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湯滴浴びて無病息災
白幡天神社・湯の花神事
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市川市菅野の白幡天神社で先月20日、熱湯の滴を浴びて無病息災を祈る伝統神事・湯の花祭りが行われ、地元住民や市立菅野小2年生80人など大勢の人たちが集まった。
同祭りは、「熱湯に手を入れヤケドをした者に罪有り」とする古代の裁判に由来するもので、同神社で古くから行われている伝統行事。鈴木啓輔宮司が、湯がグツグツと沸く大釜の中にクマザサの束をつけてから勢いよく振り回すと、立ち込める白い湯気と飛び散る滴に場内は大歓声。児童たちが「かかってなーい」と大声で催促するなど、釜を取り囲んだ人々は大喜びだった。
祭りのあとは、サトイモとコンニャクの田楽や甘酒がふるまわれ、参拝者たちが昔ながらの素朴な味を堪能。クマザサは参拝者たちが持ち帰り、来年の同祭りで熱湯を沸かす火にくべられる。
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