JR市川駅南口再開発=仮設店舗への移転始まる 市川市が進めるJR市川駅南口地区第一種市街地再開発事業は、着工にあたり一時立ち退きをする商店経営者のための仮設店舗の建設が進み、一部で移転店舗がオープンした。
仮店舗ビルは、駅前ロータリー正面のメトロビルをそのまま活用するほか、新たに駅前ロータリー周辺に4棟、旧市川駅南口再開発事務所跡と周辺に2棟、ゆうゆうロード沿いに1棟の合計7棟を建設中。先月初旬から、移転店舗としてコンビニエンスストアや飲食店が次々とオープンしている。
一方、来年度早期の着工、平成20年度竣工予定の再開発ビルの核店舗を夏ごろに公募し、来年度中に決定する見込み。核店舗は日用品を扱う小売り店とする考えで同再開発ビルの商圏としては周辺約3万人を設定している。
また、再開発ビルの整備を施行者である市に代わって行い、権利変換計画書に基づいて一定の床を取得する特定建築者を公募、来年3月に決定する予定。
浦安マイバッグ販売開始=デザイン、カラー7種類 浦安商工会議所青年部が初のオリジナルマイバッグを製作、1月から市内の小売店で売り出す。ゴミ減量運動の一環であるレジ袋削減に向けたプロジェクトで、使って気持ちのよいバッグを目指して開発した。「20代から30代の若いお母さんをメーンターゲットに」、子供からお年寄り、男性も持てる大きさ、デザイン、カラーを採用した全七種類で、価格は「みなさんに受け入れられるよう、値ごろ感を重視」(同部)した400円から600円まで。
サイズは大が350ミリリットル入り缶ビール1ケースが脇に、中はボックスティッシュペーパー5箱パック入る容量、小は500ミリリットル入り缶ビールが約8本入る。
同部は「派手ではなく、シンプルなので、お年寄りにも使い勝手はよいはず。学校のセカンドバッグやお稽古用など子供の普段使いにも使えるのでは」とアピールする。
販売総数は大300枚、中と小が各色100枚ずつ600枚の合計900枚。同部は「今回のプロジェクトが成功し、市内のマイバッグ利用が広まり、浦安発のマイバッグとして市を飛び出し、周辺の市町村や県などで広く展開できれば」と夢を語る。
浦安商工会議所青年部(TEL351・3000番)は、オリジナルマイバッグを大中小セットで3人にプレゼント。希望者は、はがきに住所・氏名・年齢・電話番号・希望色を書いて、同商工会議所青年部「マイバッグプレゼント(Y)係」(〒279―0004浦安市猫実1の19の36)へ。5日消印有効。
市川市=4月から住基台帳閲覧制限市川市は昨年11月、総務省に対して住民基本台帳法十一条で「誰でも見られる」と定められている同台帳の一部写しを、「公的機関が職務上必要とする場合に限定」できるよう、保護特区の申請をするなど、個人情報の保護に力を入れている。同申請は「特区制度になじまない」と再検討となったが、昨年12月の定例市議会では、同台帳の一部写しの手数料を150円から300円に値上げするとともに、土地台帳と家屋台帳の閲覧事務を廃止する条例改正が可決。4月1日から施行される。
土地台帳と家屋台帳には所有者とその住所、面積などが記載されているが、両台帳の閲覧件数は昨年度合計で約7千件。そのほとんどが業者で、住民から「『何か建てませんか』などと勧誘するダイレクトメール(DM)が多い」との声があり、市民の不安感が高まっているという。同課は「閲覧廃止による通常の市民への影響はない」と語っている。
住民基本台帳(住基台帳)の一部写しは、平成15年度で年間約10万3千件が転記されており、これも業者がDMを送るために大量に見ることがほとんど。「市民から『ベビー用品などのDMが来るのでびっくりする』などの苦情が多い」(市民課)が、禁止することは法的には違法となるため、手数料値上げで壁を高くすることにした。
市民課ではそのほかにも、閲覧時間を現在の一日から半日に制限し、月間閲覧回数制限を現在の4回から2回に、また閲覧人数を同3人から2人、閲覧可能日数も同週5日から3日に減らすほか、いやがる相手にはDMを送付しないことを誓約させるなど、要綱でさまざまな制限を設ける予定。
昨年7月には全国市長会が総務省や国会議員に対し、公共目的以外の閲覧を禁止するような法改正を要請したほか、全国連合戸籍事務協議会も、同5月に総務大臣、同11月には総務省に、それぞれ同様の要請を行うなど、全国的にプライバシー保護の動きが高まっている。
