市川よみうり2001年1月 |
6901人が晴れて大人の仲間入り 朝から雪模様となった成人の日の8日、市川・浦安両市で成人の集いが行われた。対象は昭和55年4月2日から同56年4月1日生まれの、市川市5092人(男2717人、女2375人)と、浦安市1809人(男958人、女851人)の合わせて6901人。晴れて大人の仲間入りを果たした。
市川市会場の同市文化会館は午前10時ころから、友達を見つけては記念写真を撮る光景が見られた。またロビーでは今年初めて、市川市消防団員募集が行われ、副団長・鈴木俊一さんは「一部の新成人が、消防団に興味があるという成果が得られた。入るきっかけが必要なので、関係機関と協議していきたい」と手ごたえを話していた。
大ホールでは市内の和太鼓グループ・郷童会メンバーが力強くオープニングを飾り、さまざまな分野で夢実現のために歩み続けている新成人4人がビデオで紹介され、それぞれ舞台で抱負を述べた。
市川市とちばコープが「災害時応急生活物資供給等の協力協定」締結 市川市は昨年末、生活協同組合ちばコープ(高橋晴雄理事長)と「災害時における応急生活物資供給等の協力に関する協定」を締結した。同協定は地震や風水害などの大規模災害が発生したした場合、市と生協が協力して市民生活の早期安定を図るため、応急生活物資供給等の協力に関する事項について定めたもの。
同市消防局防災課は「これまで単一物品での物資協定は53協定あったが、食料品や飲料水を始めとする日常雑貨や衣料品などの総合的なものは今回が初めてで、ちばコープで取り扱う商品の全てを優先的に、災害発生時前の適正価格で供給する。この協定は流通備蓄に代わった第一歩」と説明する。
協定の利点について防災課は同生協が「避難所まで物資を移送するための、災害地域に入れる緊急車両登録車を28台所有。さらに、塩浜に大きな倉庫を持っていることや、阪神淡路大震災時に全国のコープが連携を密にして支援を行ったこと。その時の責任者が市川に着任してきたことなど、今回の締結には特色がある」と説明している。
外環道路・市川市高谷地区でダイオキシン類検出 東京外郭環状(外環)道路予定地・市川市高谷地区の一部でダイオキシン類が検出されたことを重く受けとめた市川市は、独自で昨年8月から10月にかけて、土壌や公共用水域、飲用井戸水、ボーリングによる観測井水質の緊急調査を3地点で実施、このほど結果を報告した。
同調査によると、「土壌と公共用水域、飲用井戸水についてはいずれも、ダイオキシン類の環境基準を満たしていた」ものの、観測井水質調査で12地点から2・3ピコグラムと2・8ピコグラムの数値が検出され、環境基準の1ピコグラムを超過していることが明らかになった。市では昨年12月25日、「市川市ダイオキシン類総合対策会議」を開き、高谷地区の追加調査と柏井や大町、市川南地区などの飲用井戸水44か所で、1月から3月にかけて確認調査を行うことを決めた。
調査対象となる飲用井戸水は、現在も使用されている深さ平均約50メートルのもので、柏井焼却場周辺(柏井3−4丁目)35か所と、柏井少年野球場周辺2か所、大町地区6か所、市川南地区1か所。
11年ぶりの記録江戸川の水面に薄氷 市川市内を流れる江戸川の水面に薄く氷が張った。場所は里見公園下の岸側や市川橋の下、江戸川区と市川市の岸側付近。川の真ん中の橋の陰となっているところにも、シャーベット風になっているところが見られることから、川面全体にかすかに張っていたことが分かる。
14日ごろから、大陸からの寒気団の影響で裏日本では豪雪に見舞われ「市内での最低気温は15日午前6時48分の氷点下4・1度。平成2年1月27日午前6時に記録された氷点下と同じ気温で、11年ぶりの記録となった」(消防局指令課)。
◇14日から21日までの最高気温と最低気温は次のとおり▽14日 最低気温=午前6時9分(氷点下3・1)。最高気温=午後2時1分(4・8度)
▽15日 最低気温=午前6時48分(氷点下4・1度)。最高気温=午後3時4分(4・6度)
▽16日 最低気温=午前5時44分(氷点下2・8度)。最高気温は午後2時8分(6・3度)
▽17日 最低気温=午前6時36分(氷点下3・1度)。最高気温=午後1時48分(7・2度)
▽18日最低気温=午前7時(氷点下1・3度)。最高気温=午後3時(8・6度)
▽19日 最低気温=午前6時(1度)。最高気温=午後2時(4・7度) ▽20日 最低気温=午前5時(氷点下0・1度)。最高気温=午後4時(3・5度)
▽21日 最低気温=午前7時(氷点下0・3度)。最高気温=午後1時(9・7度)