子供に引き継ぐ地域の踊り

 ICAが指導~八幡小運動会

ICA会員と一緒に地域の踊りを踊る児童
  市川市八幡の歌と踊り「八幡音頭」を地元の子供に引き継いでいこう―。同市立八幡小(横田恒幸校長、児童数672人)の全児童が、民謡・民舞の会のICA(市川芸術協会、山本弥恵子会長)の指導を受け、先月22日に開かれた運動会で八幡音頭を披露した。
 
  児童は、ヒスイ色の鮮やかな着物姿のICA会員約70人と、豆絞りの手ぬぐいを頭に巻いた教諭とともに校庭で幾重もの輪を2つ作って踊った。子供たちは、ICA会員たちに感謝の言葉と大きな拍手を贈っていた。
 
  参加したICAの高松久子さん(71)は「孫のような子供たちと一緒に踊れて楽しかった。もっと長く踊っていたかったです」、大津希依子さん(84)は「子供たちは元気で、毎年上手になっています。私たち、若返ります」と喜んでいた。
 
  八幡音頭は江戸川の風景や地域の名所旧跡、ナシやイチゴなどの歴史ある産物などを歌詞に込めており、横田校長自ら子供たちに解説。山本会長は「小さいころに体験したことは忘れない。これからの世代に、ふるさとのよさを染み込ませたい」と、同小での指導を会員とともに続けている。

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