行徳署コンビニ防犯対策訓練行徳署(今満博署長)はさきごろ、管内のコンビニ関係者を対象にコンビニ防犯対策の講義と訓練を実施した。
県内のコンビニ強盗は昨年48件発生しており、今年も7月中旬まで24件で、昨年とほぼ同ペース。同署管内では今年はまだ発生していないが、昨年は2件発生している。
講義では、生活安全課長がこのようなコンビニ強盗の発生状況のほか「発生は午前2時から4時台が多い」「犯人の凶器で一番多いのは刃物」「最多の被害金額は43万円」など、詳しい内容にも踏み込んで説明。「レジでの現金の管理は最低限度にする」「店の視認性をよくする」「防犯カメラ設置店であることをアピールする」などの日ごろからの対策や、「ケガをしないことが大前提」「犯人の特徴や逃走方法などをメモする」など、事件が起こった場合の対応についても指導した。
講義の後は、JR市川塩浜駅前の店舗で訓練を実施。警察官が犯人役となり、店員に「金を出せ」と包丁を付き付け現金を奪い逃走。店員が実際に110番し、犯人の特徴や逃走方向を伝え、犯人を逮捕した。
店員役となったファミリーマート市川湊新田二丁目店のアルバイト店員・澤井邦男さん(20)は「来るとわかっていてもびびった」と予想以上の迫力に驚いた様子。同じく店員役を務めたミニストップ南行徳一丁目店の田幡信行さん(21)は、もうすぐ店長になることもあり「非常にいいトレーニングになった」と気を引き締めていた。
市川市=市民ニーズ分析システム活用始める市川市は、民意を施策に反映させるため4月から導入した「市民ニーズ分析システム」の識別や設定をこのほど終了。今後、各政策担当課で活用を始める。
同市に市民から市ホームページを通じて送られてくるメールは、年間3千件前後。平成13年12月から今年6月までの7千200件以上がデータベース化されているが、「これら市民の意見を事業に反映することが大切」(市情報政策課)と、分析システムを導入した。民間企業でも実績のあるシステムで、テキストデータに変換したメールを読み込むと、あらかじめ登録されたキーワードをもとに「駐輪場」「喫煙」などのカテゴリー別に自動的に分類する選別機能をもっている。
各担当部署は、そこから分析したいテーマに関係するものを選択。性別・年齢別、地域別、時系列に件数を表示する主題分析や、市民の評価や投稿の頻度をもとに分布図を作成する評価分析、「汚い」「多い」などの感情を表す言葉を抽出する感性分析、「取り締まる」「設置」という要望を抽出する機能要求分析などがいつでもできる。
これらの分析は設定内容によって左右されるが、マナー条例に関する市民の意見について例に情報政策課職員が手作業で詳細に分析した結果、作業時間は該当メールの選別だけでこれまで要していた170時間から、約15分へと大幅に短縮され、分析内容もシステムの有効性を確認。「目安やとっかかりとして有効に活用できる」という。
同課では今後、メールだけでなく電話や手紙、ファクスでの意見についてもデジタル化し、当システムに活用していく考え。
浦安市=来秋からゴミ回収指定袋導入 浦安市は、ゴミ回収の指定ゴミ袋導入について来年秋ごろを見込んで、平成17年明けには市民への説明会を広く実施していく方針。
市は現在、5種類8分別でゴミを回収しているが、指定ゴミ袋は「可燃」「不燃」「その他プラスチック製容器包装」「その他紙製容器包装」の4種類とする。家族世帯や一人暮らし世帯などゴミの排出量が多様なことから、指定袋はサイズを複数用意する。指定袋代金にはゴミの処理料金は含まれず、袋の製造原価のみ市民が負担することになる。
また、レジ袋がゴミ袋として使えなくなることでゴミ減量にもつながる活動として進めているマイ買い物袋は、さらに多くの市民に使ってもらえるよう活動全体の見直しを図り、指定ゴミ袋導入と足並みをそろえせて取り組んでいく考え。
