市川市=初の人工芝グラウンド・中国分スポーツ広場 市川市中国分の、じゅん菜池緑地隣に1日、市の施設としては初の人工芝グラウンド・中国分スポーツ広場がオープンした。開場に先立つ先月26日には、市長や市内スポーツ関係者らが出席して開場式を開催。市内約40のサッカーチームから今春小学校を卒業した生徒300人ほどが、オープニング試合として10分間のミニゲームを楽しんだ。
同広場は、夜間もプレーできるよう照明施設を備えたほか、中央を頂点に緩やかな傾斜をつけることで、雨水がたまらないよう配慮。長さ5センチの人工芝の隙間にはゴムチップを埋め込んで、スライディングも安心。少年サッカーやフットサル、ゲートボール、グラウンドゴルフなどの利用が可能だが、防球ネットの高さは8メートルと低いため、サッカーの使用は小学生のみ。サッカーをする場合は全面、フットサルは半面を使用する。
オープニング試合には、小学校を卒業したため、同広場ではサッカーができなくなる生徒たちの“記念に”と行われたもの。選手たちは「蹴りやすい」「スライディングできるし、キーパーにいいと思う」と、気に入った様子だった。
同施設を利用するには、使用者登録とチーム登録が必要で、市スポーツセンター(TEL373・3111番)、中国分スポーツ広場(TEL372・5855番)、塩浜市民体育館(TEL398・2311番)の、いずれかの窓口で受け付け。利用申し込みは、市内公共施設や首都圏コンビニの情報端末、または市ホームページ(www.city.ichikawa.chiba.jp)から、登録番号とパスワードを使用して行う。受け付けは、使用したい月の前月1日から10日までは市民が優先。11日に抽選を行った後は、市外の団体も含めて先着順となる。
利用料金は、全面使用で2時間あたり2100円。半面使用や、学生は半額(1円単位切り捨て)で、市外在住者は1.5倍(同)。夜間照明料は、市内・市外ともに全面2100円、半面1050円。市内の小・中学生はすべて無料。
浦安市立日の出南小竣工・太陽光発電など 浦安市内15番目の市立小「日の出南小」(日の出21)の竣工式が先月行われ、26日の学校内覧会には、4月から通うことになる学校を一目見ようと、児童や保護者が数多く訪れた。
同小は鉄筋コンクリート造地上3階建て(校舎面積約6244平方メートル、延べ床面積厄7425平方メートル)。
学年ごとにまとまりをもたせたクラスタータイプの配置で、クラスの枠を超えた学習や少人数教育にも対応できる。校舎棟は3ブロックに分けられ、ブロックごとの出入り口と階段、トイレを設置。4教室で一つのユニットとして活用できるため、将来学校から他の用途に変更して使うことも可能。
普通教室はすべて真南を向き、自然の光を大きく取り込めるほか、屋上にプールと緑化、太陽光発電も備えている。校庭の東側の一部を緑化し、散歩道も設けている。建築事業費は19億8千万円。
内覧会に訪れた保護者は「明るく開放的で圧迫感がない。近代的ですね」、児童も「こっちの方がいい」と気に入った様子だった。入学するのはあと1年先、という父親は「スペースに余裕があっていいですね。パソコンが多く設備が充実している」と関心を寄せていた。
ただ、採光のため階段にもガラスが多く利用されていることや、屋上プールが周辺のマンションからのぞかれるのでは―という感想も一部であった。
想定児童数は約800人。学区は日の出12・17・19―22と明海21・22。
市川市=マナー条例2年目に指導員12人の新体制市川市の市民マナー条例施行から丸1年が経過した1日、同市庁舎で同条例推進指導員と防犯パトロール員への委嘱状交付式が行われた。同条例指導員は、昨年度までの10人に2人が加わり12人の新体制で、2年目に突入する。
