浦安市文化会館前・黄色い横断旗再登場浦安市は先月から、横断歩道を渡る時の黄色い横断旗を復活した。横断歩道の安全確保を目指す。
設置したのは市本庁舎と第2庁舎の間にある市文化会館前の横断歩道。交通量が多く、信号もないため、車はあまり止まらないほか、減速も行われていないとみられる半面、文化会館や郷土博物館、図書館、庁舎、駐車場があるためお年寄りや子供などの横断も多い。「ビジュアル的にもわかりやすい横断旗を導入することで、さらなる安全確保を図りたい」と先月5日から導入した。
市道路安全課は「市としては、ここ数年は少なくとも設置していない。使われているところは見ていないが、形跡はあり、効果があるのでは」という。
同横断歩道では、安全確保のため、ガードレールを車幅が狭まるように設置して路上駐車を防ぐとともに、「道路が狭まることで減速など、視覚的な効果を狙って」(市道路安全課)いる。
グラグラ震度5=JR線は5時間ストップ先月23日午後4時半過ぎに発生した地震で市川市は、40人以上の職員が参集して市内の被災情報収集にあたった。消防は約377人が対応した。市内の震度は5弱。発生から30分ほどは「携帯電話での連絡が取りづらい状況が続いた」(市防災対策課)という。
特に大きな被害連絡はなかったが、市内大野町の市道に40メートルの亀裂が走ったほか、戸建て住宅の2階ベランダの崩落などもあったが、人的被害はなかった。三番瀬に面し、塩浜の護岸にも変化は見られなかった。
JR総武線は快速と各駅電車は全線で約5時間、運転を見合わせた。都営新宿線は運転を続けていたが、ダイヤが乱れた。京成電鉄は押上ー東中山間で折り返し運転。東中山ー八千代台間で運転を見合わせた。JR武蔵野線や京葉線、東京メトロ東西線、東葉高速線、北総電鉄も運転を見合わせたが、JRを除き、午後8時過ぎには次第に運転を再開した。
JR東日本は、安全点検の終了を午後9時過ぎに本八幡構内で放送。同駅構内では、「待ちくたびれた。足が痛い」「久しぶりのデートで東京に向かう予定だったが、帰りの電車が心配で行くのをやめた」「半日、駅でつぶれた」「揺れは確かにすごかったが、街は大した被害がないのに、何でこんなに電車が遅れるのか」とそれぞれ運転再開を待ち、午後9時20分ごろ、下り電車の運転再開が告げられると、走って改札になだれ込んだ。
本八幡駅では停車していた下り電車が同9時25分に運転再開、上り電車は西船橋に停車していた電車が同9時43分頃に到着、すぐに発車し、運転を再開した。ダイヤの乱れは終電にまでおよんだ。
県立市川工業高校生徒が木造住宅の耐震チェック地震による被害を最小限に食い止めようと、県立市川工業高校は2日、同校建築科生徒がパソコンで家の耐震性を診断する「木造住宅耐震チェック講座」を開き、自宅の設計図を持ち寄った市民約20人に地震への備えをアドバイスした。
生徒たちは、「どんな種類の壁を使っていますか?」などの助言を行いながら、耐震診断ソフトに間取り図や建築年月日、壁材などを入力するのをお手伝い。シミュレーションを実行して強度が判定されると、「重心と剛心が重なるのが理想ですよ」など、詳しい解説を行っていた。
「パソコンを使えないけど、生徒に教えてもらってわかった」と感想を語る参加者。「家の弱い部分がわかった。帰って筋交いがあるか調べて、なければ補強したい」と、具体的な対応策を描いていた。
浦安市の小学校で夏休みに孤食対策事業浦安市の小学生を対象とした孤食対策事業「ダンランチ広場」が夏休み中の平日正午から1時間、開かれている。
今年度はモデル事業として市内3校で四十人弱が登録。3日には市立東小で、シルバー人材センターの指導員とともに「いただきます」。「日に日に(肌が)真っ黒になっていくね」「そのおかずおいしそう」などと話をしながら食事。兄弟姉妹で参加する児童も多く、「ここがなければ家で一人で食べていたと思う。みんなで食べられて楽しい気がする」という男児、弟と参加した女の子は「友達ができた。遊んだりもするよ」。
食事が済むと、歯科衛生士がクイズを通して、虫歯にならないようアドバイス。子供たちは歯磨きも欠かさない。
食後にはシャボン玉遊びや紙芝居、昔遊びをする日もある。シャボン玉遊びは人気で、開始30分前に来て遊ぶ児童もいるという。
指導員の宮崎さんは「少子化や共働きで鍵っ子を身の回りに感じている。でもみんなで食事すると楽しい。私たちも楽しさをもらっています」という。
市川市小・中10校=給食用に強化磁器食器導入食育の一環として強化磁器食器の導入を進めている市川市教委は2学期から、新たに市立小・中10校に導入する。
強化磁器食器は、通常の磁器にアルミナを多く加えて強度を増したもので、外見は一般家庭にある食器と同じ。
給食器の定番だったアルマイト食器と比べて見た目がおいしくなるほか、料理が冷めにくいといった利点があり、市内では平成10年度の市立大洲小と同大洲中を皮切りに、昨年度までに29市立小中学校に導入されている。
強化磁器食器の導入にあたっては、食器用消毒保管庫の増設や対応する食器洗浄機などの整備が必要なうえ、食器の破損数は導入校全児童・生徒数の15%を超えるなど経費もかかる。それでも市教委は「食育の面では重要」とし、平成20年までに全市立学校への導入を目指している。
市川市内小学年生92人「わんぱくセミナー」体験市川市と同市子ども会育成会連絡協議会が共催する「わんぱくセミナー」の冒険キャンプが9日から11日まで、同市柏井の市民キャンプ場で開かれ、市内の小学生92人が、自然環境の中で集団生活を体験した。
同セミナーは6月から11月まで、小学5・6年生が5回にわたり、キャンプや遊びを体験するもの。今年ですでに14回目で、子供たちの指導は、以前参加していた高校・大学生らが中心となって行っている。
キャンプでは、子供たちが20のテントに分かれて宿泊し、3日間、ウォークラリーやキャンプファイヤー、野外調理などを体験。2日目の夜に行われたクッキングコンテストでは、各班がウォークラリー中に購入した材料で麺類とデザートを調理。ヨーグルトとチョコレート、フルーツ、マシュマロなどを混ぜ込んだ「男の料理」や、ゼリーにフルーツを散りばめた「花畑」など、各班のオリジナル料理に、審査員は「こってるなあ」と、感心していた。
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