一方、市は同活動に賛同する人に1世帯1枚、緑色のナイロン製の買い物袋を配布。平成15年度末までに2万5千339枚を配っており、1世帯あたり1枚とすると約39.6%の世帯に行き渡った計算になる。
ゴミゼロ課では、「市民のみなさんにより使ってもらえるマイ買い物袋を検討していく」としている。
市川市=桜つなぐ並木計画・市制70周年記念に70本植裁市川市は、市内の桜をネットワークさせる「千本桜構想」を実行に移す。市川4、5丁目地先の江戸川堤防と市立妙典小の江戸川側に隣接した駐車場に11月、市制70周年記念事業として桜を合計70本植え、今後、国による江戸川堤防の強化が実施されれば、堤防への桜並木整備をさらに要望し、江戸川河口に向けても市川の新たな魅力づくりを進めていく考え。
江戸川堤防側は、河川敷サイクリングロード隣の約350メートルに八メートル間隔で40本を植える。
北は国府台の里見公園から真間川、大柏川へ連なる桜並木に加え、市川南3丁目パークシティ隣の桜堤公園とすでに桜並木を形成している大洲3丁目地先の桜並木を、今回植栽する桜並木がつなぐことで、市内に点在する桜の名所を連続させる計画。
一方、市立妙典小の江戸川側に隣接した駐車場、約240メートルに7.5メートル間隔で30本を植える計画。
堤防への植栽は、国交省が盛土をし、堤防強化を図ったことで実現。市は、“行徳富士”や外かん道路の整備で江戸川堤防の強化が図られれば、同様に桜の植栽を要望していきたい考え。
種類はカワヅザクラ。ソメイヨシノも考慮にあったが、潮風にも比較的強く育成管理がしやすい、色や咲き方などの桜らしさ―などの面から決定。2―205メートルの苗木がうまく根付けば、平成19年の春には満遍なく花が咲くほどの見ごろを迎えられる見込み。
市川市初の人工芝スポーツ広場市川市中国分のじゅんさい池隣に、市の施設としては初となる人工芝の少年サッカー場が誕生する。10月上旬から工事を開始し、12月末の完成を予定している。
新施設の名称は「中国分スポーツ広場」。建設予定地は以前、東京・江東区が合宿や林間学校などの郊外学園として借用していた民有地で、ここ3年間は不二女子高校が校舎建て替えに伴う仮校舎として使用。新校舎完成で用地が空いたことから、「全体的にグラウンドが少ない」と考えていた市が借り入れ、同施設を建設することになった。
面積は約7900平方メートル。既存のフェンスに防球ネットを張り巡らせ、夜間でも使用できるよう照明を設置。フットサルも可能で、ゲートボールができる人工芝広場も設ける。駐車場は34台分を用意。広場や駐車場の使用料については検討を続けている。
同施設の利用方法について市は、小学生のサッカー大会や、一般市民への貸し出しなどを想定している。
浦安中PTA・防犯パトロールカー夜間巡回「小中学生のみなさん、9時以降の子供だけの外出はやめましょう」
浦安中PTAおやじの会は20日、市が購入した防犯パトロールカーを使って学区内の夏休み夜間パトロールを行った。当日は金曜日だったが「特に目立った子供たちはいなかった」という。
市役所を午後8時半に出発した“おやじ“たちは、青色灯を回し、拡声器で注意を呼びかけながら、海楽から猫実、当代島、北栄、海楽を経る約1時間半のコースを巡回。バス通りや交通の多い通りから一本裏の道に入り、公園や駅周辺、小中学校周辺などを縦横に走り、子供だけの外出を見かけると「早く家に帰ろう」。
同パトロールは、同中PTAが自転車で夏休み期間に行っているパトロールの一環で、防犯パトロールカー貸し出し第一号になった。PTA会長の永井通さんは「おやじの会のパトロールは毎週土曜日に行っており、今回が3回目。以前に比べ子供だけの外出は減っているが、高校生が目立つようだ。防犯パトロールカーは、警察車両に似ていて犯罪の未然防止に効果があると思う。小回りもきいて、路地を回るのに使いやすい」と語る。9月以降のパトロールは、検討中だという。
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