同条例指導員と、防犯パトロール員全員に委嘱状を手渡した千葉光行市長は、「千代田区に次いで条例を施行したが、県内の自治体に大きな波及効果が表れ、足並みがそろった。大きな成果を得たのは日ごろの努力の結果」と感謝の意を表すとともに、さらなる協力を要請。指導員とパトロール員は「健康・安全・安心の街・市川市をつくりあげる」と、それぞれ決意を表明した。
同条例指導員と防犯パトロール員は、どちらも警察官OBで組織。指導員は、路上禁煙地区内の取り締まり、パトロール員は市の再任用職員4人とペアを組み、青色回転灯搭載車で市内をパトロールする。
市川市庁舎職員自ら防犯用具取扱い訓練 市川市は先月30日、悪意をもった来庁者から市民や職員自らを守れるよう、防犯用具の取り扱い訓練を実施した。
市川署の協力を得て、サスマタと小型の透明シールドの構え方から相手への使い方、倒し方、制圧の仕方を実際に手に持って学んだ後、ネットを取り外すのに警察も苦労するほどの威力をもつネットランチャーを実際に打って、手ごたえと効果を体験した。
女性職員は「木刀を実際に目の前で振りかぶられると、訓練とはいえ怖かった。サスマタを手にしたのは初めて。訓練しなければ、イザという時にとっさに対応できない」と話していた。千葉光行市川市長は「警察が来る前に自分の身、市民を守ることが大事」と職員自らが安全に対して自ら取り組むことの必要性を語った。
市川署によると、通報を受けて警察が現場に急行するまでの時間は平均6分。市川市では昨年、来庁舎の刃物で職員が負傷した前例があることから、先月初旬にサスマタと小型透明シールド、ネットランチャーを市民が来庁する窓口に設置した。
市川市=モデル地区に雨水浸透桝を集中設置 屋根からの雨水を川に流さず、地下に浸透させる雨水浸透施設の設置を推進している市川市は新年度、市内の手児奈通り沿道と中国分をモデル地区に、雨水浸透桝を集中的に設置する。市は平成10年度から、同施設の設置に対し20万円まで全額を助成しているが、昨年度までの設置件数はわずか46件。今年2月定例市議会で通称・市民あま水条例が可決、7月から浸透適地内で新増築する場合には雨水浸透施設設置の行政指導が可能となるが、モデル地区における既存宅地への一斉設置で、普及促進と助成制度の一層のPRを図る。
モデル地区で浸透施設が設置されるのは手児奈通り沿道地区120棟、中国分地区210棟の合計330棟。両地区は、昨年の台風で道路が冠水した地域で、排水施設の抜本的改善には時間がかかるが、同施設を全戸につけることで浸水効果が非常に高くなるという。今月から地域内の家を一軒ずつ訪問して了承を取りつけ、8月から台風シーズン前までに設置する予定。
市は、新増築で年間560棟、助成金制度で同20棟、2年間のモデル事業で660棟、10年間合計で6460棟に設置、東京五輪が開かれた昭和39年の浸透量まで復元させることを目標としている。
浦安市=カラス対策に散乱防護ネット貸し出し ゴミをあさるカラスの繁殖期が始まったことを受けて、浦安市のゴミゼロ課にはカラスによるゴミ散乱を防ぐネットを借りようと連日、市民が訪れている。
窓口を訪れた舞浜に住む女性は「舞浜はカラスが多く、時間になるとカラスが上から見ている。ちょっと目を離すとゴミを散らかすので、回収車の音がしてからでないと出せなくて不便だった。市が貸してくれなかったら店に買いに行こうと思っていた」とカラス被害に困っている状況を話した。
市では、ペットボトルを再生して作った2×3メートルと1.5×2メートルのゴミ散乱防護用ネットを貸し出している。
数軒でまとめてゴミ出ししている人や自治会、集合住宅の管理者で責任をもって管理している人が対象。事業者は対象外。問い合わせは同課(TEL351・1111番)。
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