38便。両ルートとも、現代産業科学館までの延伸ルートを1日4往復、時間に合わせて運行し、乗客の乗り継ぎを可能にする。実験期間は来年3月まで半年間。
新浦安文化村で防犯イベント浦安市臨海部・新町地域の浦安臨海地区連絡会は1日、地域の人々の出会いの場「新浦安文化村」を、シンボルロードで開いた。毎年、春と秋に開催、10回目を迎えた今回のテーマは「防犯」。市や浦安署の協力を得た防犯イベントのほか、フリーマーケットや模擬店が秋晴れの下で繰り広げられた。
ステージでは、司会の登天ポールさんが、新浦安文化村オリジナル防犯ソング「セーフティー・タウン」を披露。「戸締まりしっかりしましたか? 念には念を入れてチェック!」「おねえさん カバンはしっかり持ちましたか? バイクの音にはご用心!」「セーフティー・タウン みんなで守るまち」など、防犯のチェックポイントをおさえた歌詞が、カントリーロック調でハッピー感たっぷりのメロディーに乗せられていた。
地域主体の“まつり”に参加した浦安市と浦安署。市は「自転車には必ずカギを2つ付け、2重ロックをお願いします」と自転車盗難を防ぐため、ワイヤーロックを無料配布した。
浦安署が設置した、子供が制服を着て白バイとパトカーに乗車できるコーナーには、記念撮影する親子で列ができたほか、県に1台しかない防犯機器展示見本車・まちかど号では、カメラ付きインターホンやブザー、2重ロックなど防犯に役立つグッズを市民に紹介した。
お笑いコンビのイザベルとベネは防犯ガラスの効力を実演。日本ガーディアン・エンジェルスは会場で来場者の安全を見守っていた。
同文化村実行委員会の井本有太郎幹事代表は「浦安臨海地区連絡会は、明海・高洲・日の出地区の文化教育、防犯、防災、交通安全など住みやすいまちづくりを目的に、自治会やPTA、企業で組織した。新浦安文化村は、新しい地域のみなさんが知り合う出会いの場。街とともに、これからどんどん広がっていけばうれしい」と盛況ぶりと今後への期待を話していた。
なお、同連絡会はホームページ上で、抽選でメモリーオーディオプレーヤーが当たる防犯に関するアンケートを実施している。
事業所のゴミ適正処理へ=シールで意識を高揚事業者のゴミは自らの責任で処理してください―。
市川市はこのほど、事業系一般廃棄物を適正に処理していることを表すシールを作製、対象事業者への配布を始めた。
事業系のゴミを自らの責任で適正に処理することは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」や、「市川市廃棄物の減量、資源化及び適正処理等に関する条例」で規定。違反者に対しては市長が勧告や撤去命令をし、従わない場合は事実を公表できると明記されている。
事業系一般廃棄物は、書類、段ボール、残飯など、店舗や事務所などから出るゴミ全てが対象。「自らの責任による適正な処理」は、市が民間の収集・運搬事業者に処理を委託するか、直接市クリーンセンターに搬入処理する方法の2種類。
市はこれまで、啓発パンフレットの送付や、個別指導などにより事業者に改善を呼びかけているが、市内1万1千事業所のうち、適正処理をしているのは約33%にすぎないという。
作製したシールは青く縁取られた黄色い楕円形で、大きさは縦5センチ、横7.5センチ。市は、受け取った事業所がシールを目立つ場所に張ることで、事業所のイメージアップや、事業者への意識付けにつながっていくことを期待している。
汚さない生活を続行・百合台小4年生総合的な学習の時間に、環境と地域学習の面から春木川の浄化について学んでいる市川市立百合台小(野ア俊二校長、児童数444人)の4年生(同70人)が、テーマの同河川だけでなく、水について多角的に学習を進めている。
9月末には1週間、皿は残った汚れを紙で拭き取ってから洗う、シャンプーの使う量は半分に、米のとぎ汁は植物に与える、食べ残しを減らす―などさまざまな自分たちでできる川を汚さない活動を、一人ひとりが家庭で実施。活動は「ぜんぜん大変じゃない」と現在も続けられ、なかには、小型のノートをつくって毎日チェックする熱心な児童も。
10月7日には、市川市の水アドバイザーに、きれいな水の状態、木炭などを使った水の浄化、毛糸でつくるアクリルタワシの効果、酸性雨などについて説明を依頼。児童は「水が透明だからといっても、(石けん分が混じっているかもしれないので)きれいとは限らないのがわかった」「人が汚した川や空気などは、酸性雨などの形で自分たちに戻ってくる。汚しちゃいけない」と感心。アクリルタワシの効果は、「教室の汚れがよく落ちる」と野崎校長もお気に入りの様子。
児童は、29日に同校で開く百合台まつりでこれまでの調べ学習の成果を他学年や地域に発表する計画。
同校では、市のモデル校として、残飯と調理クズをコンポストで生ゴミ堆肥(たいひ)化している。
市川市=排水ポンプ車2台導入市川市は集中豪雨などによる道路冠水時に、水を河川に放流する排水ポンプ車2台を導入、11日に同市民プールで訓練を公開した。
同車両は、操作制御盤と格納庫、発電機を一体的に装備した2トンセミロングトラックで、格納庫には、持ち運び可能な排水量毎分5トンのポンプ2基と、直径200ミリメートル、長さ25メートルのホース4本を搭載。ホースは数本の接続ができ、車両1台で同時に2基のポンプを操作することができる。
市は、雨量が1時間で30ミリリットルを超えると冠水の恐れがある市川3丁目や曽谷6丁目などでの使用を想定している。
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