市川市=歴史と文化を紹介回遊ルート案内板設置 昨年、芳澤ガーデンギャラリーや木内ギャラリー、郭沫若記念館などの文化施設をオープンした市川市は、市川・真間地区の歴史的・文化的施設の回遊ルートや主要施設までの距離を表記した案内板を市内21か所に設置した。市は今後、同地区をモデルとして市内全域に広げていく考え。
案内板は全部で3種類。一番大きく、広域地図と主要施設への距離を表記した総合案内板は、JR市川駅、京成市川真間駅、同国府台駅の3駅に設けた。主要交差点や重要拠点など4か所には、範囲を絞って拡大した拠点サインをそれぞれ設置。また、主要施設までの距離と方向を示した誘導サインを交差点など14か所に設けた。
駅や主要施設には、市民が持ち歩きながら回遊できるよう、同ルートや15の名所を紹介した回遊マップを用意。「歴史や文化に触れながら歩くことで、地域に親しみを持ち、健康になってもらえれば」と、市まちかどミュージアム推進課は期待を寄せている。
市は誘導サインをさらに増やすため、市民からの寄付金を募集中。一口5万円で、好きなメッセージを誘導サインに書き込むことができる。申し込み、問い合わせは電話334・1111番、同課まで。
市川市=八幡小2年2組・独自の算数授業 「車に三人乗っています。みんなで何人でしょう」「問題になっていなーい。車が何台かわからない」。
市川市立八幡小2年2組で、清水榮子教頭の発案を受け、嶋宮幸恵教諭による論理的な思考を伸ばすことに力を注ぐ独自の算数授業が進められている。
授業の特徴は、ドリル学習だけでは身につかない「論理で考える」こと。答えに至る過程が重要で、どういう考え方で解いていったのか、問題解決の考え方、姿勢を学んでいる。
解き方は、個々の児童にあったやり方を選ばせ、自分の考えた方法を発表させる。「一つの式だけに限らず解ける」と、子供たちに伝えるとともに、話す力や聞く力も伸びるよう工夫している。
最後には次にやることを子供たちに意識させて終了。前回とのつながりを意識させることで、違いにも気づくことができる。問題を書いたカードを短時間見せて考えさせるフラッシュカードも使い、判断力や集中力を伸ばしている。
清水教頭は「ゆくゆくは、実社会でも役に立つはず。先生には、子供たちの同じところ、違うところすべての状況を把握する判断力が必要ですが…」と説明する。
嶋宮教諭は「論理はパッとは身に付かないから積み重ねが大事です。良い方法だと思うので、若いうちから身につけたいと思いました。初の担任なのでまだまだですが、他の授業にも生かしていきたい」と話す。
MY浦安=子育て情報の一元化へ浦安市内の子育てに関する情報を広く紹介しようというイベント「Welcome浦安2005・子育て応援メッセ」が14日、JR新浦安駅前の浦安市民プラザWAVE101大ホールで開かれ、子供連れの母親や家族連れなど約1600人が来場した。主催は市内の子育て情報ネットワークMY浦安。県が募集した「安心・安全まちづくり」事業の一つとして採択され、子育てガイドブックの発行と併せて、イベントを実施した。
会場では、交流の広場を中心に、助産士や栄養士、保健士、歯科衛生士に聞く子育てや、おっぱいに関する相談コーナーのほか、ベビーマッサージや親子体操などの体験コーナーなどが約45団体によって開設され、市内のさまざまな子育て支援サービスやサークルなどの資料も配付。市立入船幼稚園児による歌と踊りでは、じっと見入ったり、一緒に踊ったりする子供らが最前列に集まった。会場では保護者同士話をしたり、子供を通して仲良くなる様子も。
浦安市の松崎秀樹市長も来場し、「子育ては第一の重点項目として来年度予算に臨んでいる。ただ、これからはすべて市が実施するのではなく、市民のみなさんとともに協働で取り組んでいきたい」とあいさつした。
市内堀江から来た―という2歳児の父親は「子育てのネットワークがあるというので、情報を知りたくて来た。でも、女性ばかりだし、会場が狭くて居場所がない」と話していた。子育てへの男性参加の少なさと平日開催もあってか、男性の出席は1%にも満たなかったようだ。
MY浦安代表の中島純子さんは「行政情報に加え、毎日の生活に欠かせない民間の情報をまとめた子育てガイドを出したかったので、子育て初心者をメーンターゲットに製作をした。ホームページでも掲載しているので、さらに内容を充実・更新させていきたい。子育て関連団体が協力すれば、もっと簡単に子育ての手助けができると思う」と話していた。ガイドブックは現在、市役所や公民館のほか、ダイエーやベビザらスでも配布している。
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